5h0
今回紹介いたしますのはこちら。

「五等分の花嫁」第5巻 春場ねぎ先生 

講談社さんのマガジンKCより刊行です。


さて、物凄く楽しみにしていた林間学校が残念な結果に終わってしまった前巻。
とはいえ、五つ子との仲は幾分進展したような?
風太郎と五つ子の奇妙な関係、この後どうなっていくのでしょうか……?



五つ子たちの(親の)お金で、豪勢な個室に入院することになった風太郎。
慣れない環境に置かれた風太郎は、お医者さんの彼女にお見舞いに来てもらえばいいじゃないか(いないだろうけど)、と言う言葉を何となく思い起こしていました。
すると、病室に意外な人物がやってきました。
二乃です。
風太郎を最も敵視していると言っていい二乃が、真っ先に病室にやって来るとは……
ですが、なんだか様子がちょっぴり変。
風太郎にいつものような憎まれ口をひとしきり叩いた後、こんなことしてる場合じゃなかった、と言ってカーテンの陰に隠れてしまいます。
そして、私のことは黙ってなさい、と言って二乃が身を隠しますと、入れ替わるかのように再び風太郎の病室のドアが開きました。
今度は言ってきたのは、一花、三玖、四葉の三人。
四葉は入ってくるなり、二乃が来なかったかと尋ねてきました。
二乃はお見舞いと言うよりも、彼女たちから隠れてるために風太郎の部屋にやって来たとでもいうのでしょうか……?
一花と三玖は、すぐに林間学校ぶり、体調はどうかと風太郎を心配する声をかけてくれます。
四葉もそれに続いて、生きてて一安心ですと冗談交じりで元気づけてくれるのです。
風太郎も、誰が濃いって言ったんだよと言いながらも嬉しそう。
と、その時、四葉はやはり二乃の匂いがする、と鋭い五つ子センスで二乃の存在を察知!
病室内を探し始めるのでした……
四葉の興味が二乃の捜索に移ったところで、三玖は風太郎にこう語りかけました。
回復してよかった、寂しくなったら読んで、いつでも看病に来るから。
風太郎はいつもの調子で、サンキュー、でも一人方が楽だから、と答えたところで、乙女心のわからない風太郎に一花のツッコミが入るのでした。

その後も
5h1
一花と三玖のダブル「あーんして」攻撃(?)などに見舞われる風太郎。
やがて四葉は二乃を発見、四人そろって部屋を出ていきました。
姦しい四人ではありましたが、そんないつも通りの彼女たちのおかげで元気が出たのも事実。
……実は四人、予防接種に来たついでにお見舞いをしてくれただけだったりもするのですが……まあそれでも十分嬉しいところ。
後は体調が万全になってくれれば、と言うところですが……
風太郎はこの病院で、気になる人物に会うのです。
会う、と言っても風太郎からすればちらりと一目見ただけにすぎません。
ですがその人物のほうは風太郎を見るなり、
5h2
「これからも励みたまえよ」と激励の言葉を投げかけてきました。
しかし風太郎、どうもその人物に見覚えがあるような気がして……
遠い昔……風太郎は、記憶をさかのぼります。
それは、決して忘れられない小学生の時の事。
風太郎君、バイバイ。
そう言って、立ち去っていた、思い出の少女……
が、
5h3
目の前に、いる……?!
思わず仰天する風太郎でしたが、その少女は五月でした。
何故風太郎は五月をあの少女と見間違えたのでしょう。
ですが、その謎に迫る前に、五月にはどうしても聞いておかなければいけないことがあるようです。
それは、風太郎はどうしてこれほどまでに勉強にすべてを注ぐのか、と言うこと。
……これは教えてやらなければ、てこでも動かなそう。
風太郎は、語り始めます。
風太郎があの少女に出会った思い出の時でもある、小学生の時の修学旅行のエピソードを……!



と言うわけで、とうとう風太郎の過去が明かされ始める今巻。
過去風太郎は、この五つ子の誰かだと思われる少女と運命の出会いをしていたわけなのですが……風太郎がどういうシチュエーションで、誰に出会ったのか?
その全ては明かされないものの、それでも風太郎と五つ子の間に起きた出来事が少しずつ分かり始めまして。
この過去がすべて明かされる時はおそらくクライマックス直前になるでしょうが……
それでもその過去は興味深いことは間違いないでしょう!!
風太郎の過去や五つ子との接点は、これからも要注目のものとなりそうですね!

さらに忘れてはいけないのが、風太郎と五つ子の関係です。
二乃や五月と言った、風太郎に完全に心を開いていないものをこれからどうするのか?
一花と三玖はすでに心を開いてくれていますが、心を開いているからこそ風太郎とそれ以上の関係になりたいと思ってしまうわけで。
そんなそれぞれの想いがぶつかり合い、トラブルが巻き起こってしまうのです!!

過去の話、未来の話、五つ子の勉強と風太郎への想い。
そんな読み応えあるストーリーを彩る五つ子のかわいらしさももちろん健在ですのでご安心を!!
お話とともに、五つ子たちのかわいらしさも存分にご堪能ください!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!