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今回紹介いたしますのはこちら。

「放課後の拷問少女」第2巻 BOKU先生 

講談社さんのマガジンKCより刊行です。


さて、ひょんなことから拷問を研究する人文研究会に入部させられてしまった石丸。
拷問の実験台にされると言う物騒極まりない境遇に陥れられてしまった石丸ではありますが、周りの部員はみんな美少女ばかり。
嬉しいような困るような、そんな石丸の日常が幕を開けたのでした。



突然人文研究会に現れた、褐色肌もまぶしい少女、三戸森若葉。
彼女は石丸の幼馴染で、最近まで海外で暮らしていたようなのですが……石丸が恋しくて日本に戻ってきた、と豪語。
石丸をダーリンと呼び、積極的にスキンシップを取ってくる彼女を見て、何故だかモヤモヤが止まらない清香は、学生は学生らしい節度のある恋愛をすべきだ、と若葉のことを諫めようとしました。
それでも止まらない若葉、どうしても止めようとする清香。
二人のプチ衝突は続き……麻美の提言で、なぜか二人は石丸の貞操の所有権をかけて拷問対決をすることになってしまいました!!
その対決の内容はと言いますと、ずらりと拷問が並んだるルーレットにダーツを投げ、当たった拷問を受けていき、耐えきれなくなった方が負け、というもの。
問題なのは、そのダーツを投げるのも、拷問を行うのも石丸だということ……!!
そんなとんでもない勝負を二人が受けるはずがない、とうろたえる石丸なのですが、若葉は意外とまんざらでもない様子。
どうせされるならダーリンが良い、ダーリンなら優しくしてくれるでしょ、と言いだすのです。
……それにしてもなぜ若葉は、今までまともな彼女ができない暗い人生を送ってきた石丸などにべたぼれしてしまっているのでしょうか?
素直にその疑問を麻美が投げかけますと……
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若葉はなぜか顔を背け、頬を染めて黙ると言う意味深なリアクションを取るのです!!
彼女とは何もないとフォローしようとする石丸ですが……清香はなぜか闘志が燃え上がったご様子!!
結局二人の対決は始まってしまうのでした。

先攻(攻なのかはわかりませんが!)は清香、当たった拷問は……何の因果かくすぐり拷問。
第1話でもわかるように清香はくすぐりに大層弱く、ものすごい勢いでもだえ苦しむのですが……何とか耐えきりました。
続いて若葉に当たった拷問は、脚部指圧マッサージ。
足を強めにマッサージし、その痛みにもだえ苦しむあれです!
その後も清香に足裏へのハリセン連打、若葉に整体、清香に石抱と、次々に拷問が執行。
石丸も何か人文研究会員としての使命にでも目覚めたのか、真面目にその拷問をこなしていくのです!!
気が付けば二人の息は絶え絶え、それでもまだやれる、と心だけは折っていません!
そんな二人の姿を見て、石丸は悩みます。
戦う二人の美少女、勝った方に俺の貞操が奪われる、俺はどっちを応援すればいいんだ。
と、そこまで考えてはたと気が付くのです。
どっちが勝っても、俺にはいい話はないか?
女の子をいじめるのは不本意だが、こうなったらもう中途半端ではいられない!
その手に電動マッサージ機を取り、仕方ないと言う心の声とは裏腹に、やる気満々の石丸!!
止めを刺さんとばかりに、「卒業」のための拷問を行おうとするのですが……
そこで、
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時間切れ、と麻美がストップをかけてくるのでした。
試合時間は60分、勝負がつかなかったので無効試合。
石丸の心を見透かすようにそう笑う麻美……
静寂の中、やり場のない思いをスイッチの入ったマッサージ機の振動がだけが表す、そんな部室に……リコがやってきました。
ぐったりと床に横たわる清香と若葉、その前に立ちはだかったマッサージ機を手にしている石丸。
こんな現場を見ては、リコでなくとも石丸に激しいツッコミをしてしまうのも無理はないことでしょう……!!

それにしても、何故若葉はここまで石丸に惚れてしまったのでしょう。
改めて尋ねられた若葉は、ダーリンのワイルドなところに昔から惚れている、というのです。
10歳の少年少女だった石丸と若葉は、伊江が屯り同志と言うこともあり、よく一緒に廃墟やら山らに探検に行っていたとか。
ある日山の中で、若葉は不注意でちょっとしたがけから転落してしまいました。
石丸ともろともに落下してしまった若葉、掌をすりむいちゃった、ちょっと血も出てる、痛いよ、と涙を流すのですが……
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石丸はそんな若葉の頭にチョップ!!
甘えるな!めそめそしている場合じゃないだろ!と一喝し……
その時のワイルドさに惚れてしまった、というのです!!
どう考えてもクズの行動なわけで、三人はなぜそれがきっかけとなったのか唖然とするばかりなのですが……
実はそのお話、若葉の判断で大事なある事が伏せられていて……!

ともかく、好きな誰かに支配されたり、嫌いな誰かを想うがまま支配したり、木にある相手の本音を聞きだしたりする「拷問」を研究するのが人文研究会だ、という麻美。
そんなうたい文句に、若葉もなんだかんだと惹かれてしまい……!?



というわけで、新キャラクターの若葉を加えて一層サービスシーンとラブコメ要素がアップしていく今巻。
若葉はそのビジュアルとは裏腹に、比較的常識人で素直、石丸に一途な思いを抱く乙女さん。
彼女の行動のほとんどは石丸をゲットすると言うベクトルの下に行われておりまして、そんな彼女のかわいらしさを存分に楽しむことができますよ!!
さらにこの後、もう一人新キャラクターが登場!!
その新キャラクターは新たな部員、というわけではないのですが、本作において一番拷問的なものに対する経験値の高い人物となっています!
そのキャラクターの登場によって、人文研究会の拷問探求が一層進むことは間違いなし、そして麻美以外のメンバーの新たな扉が開いてしまうのも間違いなし……かもしれません!!

今巻は新キャラ二人の登場によって、1巻から出ていたメンバーの活躍はちょっぴり少なめ。
ですがそれでも彼女たちのメインのお話がしっかり用意されているのでご安心ください!!
ほんのわずかながら出れつつある傾向の見えるリコ、なんだかんだと石丸のことが気になっている清香、謎多き麻美の底しれなさ……
新キャラを含めて、彼女たちそれぞれの魅力が堪能できますよ!!

そして本作に欠かせないサービスシーンももちろん豊富!!
拷問、と言うよりソフトなSMプレイな感じのあれやこれやで披露される各キャラのいろいろな姿、妄想の中で繰り広げられるあられもない光景……
エロスなお楽しみも十分用意されておりますのでご安心召され!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!