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今回紹介いたしますのはこちら。

「ジョジョリオン」第18巻 荒木飛呂彦先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、植物鑑定人である礼と合流し、突如襲撃してきた敵を撃退することに成功した定助。
ですがその頃、常敏は、岩人間のプアー・トムと接触し、ロカカカを狙って家にやってくるものを撃退するスタンド、オゾン・ベイビーの罠を張っていました。
定助と礼は、敵の監視を警戒しつつ、その罠の範囲である果樹園へと向かうのですが……?



定助と礼は、果樹園の地下通路を通ってロカカカの元へと向かいます。
この地下通路の存在は、依然戦った八木山夜露も知っていたはず。
定助はこの通路は安全ではないんじゃないかと不安を抱えるのですが……
礼は「特級品」収穫のためだけの秘密の通路の存在は、自分との理助さんしか知らないと言い切ります。
物々しい扉を開き、先に進む定助と礼。
ここに来て定助は、今まで一緒だった康穂の姿がないことに気が付きますが、康穂は康穂で別の気になることができたとのことで、別行動を始めたとか。
そんなことを話しているうちに、礼は果樹編へと続く扉にたどり着きます。
そっと扉を開き、ここから決して顔や手を出すな、隙間から覗くだけだ、と定助を呼びつけます。
そして……隙間から見える木々の中の、「右から二本目の木」がロカカカの枝のある木だと指さします。
絶対にあの場所を忘れるなよ、と礼は言うのですが……はっきり言って、定助にはどの枝のことを言っているのか一切わかりません!
近くでまじまじと見つめればあるいはわかるのかもしれませんが、とてもとてもこの距離では……
勿論礼も、素人である定助が見分けられるとは思っていなかったようで。
それを今教えるよ、とトランクから奇妙お腹たちをした虫の入ったカプセルを取り出しました。
そしてその虫を、
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礼の能力で件の枝へと運び……!
ロカカカの枝にたどり着いた虫は、やがてその体を枝に潜り込ませ始めます。
その虫はこれから枝の成長を促し、12日後には身をつけるだろう、と礼。
後はこのままそっと帰り、12日後にまた収穫にやって来る。
勝負はその時……と思っていた二人なのですが……
すでに、プアー・トムの攻撃は始まっているのです!!

定助と礼がすでに作業を終えたことも知らず、プラー・トムは何処かから果樹園を見張っているのだろうか、とガレージから庭を眺めている常敏。
するとそこに、つるぎがやってきました。
パパそこで何してるの、お話があるんだけど。
愛犬の岩助とともにやって来たつるぎ。
つるぎがたった一人で、わざわざガレージまでやって来るとは、一体何の用なのでしょう。
なんとつるぎ、常敏がプアー・トムに受け取った、攻撃の鍵となるらしい「家の模型」を埋めていたのを見た、と言うのです!
その行動を見られたのもまずいと言えばまずいのですが、問題はプラー・トムの攻撃は果樹園に近づいたものを無差別に襲う、と言う発言です。
つるぎに果樹園に入ったのか、と詰め寄ると……つるぎは驚きながらも、近づいてもいないと答えました。
少し安心した常敏は、つるぎを完全にガレージの中に入れ、扉を締めさせました。
そして、こう言うのです。
パパはお前の都市より少し上の時に「病気」になった、その時治すきっかけを与えてくれたのはパパの母親、「花都おばあちゃん」だ。
そしてもしお前が「病気」になったとしたら、パパが絶対に治してやる。
そのためにあれを埋めたんだ、だからあれに近づくな!
……そんな常敏の瞳をまっすぐに見つめ、つるぎはまた別の質問を投げかけました。
パパは悪いことをしてるの?
以前パパは「八木山夜露」と仲良しだった……
パパは悪いことをしていたの?
……剣に真正面から見つめられ、投げかけられる質問。
常敏はその質問にどう答えるべきか、と悩むのですが……その時でした。
二人の近くにあった、
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ポリタンクがベコベコとへこみ始めたのは!!
そして異常はすぐにつるぎと常敏にも現れ始めます。
頭を襲う猛烈な痛み。
苦しさのあまり暴れはじめる岩助。
漏れ出てくる鼻血……!!
ポリタンクやペットボトル、洗剤のプラスチック容器などがどんどんと潰れていく中、身体に起きる異常。
どう考えても、普通ではありません!!
苦しみ外に出たがる岩助を外に出すため、つるぎは慌てて外に通じるドアを開くのですが……
常敏が止めろと言った時にはもう手遅れでした。
扉の外にいたスタンド……プアー・トムの、「オゾン・ベイビー」。
その能力で、岩助は大量の血を吐きだして倒れてしまいました!!
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そして岩助のすぐ近くに立っていたつるぎも、目や鼻、口や耳から血を吐きだし、倒れこんでしまったのです!!
これは、プアー・トムの攻撃!?
プアー・トムは常敏が敵とみている定助や礼だけでなく……この家にいる東方家ごと、無差別に攻撃を仕掛けているのです!!
ヤツらはこの家に近づくもの全員を始末し、その後ゆっくりとロカカカを探すつもりだ!
それに気が付いた常敏ですが、その攻撃は一層強まり、常敏も倒れてしまいます。
このままでは、二人と一匹が全員死んでしまうのは間違いないでしょう。
ですがどうにかしたくても、この攻撃が何をどうやって攻撃しているのかすらわかりません。
毒物でも、病気にしたわけでもなさそうだと直感する常敏の視界には、先ほどへこんでいった容器が元に戻っていく様子が見えて……
あの部屋に残っていた自分の症状はつるぎたちに比べて症状が軽い。
つるぎたちを部屋に連れ戻さなくては……!!
しかし常敏は這うことすら難しいほどのダメージを負っていて、つるぎたちもほとんど意識がない状態。
この状態で、常敏は部屋に戻ることができるのでしょうか?
そして、プアー・トムの攻撃から生き延びることができるのでしょうか!?
地下にいる定助たちは……!?
三勢力がぶつかり合う戦い、その行く末は……!!



と言うわけで、プアー・トム戦が収録された今巻。
今までもこう言った、範囲攻撃で遠くから攻撃してくるスタンド使いは存在していました。
ですが今回はそんな中でもとりわけピンチと言っていいでしょう。
攻撃する対象も近くにはいなさそうで、時間の制限も存在。
さらに常敏たちと定助たちは、同じものを狙う敵同士……!!
この混戦の中、笑うのはいったい誰なのか!?
この後、苛烈極まる環境での死闘と、思いもよらない展開が待っているのです!!

そしてそんな注目のエピソードの他、康穂が別行動を取るきっかけとなった過去の事件が描かれるなど、見どころ満天の今巻。
康穂の意外な過去や、意外な人物とのつながりなどが明かされ、ますます康穂も部会社ではなくなっていきます。
定助、礼、康穂をはじめとした憲助派、常敏、岩人間たち……
それぞれの因縁が深く絡み合う本作、その渦中にあるロカカカは誰の手にわたり、何を成すのか!?
ロカカカ争奪戦がクライマックスに向かっていく今巻も目が離せませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!