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今回紹介いたしますのはこちら。

「カイテンワン」第3巻 柴田ヨクサル先生 

講談社さんのイブニングKCより刊行です。


さて、妖怪でありながら人間と手を組もうとする蘭丸と小林に出会った巫子。
彼らにデートを台無しにされてしまったものの、とりあえずシンとの距離は縮まったような……そうでもないような。
ともかく蘭丸の登場によって、巫子達にも大きな変化が起きることは間違いなさそうです!!



変化はいきなり訪れました。
蘭丸と小林は、巫子たち特殊能力者が通っている星ノ下学園星組に堂々とやってきたのです。
しかも、仲間にしてくれ、星組と戦って認めてもらいたい、といきなり攻撃を仕掛けてきたのです!
蘭丸は、掌から無数の黒い羽根をまき散らしました。
彼が言うにはその羽根、一定量触れると体が痺れて動かなくなり、やがて意識を失い、そして〇一日意識が戻ることはない、とのこと。
この羽根程度で全滅するなら、その程度だったということだ、と淡々と語る蘭丸。
いきなりの展開に驚く一同ではありますが、そこは妖怪と戦うために集められた星組の面々です。
まずは、なんだか地味目の一人の少年が席を立ちました。
羽根に触れなきゃいいって話かい?俺、出番?
彼がそう言って大見得を切ると、室内に強風が巻き起こり、羽根をすべて巻き上げてしまいました!!
突然俺の時代が来た、とほくそ笑む彼、お察しの通り「風使い」。
こうして羽根を巻きあげてしまえば、もはや恐れるものはない……かと思われたのですが、蘭丸は風使いが悦に入っている間に顔面を蹴り飛ばして一発KO!!
でも彼はとりあえず「ギリ合格」だそうです。
蘭丸が言うには、一人一人能力を確認したい、とのこと。
一人一人能力を確認して、合格かどうか試す。
そんなことを言われて、仮にも番長を名乗る巫子が黙っていられるはずがありません!!
蘭丸に跳びかかっていく巫子ですが、蘭丸はそれをあっさりかわして羽根の餌食に。
これで一勝一敗ですね、と囁く蘭丸。
ですがそこはさすがの巫子、このままあっさり倒れるはずもありません!!
ミコバースト!!と気合を入れると、まとわりついていた羽根を吹き飛ばします。
そしてそのまま猛烈な勢いで蘭丸に跳び蹴りを放ちました!!
さらに突っ込んでくる巫子に蘭丸は追加の羽を発射……するのですが、その羽根の弾幕を突き破って巫子の跳び蹴りが再びさく裂するのでした!!
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……が、反撃もそこまで。
羽根の妖力が効き、巫子は立ったまま眠ってしまうのでした。

巫子はまあこんなことをするまでもなく合格でしょう。
巫子がやられたのを見て逆上し、攻撃を仕掛けた鎖子も一蹴されてしまうものの、合格判定を受けました。
蘭丸は次に久保と言う少年を指名するのですが……彼が出る前に、まさかの立候補者が現れました。
黒髪の少女は、蘭丸の前に立つといきなりこう聞いてきました。
殺してもいい?あなたを。
なら私がやる。
そして彼女はさらに、戦う前に決め台詞的なものを言ってもいいか、と言いだして……何やら妙なポーズとともに、二葉目衣があなたを殺す、と決めて見せました。
あんたを殺します、の方が可愛いかな、キャラじゃないか、と一人で勝手に盛り上がっている彼女、自分の能力なんかも勝手に話し始めます。
巫子たちのようにどえらい「能力」は持っていない、ただのど根性の訓練の努力の結晶だ。
人間なら100%殺せるが、妖怪はどうだろう。
見た目は人間だし、同じかな。
長々とした講釈に、蘭丸はいい加減しびれを切らした様子。
さっさとどうぞ、と言うと同時に、目衣はハイ、と言って
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何かを投擲!!
正確に蘭丸の眉間に風穴を開けたのです!!!
どうやら針を超高速で投げる能力を努力で身に着けたらしい彼女ですが……妖怪にとっては「痛い」くらいで済むダメージだった様子……
蘭丸には残念ながら通用しませんでしたが、クラスメイトの一人、室下には好評だったようです。
彼は目衣をいわゆる「美人過ぎる殺し屋」だね、と評したかと思うと、蘭丸に可愛らしいウサギのぬいぐるみを放って渡します。
そして彼は一言。
僕は室下。
爆弾屋。
退避ね。

教室は爆風に包まれました。
星組の面々はギリギリで逃げて無傷。蘭丸と小林は……羽根をドーム状に固めてバリアのようなものを作り、やはり無傷。
風使い、殺し屋、爆弾屋、今のところいまいちだな。
そう呟いて立ち上がる蘭丸なのですが……そこに、やって来てしまいました。
爆発などと言う派手なアクションが、巫子の教室で起これば……当然、シンが駆けつけないはずがないのです!!
シンは蘭丸を見ると何も言わず、構えを取ります。
一脚、二脚、と震脚で気を錬り上げながら蘭丸に近づいていくシン!!
蘭丸は黒い羽根の嵐をシンに浴びせるのですが、シンは全く意に介しません!!
爆勁を叩き込み心をふっとばしたかと思うと、さらに一脚、二脚、三脚、と震脚で距離を詰めていきます!!
蘭丸は羽根の矢を放ち、さらにハイキックを放ってシンの接近を阻止……しようとするのですが、それでも四脚、五脚と足を進め……!!
とうとう蘭丸はその圧力に恐怖を感じ始めます!!
ひ、ヒトか!?
人間のレベルを超えたその圧倒的なプレッシャーに、蘭丸はとっさに羽根のバリアを張ることしかできませんでした。
そこに突き刺さるのはシン必殺、
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五重脚大爆勁!!!
シン最大の一撃を受けた蘭丸は……!!!!



と言うわけで、だしぬけに行われた蘭丸の選抜試験とでもいうべき戦い。
蘭丸の狙いは既に「信長さまの復活」と明かされてはおりますが、人間と協力するにあたって試験を設ける理由とは何なのでしょうか。
それはもしかすると、生半可な能力者では足手まといにしかならない熾烈な戦いが待っている、と言うこと……?
そんな暗雲が立ち込めるような試験に乗り込んできたシン、やはりここでもラブパワーが大爆発!
敵の幹部格以上の力はあると思われる蘭丸に引けを取らない力を見せつけたと言えましょう!!
蘭丸VSシン、その戦いの結末はぜひともその目でご確認ください!!

そして後半では、敵妖怪の更なる侵攻が開始。
いつどんなタイミングで人が死ぬかわからないこの「妖怪」シリーズですが、そのシビアさはこの新シリーズでも発揮されてしまうのでしょうか……?
そんな不安の中、表紙にもすでに登場していますが、あのキャラクターが満を持しての登場!!
本作でも強烈な個性を誇る彼女の活躍も必見ですよ!!



今回はこんなところで!
さぁ。本屋さんに急ぎましょう!!