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今回紹介いたしますのはこちら。

「魔法少女サイト」第11巻 佐藤健太郎先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、花夜と酒木は、冬子とともに美炭と接触。
「A」と言う人物を装うのですが、「A」はすでに死んでいると言われて正体を暴かれてしまいます。
そして冬子は突如現れた管理人、漆に容赦なく眉間を撃ち抜かれてしまい……!!



漆と美炭は、物陰から花夜と酒木が見ていることも知らず、話を始めます。
もう一年以上たつのか、Aこと「安條磯子」が死んでから。
早いものだね、刻一刻とテンペストの日も近づいてるしね。
美炭、君が魔法少女サイトに貢献してくれてホントにボクは助かってるのよん、「王」もきっと喜ぶだろうね。
その話は、ただでさえ冬子が死んで戸惑っている花夜を皿に戸惑わせるのです。
テンペスト、王。
一体何の話をしているのか……?
ですが次に漆が言った言葉は、そんな固まってしまった花夜を一気に突き動かすこととなります。
さて、とりあえずこの死体消しちゃおっか。
……漆は冬子を殺すだけで飽き足らず、その骸まで始末してしまおうというのです!!
漆がその魔法のステッキを振り下ろそうとしたその時。
漆と美炭の目の前で大規模な爆風が巻き起こり……忽然と冬子の死体が消え去ったのは。
花夜と酒木の存在に今まで気が付いていなかったとはいえ、流石にその行動が冬子の仲間の仕業であると察知した二人。
あの会話が効かれたのはマズイ、とは言うものの、全く慌ててはおりません。
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安心しなって、すぐに見つけて殺せばいい。
漆はいつもの調子で、そう呟くのです。

物言わぬ冬子を前にして、花夜は悔いていました。
冬子を連れて逃げることしかできなかった、自分のせいだ、自分に強力なんかしなければ冬子は死ななかった……
酒木はこんなことになるとは予測できなかった、自分を責めるな、とと声をかけるのですが……花夜の後悔は和らぐことはありません。
やがてその後悔は怒りに変わり……許せない、あんな奴らがいるから、こんなステッキがあるから、と自らの持つ魔法のステッキを叩き壊そうとするのです!!
が、それを酒木が制止します。
落ち着け、それを壊してもどうにもならない。
仇だった「A」は一年以上前に死んでいた、目的も失った。
の居された選択肢はただ一つ、逃げることだ。
……こんな状況でも酒木は冷静沈着。
既に花夜と酒木の顔は、アリスに知られてしまっています。
アリスと美炭がつながっている以上、冬子の仲間が自分たちであるという推測に至るのは間違いない。
そうなれば、自分たちはあの漆や美炭に死ぬまで追い詰められるだろう。
冬子のように、いつ殺されてもおかしくない状態になった、もう二度と普通の生活には戻れない。
家も、家族も、友人も、すべて捨てて消息を絶つしかない。
……彼らの容赦のなさは、いやと言うほど思い知らされています。
と言う事は、もし姿を消してヤツらの目から逃れ、逃げ続けることができたとしても……ひょっとすれば、家族や友人を餌にして自分たちをおびき出す可能性もある、と言う事。
姿を消して潜伏すれば、何よりも大事な家族たちが犠牲になってしまう……
つまり、二人に残された道はもうこれしか残されていないのです。
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……死ぬ、と言う道しか。
酒木も花夜も、思いは一致していました。
家族を、みんなを守りたい。
涙ながらにそう語る花夜に……酒木も応じます。
答えは出たな、と。

花夜と酒木の死体が発見され、いじめを苦にした自殺と報道されていたころ。
梨ナは、何も知らない魔法少女のふりをして、他の魔法少女から「テンペスト」に関する情報を得ようとしていました。
ですが情報を知るものはおりません。
やむなく魔法少女サイトにアクセスし、左耳のミミタブをクリック、「テンペストまであと9332400」と表示されているカウントダウンページを眺めるのです。
と、そこに突然、漆が現れるのです!!
仰天する梨ナに、漆は「キミは選ばれた」と言って、カウントダウンページにある更なる隠しページへのリンクを教えます。
その先でパスワード入力を求められ、「tempest」と入力すると……
なんと、テンペストの仔細な情報が表示されるではないですか!!
その情報をかいつまみますと、4か月後の8月11日に人類の選別が行われ、人間はみんな死んでしまう、とのこと。
ですが、ステッキをたくさん使って「王」にたくさんのエネルギーを献上したものは助けられ、新世界で生きられると言うのです。
そして漆は……花夜達の死体から回収した「さつりく帳」を手渡し、こう言うのです。
君にはなってもらおうかと思って。
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「魔法少女狩り(マジカルハンター)」に。



というわけで、花夜達がとんでもない選択を強いられることになってしまった今巻。
ここで花夜達のストーリーは終わり、主人公が再び変わることとなります。
主人公はマジカルハンターに選ばれた梨ナ、ではなく……
時間が花夜達のパートに変わる前、彩たちの戦いがとんでもない結末を迎えるあの時に!!
とうとうこの物語の謎に迫る、クライマックスへと向かっていくシリーズへと突入するのです!!
ですがだからと言って、得体のしれない魔法少女サイトやテンペストをすぐにどうこうできるわけがありません。
今巻の拍子にも描かれますが、サイトの管理人は漆だけではなく、表紙で確認できるだけで18人いるのです。
あげくにいまだ姿を見せていない「王」まで……!!
管理人の言葉を全面的に信用することは危険でしょうが、それでもタイムリミットと王の存在だけは確実でしょう。
果たして彩たちはあの後どうなってしまったのか?
王の目的は?
そして要は……!?
これから先の展開も見逃すわけにはいきませんね!!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!