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今回紹介いたしますのはこちら。
「性犯罪特殊対策チーム 捜査3.5課 マルセイ!!」第1巻 鯨川リョウ先生 

小学館さんの裏サンデーコミックスより刊行です。


鯨川先生は13年ごろから別名義で成年向け漫画で活躍し、現名義で16年より「秘密のレプタイルズ」の連載を開始した漫画家さんです。
「レプタイルズ」は鯨川先生のご趣味である爬虫類に関しての思い入れを感じさせてくれる作品で、現在も連載中ですが、本作はそんな先生のもう一つの得意ジャンル(?)である、エロス要素を全面に押し出した作品となっています!
気になるその内容はと言いますと……?



但木心は、今日から正式に警察官として働くこととなりました。
身をとして市民を守り、世界の笑顔を一つでも増やして見せる!
そんな殊勝な思いを胸に、配属先を賜る心ですが……その配属先と言うのが、「捜査3.5課」なる、ちょっと普通ではない響きの部署でした。

そもそも普通、いわゆるおまわりさんから警察館としての仕事は始まるはず。
だと言うのに、この3.5課の課長が直々に心に白羽の矢を立てたとのことで、突然心は県警勤務となってしまったのです。
戸惑いを隠せないまま、専属秘書だと言うヒソ子に導かれ、3.5課の扉をくぐりますと……待っていたのは、いかにも「ボス」と言った風情の、サングラスをかけ、葉巻を加えた課長でした!!
そのボス、心の全身をじっくりと見まわし……そして、やっぱりイイ!と叫びます。
嗜虐心をあおる気弱そうでさち薄く控えめな表情、美人過ぎずブス過ぎないすっぴん映えする地味な顔立ち、透き通るような白い肌……
そんな調子で、セクシャルなハラスメントまがいの言葉を投げかけるボス。
あげくに、お前には和装メイドが似合うと思うのだがどうだろう、あとは敢えてJKコスと言うのも着させられてる感が痛くていいと思うぞ!!などと謎すぎる提案をしてきました。
……この3.5課とは一体何なのでしょうか。
ますますわからなくなってしまった心、ここはいったい何なのか、他の皆さんは?と素直に疑問を投げかけます。
まず驚くことに、この課には心の他には、ボスを含めて三名しかいないとか。
そして肝心の3.5課のお仕事の内容は、性犯罪の対策。
とかく性犯罪と言うのは、被害者も声を上げづらいもの。
泣き寝入りをしてしまう被害者も多く、そんな唾棄すべき卑劣な犯罪から、身を挺して市民を守るために結成されたのがこの3.5課、性犯罪特殊対策チーム、
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通称マルセイだと言うのです!!

なんだか想像していたものとは違いますが、これも身を挺して人々を守る仕事である事は間違いありません。
早速どんな仕事をしているのかと聞いてみれば、なんでもミニスカJKコスで満員電車の扉側に立ったり、人気のない暗がりの夜道を一人で歩いてみたりする、のだとか……
どう聞いてもおとり捜査です……!!
ボスの見立てでは、心は変態に人気がある、才能がある、とのこと。
こんなにうれしくない才能もないわけですが、もう一つボスが彼女を抜擢した理由がありまして……
と、そうしている間にその場に居合わせていなかった同僚が姿を現しました。
なんだかものすごい、セクシーと言いますか、お下品なきわどい恰好をした女性……通称
フェロモンです!!
フェロモンは心の姿を見るなり、そんな覚悟のない子はここでやっていけない、誰かに土下座されたらさせてしまいそうな意志の弱い変態の得物みたいな顔をしてるけど、ここで必要なのは才能だけじゃない、覚悟と勇気と犯罪者を引き付ける色気がいるんだ!といきなり扱き下ろしてくるのです!
ですがボスは、心こそマルセイに新たな伝説を作る人物だと言い切って……
そこでフェロモンは、心のマルセイ在席をかけての勝負を挑んでくるのです。
マルセイ勝負……その恐ろしい内容は……「痴漢され勝負」!!
乗車率120%の10分間ノンストップ、痴漢のメッカと言える環境の中に入り込み、先日間班を検挙した方の勝ち、というとんでもないものでした!!
心の意見など誰一人聞かず、勝負はそのまま始まってしまうのです……

