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今回紹介いたしますのはこちら。

「ガイシューイッショク!」第1巻 色白好(しきしろこのみ)先生 

小学館さんのビッグコミックスより刊行です。


色白先生は10年に成年向け漫画で商業デビューした漫画家さんです。
そのまま成年向け漫画誌や成年向けマークはないもののエロス要素が豊富な雑誌なんかをメインに活動されていたのですが、17年より一般誌であるスペリオールにて本作を連載開始!
この度いよいよ単行本刊行となりました。
ちなみに奥様も成年向け漫画家さん(現在は休業中とのことですが)でして、ご夫婦そろって成年向け漫画家出身と言うのはなかなか珍しいのではないでしょうか!?瓦先生と兼処先生は微妙に違う気がしますし……!

さて、本作はとある事情で知り合った二人の生活を描いていく、エロス要素を含んだ日常漫画となっています。
色白先生の持ち味を存分に生かした本作、その気になる内容は……?


境みちる、漫画家。
初掲載の原稿料が三か月後に振り込みで、それまでは無収入、保証人はなし。
……そんなプロフィールを引っ提げて不動産屋さんに来た彼女を見て、不動産屋さんの店員である小森はこんな印象を受けました。
家出だな、と。
大きい荷物を抱えてやってきた彼女は、身長が小さく、つり目で、そして胸が大きい。
だからというわけではないでしょうが、小森はいろいろと物件に関しての注文が多い彼女に根気よく付き合っていました。
実際、保証人もおらず、収入がないから家賃の前払いもできない、さらに住み込みのバイトなんてもってのほか、という彼女がすんなりと入れる物件などそうそうあるものではありません。
店長からも、さっさと手を引いたらどうだ、帰らせるのもテクニックだと言われてしまいまして……
それでも、困っているみたいだからといろいろと物件を出してみる小森。
ですが、いろいろ提案しても全く妥協せず、ちゃんと仕事をしてくださいとん組まれ愚痴まで叩いて来る彼女にとうとう小森は切れてしまいました。
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だったら大家さんに体で交渉してみますか、そうでもしないとあなたの場合思い通りの部屋に住めませんよ。
家賃の前払いだって、それだけで貸してくれるなんて感謝すべきことなんです、それが嫌なら私の自宅の空き部屋に出も住みますか?安くしときますよ?
あなたはもっと自分の立場をわきまえたほうが良い。
……流石にとんでもないことを口走ってしまったと後悔した小森、慌てて謝って、すこしは妥協してくれないかと取り繕うのですが……
彼女はおもむろに立ち上がり、小森を指さして大きな声で「この人私にHするしか能がないって言いました、だから俺んちの空き部屋に住めって」と、とんでもない発言をして……
小森の頬を思い切りひっぱたいて去って行ってしまうのでした。

……もやもやした気持ちが残ったまま自宅に帰ってくる小森。
小森の家には実際、一部屋空き部屋が残っています。
それは先日別れたばかりの元彼女の部屋で、どうしても未練が残る小森はその部屋を空き部屋のままそっとしておいてしまっているのです。
あのお客、みちるは怒っていたな、元彼女も怒っていたなら何か言ってくれればよかったのに。
そう後悔しても、時間は戻りません。
小森はそんなモヤモヤを抱いたまま、毎日を過ごしていくのです。

しばらくしたある日、仕事を追えて店を出ると……そこにみちるが待ち構えているではありませんか!
ひきつった愛想笑いとともに軽くあいさつして立ち去ろうとする小森なのですが、みちるはこの前の件なんだけど、と何か話しかけてこようとします。
とにかくいろいろマズイ気配を感じた小森はそのままそそくさと立ち去ろうとするのですが、みちるはそのまま小森を追ってきて……とうとう一緒の電車にまで乗ってきてしまいます。
会話のないまま、じっと小森のまっ正面で視線を送ってくるみちる。
とにかくやり過ごそうと携帯を顔の前に持って来て視線をそこに集中させていますと、電車に大勢のお客が乗り込んできて、みちるが小森に寄りかかる体勢になってしまうのです!!
ぎゅうぎゅうの車内、絶えず襲ってくる揺れ。
自然と小森の体に、みちるの豊かなお胸が押し付けられ……小森はどうしても形態に集中することができないのです。
と、そのとき、みちるの服装や荷物があの時の来店時のままであることに気が付きます。
もしかしてあの時からずっと物件を探して回っていたのか?
その彼女の苦労に気が付くと、小森は彼女を壁際へ誘導。
荷物も荷台に上げてあげ、彼女の負担を減らしてやることにしたのです。
それがきっかけになったのでしょう、みちるはようやくぽつぽつと語り始めました。
アレから他のお店にも行ったけど、結局あんたが一番まともに相手してくれてんだってわかった。
だから……
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だから、やっぱりあんたんちの部屋貸して。
……あれはつい口をついて出てしまった言葉で、本気ではないんだと弁明する小森なのですが、みちるももうこの方法しかないと思ったのでしょう。
何度も食い下がってきますし、お部屋を貸してください、お願いします、と丁寧に頼んできたりとなりふり構いません!
さらにその時また電車の揺れなどのせいで彼女の体が小森に密着してきまして、もうまるでエロスなビデオの世界じゃないか、と……小森の体は思わず反応してしまうのです。
そして彼女も何やら、興奮している……!?
そう思ったその瞬間でした。
みちるは小森のポケットに手を突っ込み、小森の携帯を奪取。
その携帯のカメラで自分の下着を撮影し、盗撮をした証拠、のようなものを作り上げてしまったのです!!
そしてその画像を見せつけながら、みちるは言うのです。
部屋貸して、盗撮魔さん。
……この画像は、彼女が自分の携帯を奪って勝手に撮ったものだ。
そう言って、警察は信じてくれるでしょうか?
一気に劣勢に立たされてしまった小森に、みちるは言うのです。
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もっと自分の立場をわきまえろ、その台詞そっくりそのままお返しするわ、このドグサレ擦りつけ野郎。
……こうして、始まってしまったのです。
彼女との、生活における主導権を左右する、エロスな「勝負」が定期的に行われる共同生活が……!!




というわけで、小森とみちるの共同生活が始まってしまう本作。
みちるは基本的にこの高圧的な態度で、あのねつ造した証拠を盾に小森の部屋に住みついてしまいます。
そしてなぜか彼女の方から、自分に好きなように触っていいが、10分間の間に小森の体が反応するかどうか、という勝負を持ちかけてくることになるのです。
小森の体が反応すれば小森の負け、勝った方はその時、自分の言い分を100%通すことができる、というその勝負……
どう考えても、普通の人が持ち掛ける勝負ではありません。
ですが彼女、この勝負を持ちかける理由は住み心地をよくするためと言うだけではないようで。
それは彼女の職業に関係していて……!?

そんなこんなで、みちるに振り回される小森の苦悩と、彼女との勝負のエロスな様がメインとなっていきます。
色白先生の持ち味を生かした、肉感たっぷりのエロス描写は、直接的な描写こそされないもののやはり抜群で言うことはございません!!
そんなエロス要素はもちろんのこと、だんだんと反撃のための怒りの炎を燃やしていく小森の様子や、徐々に明かされていくみちるの人となりや背景も注目で、エロス要素以外の要素も楽しめるのです!!なんとなく物語が進んでいけば小森の元彼女なんかも出てきそうな気がしますし、そうなればまた物語の毛色は変わるはず!!
今後ふたりはどうなっていくのか、そしてエロス要素はエスカレートしていくのか?
楽しみは尽きませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!