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今回紹介いたしますのはこちら。

「キン肉マン」第64巻 ゆでたまご先生 

集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行です。



さて、突如来襲したオメガケンタウリ六鎗客を迎え討った、2軍正義超人チーム。
それぞれの見せ場はつくつものの、やはりその実力差は歴然、次々に六鎗客の手にかかって倒れてしまうのです。
残るはウルフマンただ一人。
果たしてウルフマンは、六鎗客に一矢報いることはできるのでしょうか……?



六鎗客、ルナイトと激戦を繰り広げるウルフマン。
巨大化してパワーアップしたルナイトに、すさまじい張り手のラッシュを仕掛けるのです。
流石のルナイトもその勢いに怯んでいる様子!
このまま一気に勝負を決めたいウルフマンなのですが、その時ウルフマンの動きが急激に鈍るではありませんか。
その隙を見逃さないルナイト、ウルフマンの右腕に鋭い牙をつきたてて反撃!
勝負を見守っていたキン肉マンはその光景に驚きを隠せません。
なにせキン肉マンはこのウルフマン必殺の張り手コンビネーション、ルービックキューブ縁手の餌食になったことのある男。
この必殺の張り手ラッシュが、脱出困難なものを誰よりも知っているのですから。
何故反撃を許したのか?
それはやはり、ウルフマンの抱えている故障のせいでした。
ウルフマン引退のきっかけともなった、左のアキレス腱の負傷が悪化……
そのせいで動きが鈍り、反撃を許してしまったのです。
唯一のチャンスをふいにするとは、よくよくついてないヤツめ!!
ルナイトはウルフマンの首根っこをつかみ、そのままのど輪落としでリングにたたきつけました!!
リングに大の字になってしまったウルフマン。
やはり六鎗客との間には乗り越えることのできない大きな壁があるのでしょうか。
と、その時、キン肉マンが大きな声でウルフマンに語りかけました。
何をやっとるんじゃ、お前絶対勝つって言っただろうが、名横綱とまで言われた日本男児が男の約束を破るつもりか!?このヘナチョコリキシマンが!!
私が代わってやるって言ったのにお前が拒否したんだ、なのにそれで負けたりしたら、一生お前のことを笑いものにしてやるわい!!
それが悔しかったら約束通り絶対勝てよ、お前ならできると思ったから任せたんだ!
其れなのに何が永世横綱じゃ、聞いてあきれるわ、このエセ横綱が!!
キン肉マンの、悪口としか聞こえない辛辣極まりない檄。
そんな言葉を聞いて……ウルフマンは、起き上がり始めるではありませんか!
好き放題言いやがって、俺は昔っからあいつにバカにされるのが何より我慢ならねぇんだ!
そのあいつにああまで言われりゃ、これ以上
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絶対に恥はさらしたくねえ!!
起き上がったウルフマンがそう叫ぶとともに、その体がまばゆい光を放ち始めました!!
この力は……正義超人たちがピンチの時に発揮し、そのピンチを打破してきた、あの力です!!
それを見て、目を輝かせるのは……オメガマン・アリステラ。
正義超人たちも本来はこの力を求めている六鎗客に手の内を明かすようなことをしまいとしていたのですが……
ウルフマンはとうとうその力を解放したのです!!
今までとは俄然違う一層パワフルな力を見せつけるウルフマン!!
ウルフマンは再びルービックキューブ張り手を放つと、今度はルナイトの牙をへし折りながらどんどんとルナイトの顔面にヒットしていきます!!
ぼこぼこに顔面を変改させられてしまったルナイト、今度ばかりはグロッキーになり……そこでウルフマン必殺のとっておき、合掌捻りへと移行して今度こそ一気に勝負を決める……かと思われたのですが。
今度はアリステラがルナイトに檄を飛ばしたのです!!
このままの敗北は許されんぞ!!
ようやくその力を引き出したんだ、なのにすぐさま倒れてどうする!!
それでもオメガの民を代表してやって来た、六鎗客の一員か!!
お前も六鎗客としての意地があるなら、目の前のその力をものにして見せろ!!
それともよもやわれらの使命を忘れたか!!
合掌捻りがさく裂する……はずだったその瞬間!!
ルナイトはマットに爪を立て、合掌捻りの勢いを殺し、土俵際で踏ん張りました。
そうだ、俺たちには使命がある!!
そう叫ぶとともに遠吠えを上げると……なんと、
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ウルフマンの体から移るかのように、ルナイトの体もあの力の輝きを放ち始めたではありませんか!!
これは、一体……!?

そんなウルフマンVSルナイトと言う注目の一戦が行われている時、とんでもない事件が巻き起こりつつありました。
超人にまつわる様々なアイテムが展示された、国立超人博物館。
日本の国立博物館がなぜ世界中、宇宙中の超人の主要アイテムを集められたのか、と言う疑問はおいておきまして……その展示物の中の目玉の一つ、「運命の5王子」のマスクの元に現れたのです。
二度と関わるまいと思っていたが、仕方あるまい。
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あのような話を聞かされては、流石に見過ごすわけにはいかぬ。
そう言って……
あの、王位争奪戦を争った四人の王位継承候補者が……!!!



と言うわけで、またも思いがけない展開が巻き起こる本作。
やはり六鎗客の目的は友情パワーだったようですが、まさかその友情パワーを始めて目の当たりにした時からいきなり己のものにしてしまうとは……!!
友情パワーを発揮し、今度こそ六鎗客を撃破すると思われたウルフマンですが、これでまたもその旗色が悪くなってきたと言わざるを得ないでしょう。
果たして二軍と揶揄された正義超人たちの最後の砦であるウルフマンは、白星を挙げることができるのでしょうか?
それとも……!!

そして、再開後のキン肉マンシリーズの目玉である旧キャラの復活と活躍は、とうとう王位継承篇まで手を伸ばしてくれたと言うのも見逃してはならないところ!!
まさかのビッグボディまで登場するこの4王子、一体どんな流れで、何の目的で現れたのか!?
在りし日の華麗な技を、そして新技を披露するのか?
そしてフェニックス以外の王子たちは今度こそ勝つ姿を見せてくれるのか?
注目の要素は満載です!!
……ぜいたくを言えばソルジャーマンのその後も知りたかったですが……

そんな謎多き各勢力の目的や各キャラの活躍などをメインに楽しめる今巻ですが、もう一つ忘れてはならないのがウルフマンとキン肉マンの友情でしょう。
同じ日本所属の超人としての仲、と言うのは今までほとんどかかれていなかっただけに、ここで描かれるふたりの友人関係はまた新鮮で胸を撃たれるものに!!
キン肉マンとテリーマンの友人関係とはまた違う友人関係はまさしく必見なのです!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!