フェロモンは今まで以上にとんでもない凄い恰好をして、置換されやすい電車乗降扉の前へ位置します。
心は、とにかく見立たない、地味な服を着て一つ隣の扉の前に立ちました。
さっさと負けて普通の巡査から頑張ろう、全部悪い夢だったんだ、とやる気ゼロ。
実際フェロモンはものすごい、エロスな漫画に出てきそうな恰好をしてますから、釣り針にひっかかる魚もすぐに現れそうなものです。
……が、ボスは逆に、地味な格好をした心の方を見て、やはり天才だ、とサングラスを光らすのです!!
その言葉を証明するかのように……早速心のおしりに男の手が触れてくるではありませんか!!
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しかもどんどんと積極性を増し、その手はおしりをもみ始めて……!!
ボスはこう分析しました。
痴漢と言うのは忌むべき卑劣な犯罪。
必ずしも美人やエロスな格好の人物を狙うのではない。
抵抗しなそうな地味な、心のような人物を狙うのだ!
心はそれを見抜き、あんな地味な服を着たのだ、やはり逸材!!
勿論心にそんなつもりはございません。
ナチュラルにこの服を選んだ結果、犯罪者たちをひきつける結果になってしまったのです!!
その気弱そうな顔通り、気の弱い心は何も声を上げられず、血癇に障られるがまま。
気持ち悪い、身体が自由に動かせない、声も出せない。
ボス、フェロモンさん、誰でもいいから助けて……!!
……ですが、その考えは間違っています。
心は信心といえ、今や立派な警官です。
ここで声を上げ、痴漢を捕まえられないようでは、マルセイどころか普通の警官としての仕事も務まらないでしょう。
もはや心は、守られる立場ではなく、守る立場のですから!!
そんなボスの思いもわからないまま、苦悶する心。
ですが、その痴漢の手が下着の中に差し込まれた瞬間……とうとう心にスイッチが入ったのです!!
その手をむんずとつかみ、いい加減にしてください!と
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ものすごい勢いで痴漢を殴打!!
さらに渾身の張り手……「但木流鋼体術 平掌撃」で、痴漢をふっとばしたのでした!!
……これがボスが心を選んだもう一つの理由。
彼女は、おのれの体を「鋼」に帰る無双の格闘術、「但木流」の継承者なのです!!

……なんだかんだあって結局勝負に勝ってしまった心。
こうして望まずして、彼女はマルセイに在籍することになってしまいました。
これから被害に遭っていたかもしれない女性を救った……とはいえ、こんな仕事がこれから延々続くとなったら……!!
お前のコードネームも決めなきゃな、と言うボスの声とともに、心の絶叫が響き渡るのでした……



というわけで、心のエロスな犯罪との戦いが始まってしまう本作。
この後も、様々な変態犯罪者たちが現れ、心の持っている才能におびき寄せられては撃退されていくこととなります!!
本作のメインは動かしようもなくエロスなサービスシーンなのですが、そんな異常に濃い犯罪者たちの活躍(?)も見逃せないところ!!
めくるめく変態達の繰り広げる、エロスな罠と濃すぎるキャラクターも必見です!!

とはいえやはり最大の注目点はエロス要素でしょう!
心がメインの生贄となるわけですが、フェロモンもそこそこ、そしてこの後登場する新キャラクターもたっぷりそのエロスなあれこれを披露してくれます!!
しかも一応少年誌と言うくくり、だと思う裏サンデーとしては相当攻めているあんなシーンやこんなシーンまで……!
流石ぐじ……もとい鯨川先生、と言わざるを得ますまい!
ちなみに個人的にはその新キャラ、タツクが一押しだったりします……!

そして犯罪者とのエロスなトラブルを一話完結型でやっていくのかと思いきや、今巻の終盤ではお話の軸になりそうな要素まで投入!!
今後の展開にも期待が持たれます!!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!