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今回紹介いたしますのはこちら。

「TAMATA(タマタ)」第3巻 茅ヶ崎麻先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。


さて、家庭教師として太陽協会副会長の家に潜入した田俣さん。
そこでいろいろありまして、何を企んでいるのか分からない副会長の協力を取り付け、協会に潜り込むことになったのですが……?



副会長に導かれ、やって来た会長室。
そこでは、何やら太陽協会員の心構えのようなものを謳いながら、書類を整理している男がいました。
その男を見るなり、田俣さんは彼をこう呼びます。
お父さん、と。

待っていたぞ、という父。
探し求めていた父との久しぶりの対面ですが……父は田俣さんを見るなり、しばらく見ない間に大きくなったな、胸が……と、シリアスな雰囲気にそぐわない言葉を口に出すのです。
と、その直後田俣さんは父の顔面を狙っての跳び蹴りを放ちます!!
が、父はあっさりと回避したではありませんか!!
その蹴りはすさまじい威力を持っており、蹴りの直撃した強化ガラスにひびが入っていまして。
ですが驚くべきなのは、もはや今更なところのある田俣さんの身体能力ではありません。
昔の父ならば、この蹴りは避けられなかったはず。
私の知ってる「不器用な父」ならありえない。
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あなたは誰ですか。
……その父の変貌ぶりに疑心を膨れ上がらせる田俣さんですが、とりあえずその父が本当の父であることは間違いなさそう。
何故なら、家族でしか知り得ない子供のころの恥ずかしい思い出を事細かに語ってくるのですから……
父が本当に父であることは間違いない。
となれば、ますますわからないのは……なぜ、二人の想いがたっぷり詰まったカフェを潰すようなことをしたのか、ということです!!
あのカフェが潰れたのは、太陽協会の工作の仕業。
つまり、カフェを潰したのは、カフェを作った父だと言うことになるわけです。
問われた方の父はと言いますと……最初は何の話だとでも言わんばかりの反応。
そしてど忘れしていた、と言う父はすぐにこう言いだすではありませんか。
あれはご近所から苦情が来たから潰したんだ!
「ガン」ってあるだろ、よく再発する病気。
だから根元からこう……な!
ただでさえ納得の出来ないその物言い。
父はそのあげくにこんなことまでつけたすのです。
あとお前、すげえクズを雇ってただろ、それが決め手だな。
クズなんかほっとくべきなんだよ、助けたって調子に乗るだけで全く改善しねえ!
てかお前なあ、いつになったら愛想よくなるんだ?
……田俣さんは笑えません。
本人もそれを気にしていて……笑えないことを許してくれる人にだけ心を開くほど。
あまりにもショックな言葉を重ねるように告げられた田俣さんは……
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思い切り父に頭突き!
そして、その顔を両手でひっつかみ、いい加減にしなさい、何に影響されたか知りませんが、借りたような薄っぺらい言葉ばかり並べて、私はあなたをそんな父親に育てた覚えはありません!!と、怒鳴りつけたのでした!!
そして今度は諭すように優しく、思い出しなさい、あなたが大事にしていたものを、何を守っていたのかを、と語りかけますと……
父は、人が変わったように、そして絞り出すようにこう言ったのです。
逃げろ、と。
ですが、その言葉が言い終わる前にその部屋に大勢の強化委員が詰めかけてくるではありませんか!!
どうやら副会長がここに来て田俣さんを捉えようと動いたようです!!
会長に頭突きをするなんて、粛清だ!
どんどんと押し寄せる協会員!
ですが田俣さんにとってその程度、何の問題にもなりません。
しかしさあ一緒に帰ろうと手を伸ばす田俣さんに、父は囁くのです。
ダメだ、澄だけ帰れ。
そして何かを耳元でささやき……!!

その言葉は何だったのでしょうか。
結果として、田俣さんは後ろ髪を引かれる想いを抱きながらも、協会を後にしようと逃げ始めます。
ですがそこに……
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太陽協会の幹部格の一人、ミエが登場!!
そして田俣さんの前に立ち塞がり……!!
後方には大勢の強化委員、前方にはただものではない雰囲気を纏うミエ!!
果たして田俣さんはこの場から逃げ出せるのでしょうか!?
それとも……!!!



というわけで、いよいよ会長となっていた父と対面した田俣さん。
変貌してしまっていた父ですが、どうも何やら裏がありそうで……!?
敵本拠地に突入はしたものの、ここで決着とはならず、新たな展開へと突入していきます。
父はなぜああなってしまったのか?
太陽協会に潜む本当の敵とは、その目的とは!?
田俣さんの過去なども明かされながら物語は新シリーズへ!!
その新シリーズから物語はクライマックスへと向かっていくようです!!

本作の見どころとして外せないのは田俣さんのずれっぷりとものすごい仕事ぶり。
今回もそのずれっぷりのほうはそこかしこでいかんなく発揮されていきますが、ものすごい仕事っぷりのほうはちょっとおやすみとなっています。
太陽協会突入の中ではどうしても披露できない、ということもありますが……仕事をしていないからというわけでもないのです。
新しく始まるシリーズでは再び別のお仕事をすることになるのですが、そこで田俣さんは思い寄らない姿を読者の皆様にお見せすることに!!
物語も大きく進む今巻ですが、そちらの方もお見逃しなく!!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!