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今回紹介いたしますのはこちら。

「大上さん、だだ漏れです。」第4巻 吉田丸悠先生 

講談社さんのアフタヌーンKCより刊行です。


さて、体に障った相手の本音を口走らせてしまう、と言う特異体質の持ち主である柳沼とお付き合いすることになった大上。
その二人のお付き合い、体質故のトラブルをはじめとした様々な出来事が巻き起ってしまうのですが、それでも確実に距離を縮めていくのです!



ある日のことです。
とうとうスマートフォンを購入した柳沼に、狼があれこれ教えながら下校していますと、そこに声をかけてくるものが現れました。
シンちゃん、シンちゃんだよね?
そう声をかけてきたのは、黒いロングヘアもまぶしい、誰が見ても美少女と言うであろう女性。
そしてその女性に声をかけられた柳沼は、彼女を薫さん、と呼ぶではありませんか!

彼女は鷺山薫。
何でも柳沼の、ひいひいひいおじいちゃん同士が従兄弟、と言った感じの本気で遠い親戚のご様子。
ふたりが会うのも相当久しぶりのようで、早速旧交を温め始めるのです。
しばらくすると、薫は大上の方にも声をかけてきました。
そして、柳沼君の友達で、と自己紹介する大上の顔をじっと見ると、綺麗な肌してるわね、メイちゃん、とにこやかに笑いかけてくれるのです!!
ついときめいてしまい、慌ててあなた様のほうが数億倍お美しゅう、と変な弁明をしてしまう大上……
と、そこに柳沼の姉である千重子が現れます。
薫は特に千重子と仲が良かったようで、会話が一気に盛り上がります。
ヤギヌマによれば、かつて薫と柳沼は隣同士に住んでいたこともあるそうですが、引っ越してからはたまに会うくらいに。
こうして会うのは小学生以来とのことなのでした。

夜、お風呂に入っているとまた大上の妄想ははかどってしまいました。
薫さんは綺麗な人だった、いくら鈍い柳沼君でもいいよられたらひとたまりもないのでは?
妄想の中で、薫は柳沼にすっかりたくましくなって、でも変わらないね、目も髪も、綺麗な肌も、と声をかけ……
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そっと、大上の頬を触れて……!!
そうじゃねーよ!と思わず自分の妄想に突っ込む大上。
薫はこの辺りに住むことにしたとのこと。
このままでは柳沼も自分もおかしくなってしまうかもしれない、と大上は思い悩むのでした!

今日は楽しい週末、天気も良くて絶好の遊び日和です。
……が、柳沼はこの土日を使ってスマートフォンの説明書を熟読したいとのことで、大上は一人レンタルDVDを借りにお店にやって来たのでした。
するとそこで偶然薫と出会います。
今は物件探しの最中とのことですが……せっかくだからメイちゃんとお茶したい、私が知らないシンちゃんのこと教えてくれない?と誘ってきたのです。
物凄くいいにおいがする……!
そんなことを考えてしまう大上、断ることなどできず、薫とお茶することとなるのでした。

話をしていくうちに、薫が幼いころ柳沼姉弟と仲良くしていたこと、そして彼女が純粋で、天然な素敵な女性だと言う事がわかってきます。
大上は素直に、やっぱり柳沼君と似ている、天然で、真面目で、純粋でまっすぐで優しくて、薫さんといたからああいう人になったのかなって、と彼女を称賛する声を投げかけます。
すると薫は、こちらこそありがとう、シンちゃんと友達になってくれて、と答え……
あの子のやさしさをわかってくれる人がいてよかった。
そうほほ笑むのでした。

じゃあ帰ろうとなったものの、大上は先ほどのお店に忘れ物をしてしまいます。
取りに戻っている間に一人になった薫、二人組の男にナンパされてしまいました。
肩をつかもうとする男たちに向かって、薫は
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触らないで!と今までとはがらりと違う印象の強い言葉を投げかけたのです!
ちょうどその時に大上は薫の元に戻ってきていたのですが……その時の薫の雰囲気を、以前にも見たことがあるような感覚を覚えて……
と、その時、その場にさっそうと柳沼が現れました。
触るな、それ以上近づくと、この最新型スマートフォンで警察を呼ぶ。
最新型スマートフォンはすごいぞ、タッチひとつで警察も救急車も呼べる。
さらには映像も写真も何千枚も取れる!
……その場にそぐわない説明まで始めた柳沼をみて、男二人組は何か関わらない方がよさそうなやつが来た、と考えてその場を逃げ出しました。
柳沼はたまたまスマートフォンのカバーを買いに来た時に彼女を見つけたようで、すかさず大丈夫か、なにもされなかったか、と薫に声をかけるのです。
すると薫は
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きゅっと柳沼の手を握り、にっこりとほほ笑んだのです。
シンちゃんは変わらないね、ありがとう。
今度ゆっくりお話ししましょう、メイちゃんも。
やっぱりシンちゃんは、私の王子様よ!
そう言い残して去って行く薫……
……これは一体、どういうことなのでしょうか。
私の王子様、と言う言葉の真意は気になるところですが……明らかに柳沼に触れていたのに、本音を口走っていなかったではないですか!
柳沼の能力が効かない彼女……いったい何者なのでしょうか!?



と言うわけで、謎の美少女薫の登場する今巻。
薫は綺麗で性格が良く、柳沼を昔から知っている、と言う恋敵としてはあまりに強力過ぎるハイスペックを備えた人物。
それに加えて、柳沼の最大の問題である「能力」が効かない存在となれば……大上の劣勢ぶりがさらに加速してしまうのと言うものです!
おまけに薫が柳沼に思いを寄せているのも間違いなさそうですし……
薫と柳沼と大上。
三人の関係は一体どうなってしまうのか?
そして何より気になる、薫の正体は……!?
この第3巻、丸々使っての薫編、どんな物語が展開し、どんな結末を迎えるのか!?
大上と柳沼がお付き合いしていくうえで今後ほぼ確実に「する」事に関してのあれこれを絡めながら進んでいくこのシリーズも見逃せませんよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!