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今回紹介いたしますのはこちら。


「僕のヒーローアカデミア」第18巻 堀越耕平先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。


さて、死穢八斎會に突入した出久達でしたが、そこで多くの犠牲を払うこととなってしまいます。
切島は辛くもヴィランを撃退する事ができましたが、同行していたプロヒーローとともにかなりの重傷。
ミリオは個性を破壊されてしまい、さらにナイトアイは命にかかわる重傷を負ってしまうのです。
そこにギリギリのところで出久が駆けつけたのですが……?



個性によって成り立っている今の世界。
その個性と言うのはそもそも、未知のウイルスがネズミを介して世界に拡がった……という説もあるのですが、それも単なる数ある推論の一つにすぎません。
ですが、少年だったころの治崎はその説を見て考えたのです。
個性は病気なんだ、と。

やがて治崎は、エリの個性を伸ばすことで、単なる肉体の巻き戻しだけではなく、「種」の巻き戻しまでできるようになりました。
これで人間を、個性が使えるようになってしまった以前まで空き戻す。
そして個性で成り立つこの世界の理を壊す!!
仲間を取り込んで強化した力で、猛然と出久に襲い掛かる治崎!!
出久は今、そのエリの巻き戻す力を常時浴びてしまっています。
本来ならば赤ん坊にまで若返るどころか、単純な時間遡行を越えて人類に進化する前の猿やそれ以前の脊椎動物に変化してしまう、かもしれない状態なのですが……
その力を、ワンフォーオールの力を常に全開で発動し、体を破壊し続けることにより、傷の修復に回すことで事実上無害化していたのです!
しかし治崎にとっては、その行動こそが最も気に入らない部分のようで。
価値もわからんが気に利用できる代物じゃない!と激昂し、より激しい攻撃を仕掛けてくるのです!!
が、さすがの治崎もワンフォーオールの力に真っ向から太刀打ちできるほどの力はない様子。
出久の渾身のキックをくらうと、
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その巨体がとんでもない勢いで宙を舞いました!!
今までの劣勢から一転して攻勢に出た出久ではありますが、勝利の予感に酔いしれる場合ではありません。
今こうしている間にも、エリの巻き戻す力は強くなって言っています。
「止め方がわからない」と言っていたエリの力。
かつて出久がワンフォーオールの力を使った時と同じように、常に全開、アクセルべた踏みの状態で力を発揮しているのでしょう。
ですが、今エリは出久のために力を振るってくれています。
それを止めるようになど、誰が言えましょうか!!

一方の治崎は、吹き飛ばされながらも過去の出来事を思い起こしていました。
それは、組長に自分のしていたことをとがめられた時の記憶。
組長のためにとはいえ、暴走ともいえる行動を繰り返していた治崎。
俺の道から外れたことはするな、と繰り返し注意されていた治崎は、内心組長のやり方に苛立ちを覚え、本当は何も考えていないんじゃないか、とフラストレーションを溜めていました。
やがてその苛立ちが限界に来たのは、個性を破壊できる薬と、それを巻き戻して元に戻す薬を使って勢力を強め、日本を裏から支配しようと言う提案をしたときに言われた時でした。
エリの体を道具としてしか見ないその計画を聞いて、組長はこう言ったのです。
ダメだと言ったはずだ、あの子を、人をなんだと思ってんだ。
ウチの考えに背きてえなら、お前はもう出ていけ。
……治崎は本当に、組長に報いたかっただけなのです。
それでも、英雄気取りの病人たちが組長を隅へと追いやったことが……そして、そんな状況を甘んじて受け入れているようにも見える組長が、許せなくなって……
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治崎は、組長を……壊しました。
いつか計画が軌道に乗って、治崎が、八斎會がでかくなったら修復する。
そう誓って……

どいつもこいつも大局を見ようとしない!!
そう叫びながら、再び治崎は自らの体を分解して修復し、万全の状態に戻りながら攻撃を仕掛けてきました。
目の前の小さな正義だけの、感情論だけのヒーロー気取りが俺の邪魔をするな!!
そう叫ぶ治崎でしたが、その瞬間、既に出久は治崎の背後に回っていたのです!!
ワンフォーオール100%のスピードならば、極短い修復の隙をつける!
出久は、この治崎の回復の瞬間を待っていたのでした!!
目の前の、小さな女の子一人救えないでみんなを助けるヒーローになれるかよ!!
出久の雄たけびとともに繰り出す、回復の隙すら与えない猛連撃!!
その出久の勇姿を……ナイトアイは、確かに見ていました。
出久が殺されてしまう、という100%動かしようのないはずの未来を見たナイトアイ。
ですがその目の前で繰り広げられている光景は、
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とてもその変わらない未来につながるとは思えない光景で……!!



というわけで、八斎會編がとうとう決着となる今巻。
あまりにも強力な個性を持つ治崎でしたが、巻き戻しと言うまた反則級の個性の力を借りた出久の力でその野望も打ち砕かれようとしています。
ですが、治崎はこのまま大人しくやられるのでしょうか。
そして、どんどんと強まっていく巻き戻しの力を浴びている出久は?
さらにこの戦いで明らかに何かを企んでいる、ヴィラン連合の潜入組の動向は……?
クライマックスを迎える八斎會編、最後の最後まで目の離せない、激動の展開が待ち構えているのです!!

そして物語は新シリーズへ。
この騒動で忘れかけておりましたが、轟と爆豪の仮免取得のための講習編が始まります。
ハードなバトルの連続だった八斎會編から打って変わって、意外にも平和な講習が行われる……と思いきや、こちらも平和なりに大変で難しい試練が待っていました!!
その試練、轟や爆豪にはとてもむいていなさそうなものなのですが……
こちらのシリーズも、八斎會編とは別のベクトルで楽しみなものとなっています!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!