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今回紹介いたしますのはこちら。

「よつばと!」第14巻 あずまきよひこ先生 

KADOKAWAさんの電撃コミックスより刊行です。


さて、よつばととーちゃんの毎日を描いていく本作。
今巻でもそんな何事もない楽しい日々を描いていきます!!



よつばは、切符を買っています。
とーちゃんから半ば強引にお金を受け取り、何とか切符を購入したよつばは、今度はとーちゃんの手を引いて歩きだします。
よつばにはなれずついてきて、てをはなさないで!
とうきょうでは、てをはなしたらもう、おわりだよ。

とーちゃんとよつばはある用事のため、東京に向かうこととなりました。
初めての東京にわくわくが止まらないよつば、切符は自分の役目だととーちゃんを先導し、自動改札へ。
無事切符の投入を果たし、先頭車両へ。
よつばの予想不可能ななぞなぞに答えたりしているうちに、電車は終点の池袋に到着します。
降りたら次の電車に乗り換えるぞ、と言うとーちゃん。
よつばは、もうここが東京だと聞くと……俄然緊張してきてしまった様子。
緊張の面持ちで自動改札に向かうよつば。
さっとな、はなれずついてきて!ととーちゃんを先導するよつばなのですが……
切符を入れて、さあ改札を通ろうとしたところ……
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バン、と改札が閉じてしまうではありませんか!
目の前に突然立ち塞がる扉……!
よつばは頭が真っ白になり、顔面蒼白になって立ち尽くしてしまいました。
とーちゃんは、切符を取っていったん戻れと言うのですが、四葉はひたすら困惑。
切符を手にしたものの、よつばたちの後に改札を通ろうとしていたおじさんの舌打ちも聞こえてきまして、ショックは倍増してしまいました。
それでも何とか気を取り直して、切符を検めてみますと……今改札に入れた切符は、昨日自分で作った練習用の疑似切符ではありませんか。
これで改札が閉じてしまった理由ははっきりしました。
今度こそ本当の切符を入れますと、すんなり通過!
未だ残る不安をいやそうと、しっぱいした、ととーちゃんの手を握ろうとしたものの、握った手は見知らぬ別のお兄さんの手で……!
ごめんなさい、と言うよつばはもはや、半ば放心状態になってしまうのでした……

練習したのにな、とうなだれながら、今度はJRへの乗り換えのための改札へ。
今度はとーちゃんがやって、よつばにはJRはまだはやいかも、と切符を差し出すよつばなのですが、とーちゃんはそれをきっぱりお断り。
切符はよつばの役目なんだから、よつばがやれ、と言い放つのです!
今まで以上に緊張しながら……トーンダウンした声でついてきてくださいと扇動し、そして切符をしっかり確認。入れる向きはあるのかなども確認し……切符を投入!!
今度は……無事通過できました!
大きく息をついて落ち着きを取り戻すよつばは、できた、ととーちゃんに確認し……
そこでようやくいつもの笑顔を取り戻し、
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とうきょうでもできたよ!とにっこりするのでした!

そして、よつばととーちゃんは東京名物満員電車に乗り込みました。
そのあまりのあんまりぶりに根を上げそうになり、これは正しいことなのかと悲鳴を上げるよつば。
ですがそのとき、次は原宿と言うアナウンスを聞いた途端、原宿で降りようと声を張り上げました!
ちょうど待ち合わせまで時間もあるので、とーちゃんはよつばの提案を受け入れるのですが……

原宿にはいつものように大勢の人がごった返しております。
その中にはコスプレまがいの格好をした女性なんかもいまして、うちゅうじんがいる、とあのよつばをおびえさせてみたり……
とりあえず宇宙人(仮)から距離を取りまして、よつばは話に聞くクレープを食べたいととーちゃんに提案。
他に何かあるかもしれないから後にしようと言うとーちゃんですが、よつばは信じません。
よつばがうっかりするから、クレープをたべないでおわらせるつもりか、と勘繰るのですが……
とーちゃんはなかなか見せないきりっとした顔で、バカを言うな、クレープは食う、必ず!と約束してくれました!!
なんでも最近ちょっとおしゃれに気を使っているとのことで……
原宿でクレープがおしゃれと言うのもどうかと思いますが、まぁこの二人らしくていいではありませんか。
そんな感じで街を歩いていますと、今度はそこかしこでわたあめを食べている人が見られるではありませんか。
お祭りでもないのに、と戸惑うよつばですが……すぐそこにわたあめ屋さんがある事を知ると……食べずにはいられません!!
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二人は一つのわたあめを分け合って食べ、その後さらにきっちりクレープまで食べるのでした!!

二人でクレープを堪能していますと、とーちゃんの買ったばかのスマホにメッセージが届きました。
いまどこ?というメッセージに、原宿なう、今から向かう、クレープ食ってるなう、とまたちょっと古い感じのメッセージを返信しますと……
メッセージの相手は、なんで昼食前にクレープ食べてんの、とお叱りの言葉で返してきて……
とーちゃんはよつばに、昼ご飯前にクレープ食べてるの怒られた、と素直に告白しながら、待ち合わせ場所に向かうのでした。
わたあめはだまっとく?と言うよつばの声を聞きながら……



というわけで、2年半ぶりの新刊の刊行となった今巻。
ですが今巻のノリも今まで通り、双葉の元気なあれやこれやがたっぷり楽しめる内容になっております。
今回は紹介させていただいた東京編がメインとなっておりまして、前日譚的なエピソードも含めると今巻の3分の2を占めることとなっています!
コンクリートジャングルに迷い込んだ(?)よつばはどんな騒動に巻き込まれるのかっ!?
勿論そんな大事件が起きるはずもございませんが、見ているだけでほほえましい、何事もないのに楽しい様子が堪能できますよ!
そしてばーちゃんのような、話の構成上レギュラーにはならなそうながら、とーちゃんやよつばと深い関係のある新キャラクターもこの後登場!
今までのキャラとは違う立ち位置や性格の新キャラクター、その活躍にもご期待ください!!

前半では本当にいつも通りの日常が描かれておりまして、ジャンボや風香、あさぎ、しまうーといったレギュラーや準レギュラーが登場!
いつもの面々も健在なのでご安心を!!

今回の東京編であるアイテムをゲットしまして、これからこう言った遠出編が増えていくような感じになってきました。
とーちゃんやよつばがどこに行くのか、というお楽しみも出てきた本作。
あずま先生のこだわりをビンビン感じる、空気まで描きこんでいるかのような渾身の描写で描かれていくあちらこちらが見られるとなれば……次巻の発売がいつになるかはわかりませんが……ますますこれからも楽しみですね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!