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今回紹介いたしますのはこちら。


「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミアILLEGALS(イリーガルス)-」第4巻 脚本・古橋秀之先生 作画・別天荒人先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、大学で知り合ったマコトに芽をつけられてしまった航一。
彼女の登場によって、ひそかに航一に思いを寄せていたポップはやきもきしっぱなし!
にわかに持ち上がってきた航一を取り巻く恋愛模様ですが、そんな裏ではなにやら師匠が独自に動き回っていて……?



ポップの元に、イベントの出演依頼が舞い込んできました。
といっても地元の商店街のちょっとしたステージに、地元の元気な娘を呼んでちょっとした花を添えようという程度のものの様子なのですが……
なんだかんだ求められて悪い気はしないポップ、航一とその航一が協力を頼んだマコトのサポートもあり、着々と準備を進めます。
さらにマコトがその辣腕を振るい、イベントを大きく盛り上げて話題をかっさらってしまおうと言うことになり、どんどん舞台は派手に整えられていくのです!

紆余曲折あったものの、イベントは当日を迎えました。
盛り上がりを予感させるイベント前、その雰囲気を快く思っていないものがいました。
……蜂須賀です。
イベントにプロヒーローがやって来るサプライズがあると聞き、不快さを感じた蜂須賀は、だったらヴィランのサプライズがあっていいと画策。
以前も利用したポップの大ファン、ウナギの個性をもつテルオ君を再びけしかけ、イベントを台無しにしようとしたのです。
が、そこにはイベントに呼ばれていたものの、合法的に(?)さぼる口実を探していたイレイザーヘッドが駆けつけました。
ウナギの個性に手を焼くものの、何とかほぼ句に成功した……と思いきや、テルオの個性は「ウナギ」ではなく、「電気ウナギ」だったことがここで発覚!!
ものすごい勢いで電気を放ち、街中を停電にしてしまうのです。

テルオはそこで力尽きて御用。
ですが蜂須賀は、この停電をせっかくだから利用しようとほくそ笑んでいました。
暗闇でパニクっている会場に、トリガーをたっぷりぶち込んでやろう、と企んだのです。
蜂須賀にヴィランの仕事を依頼している依頼主は、それはやりすぎ、騒ぎが大きくなれば今後この街での活動が続行できなくなる、と渋るのですが……説教とかマジ嫌いなんですけど、と蜂須賀は効く耳を持たないのです。
が、その凶行が行われることはありませんでそた。
そこに、一人の男がやって来たからです。
「説教は嫌い」か、もっともだ、まあ好きなやつはいないだろうな。
若い娘ならなおさらだ、頭ごなしが通じるわけがない。
そう言って現れたのは……そう、師匠……ナックルダスターです!!
その点俺は理解がある方だ、なるべく手短に済ませよう。
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帰るぞ珠緒、母さんが待っている。
そう言って師匠は、いつものナックルダスター……だけでなく、ナックルダスター型のスタンガンを構えるのでした!!

帰るとか待ってるとか意味わかんないんですけど、という蜂須賀ですが、師匠は黙っていろと一喝。
「蜂使い」ではなく、雄黒珠緒、俺の娘に行っている、と言います。
蜂須賀は……蜂須賀ではなく、師匠の娘で、その体を「蜂使い」に乗っ取られている……?
その事実を肯定するかのように、蜂須賀はけたたましく笑い始めました!!
師匠は構わず、スタンガンで殴り掛かります。
蜂須賀は、それで得物がスタンガンってわけ?可愛い娘にケガさせないように?それって丁ぬるいんですけど、と涼しい顔でスタンガンの一撃を回避します。
スタンガンの攻撃が来るとわかっていれば、かわすのはなんてことないと言うことなのでしょう。
が、その直後、師匠は全く躊躇せず逆の手、ナックルの方で殴り掛かっていくではありませんか!!
流石に面食らった蜂須賀は、表情を変えて必死に回避!
わずかにかすったその拳、師匠が全く手加減する気がないことがうかがえます!!
拳で殴ったら意味ないだろ!!と、怒りもあらわの形相で叫ぶ蜂須賀ですが……
師匠はとんでもないことを言いだしました。
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出来ればスタンガンは当てずにすませたい。
こいつは特別性だ、高電圧高電流、手足にかすれば全身が痺れ、胸に当たれば心臓が止まる。
にやりと笑いながら、そんなことを!!
蜂須賀はハッタリだ、と左目から無数の蜂を飛び出させます。
その蜂の針には、薬が仕込まれています。
しかし師匠はそれも構わず、どんな薬物でも俺が「女王」を潰す方が早い、と突っ込んでいくのです!!
ところがその瞬間、一匹の蜂が爆発するではありませんか!!
蜂須賀は再び笑い、そいつらには爆薬が詰められている、まとめてくらえ、爆殺してやるよ!と爆弾蜂を集団で向かわせ……!!
次々に爆発し、煙に包まれる師匠!!
その直後……煙の中から師匠がそのまま駆けだしてくるではありませんか!!
師匠はその蜂須賀の言葉こそがハッタリであると見切っていました。
本物の爆弾と呼べるのは最初の一匹だけ、宿主の負担が大きいため爆弾の使用には制限がかかっていて、残りの蜂は威嚇用の花火のようなものだ、とあっさり看破。
さらにその事実から、もはや蜂須賀にはまともな攻撃手段がないことも見破ってしまったのです!!
こうなればもう蜂須賀は逃げるしかありません。
一人でイキってろバカ!と言い残して、ビルからビルへと飛び移ってその場から逃げるのですが……
ここですんなり逃がすような師匠ではありません!!
花火の次は鬼ごっこか、よかろう。
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逃げきれるかどうか、勝負だな!!
そう言って笑い、鍵付きワイヤーを駆使してビルからビルへと飛び移り……蜂須賀を、いや、娘を追うのでした!!!



というわけで、蜂須賀の意外な正体が判明し、そしてそのまま親子対決へとなだれ込んでしまう今巻。
蜂須賀を追いかける師匠ですが、蜂須賀が本当に戦う手段がもうないのかはわかりません。
師匠は蜂須賀に追いつき、そして娘を助けることができるのでしょうか?
娘の命を奪わんばかりの勢いで攻撃を仕掛ける師匠……もちろん娘が死んでもいいなどと考えているはずがありません!
その戦いの行方は……!!

さらに気になるのは、師匠のこの後でしょう。
このお話の流れから言って、師匠がトリガーを追いかけていたそもそもの目的はおそらく娘を取り戻すため。
この戦いが決着すれば、どんな結果に終わったとしても師匠の目的は達成されるはず。
そうなると師匠はこの後もヴィジランテとしての活動を続ける必要はなくなるわけで……?
と言っても師匠、あの性格ですからきっと黒幕も殴らなくては気が済まないと言ってくれるはず!!
目的を達してさらに積極的になるのか、今まで通りのスタンスなのか?
やはり本作の大きな魅力の一つとして、師匠の主人公側としては型破りな性格がありますから、今後の動向が気になるところですね!!

そしてもう一つの重要な要素、ポップのステージの方も見逃してはいけません!!
イベントの準備でも様々な出来事が巻き起こり、そのステージを作り上げるまでの過程だけでも興味深いところ。
ただでさえ緊張する公のステージ、さらに大停電と言うトラブルに見舞われるポップはそこでどう立ち回るのか!?
ポップもしっかりその魅力を見せてくれるのです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!