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今回紹介いたしますのはこちら。

「ナリカワリ」第2巻 原作・長田トヒキ先生 漫画・オオイシヒロト先生 

講談社さんのKCDXより刊行です。


さて、「他人に憑依するステッカー」を奪い合う命懸けのゲームに巻き込まれてしまった安藤万里雄(あんどうマリオ)。
いきなりの巻き込まれた戦いに翻弄されるものの、すんでの所で危機を乗り切りることに成功。
10枚のステッカーをすべて失ったら敗北、と言うルールのこの戦いで、残り1枚になってしまった少女、葉暮萌里唯(はぐれモリイ)と協力関係を結び、戦いに挑むことになるのでした。



モリイとの協力関係は身を結び、まずは一人、降りかかる火の粉を払うことができました。
その戦いを終えた時、マリオはモリイにこう言いました。
また葉暮さんのステッカーが奪われたら、僕がすぐに取り返してみせるよ。
そう言われた瞬間、モリイの胸は今までに感じたことのない高鳴りを覚え……
そしてモリイは、そんなこと起きずにこれっきりってのが一番だけどね、と立ち去ろうとするマリオにこう告げるのです。
あの、明日、私の家来ませんか?

翌日教えられたモリイの家を訪ねてみますと、そこはお金持ちが住むような豪華なマンションでした。
びっくりしながら教えられた部屋の鳴らしてみますと、中から出てきたのは……
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素肌にバスタオル一枚と言う、セクシーな姿をした超有名美人芸能人……!?
一体なぜここにいるのか!?
マリオが戸惑っているうちに、彼女はマリオを部屋の中に引きずり込みます。
そしてまさかの逆壁ドンとでもいうべき状況に置かれたマリオ、自然と視線は大胆にさらされた胸元に……!!
そんな状況で彼女、脚を折り曲げてマリオの股間に宛ててくるではありませんか。
硬くなってきた。
頬を上気させ、悪戯そうに笑う彼女。
漂ってくる匂いまで蠱惑的で、マリオの信望はとうとう効かなくなる、と言うその時でした。
彼女が、かわいいっ、と囁いたのは。
その反応、マリオには覚えがありました。
これは前、モリイが別の人間に憑依して迫ってきたときと同じ反応……!
マリオはハッとして、葉暮さん?と問いかけますと……彼女は、よそよそしい、モリイって呼んで、としなを作るのでした。

おかげで冷静になれたマリオ、モリイに彼女の体を返すよう言いつけ、ようやくこれで本題に入れる状態になりました。
何でもモリイ、コンプレックスのある自分の容姿を相当卑下しているようで、こんなのと一緒にいるのは嫌かなと思って、とあの芸能人の体を借りていたようなのです。
幸いマリオはそんなことを気にする男ではありません。
今日はモリイに会いに来たんだから、そんなことないよ、と笑います。
が、そんなことを言われるとやはり緊張するもので……
なんだかお互い気恥ずかしく、ぎこちない感じでやり取りしていますと、モリイが自動お掃除ロボに躓いて……
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マリオを押し倒す感じになってしまいました!!
……またも高鳴る二人の鼓動。
目と目が合う二人、その目はまるで引き込まれ合うかのようにそらすことを許さず……!
が、その瞬間、マリオの瞳の中に映る自身の顔を見たモリイが、はじかれるように身を起こします。
あのままならどうなっていたか……
モリイに惹かれ始めている自分に驚いてしまうマリオでしたが、その時モリイが持って来ていたタブレットに触れてしまい、電源が入ってしまいました。
するとそこには、驚くほかないとんでもないものが映し出されていたのです!!
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ネットにアップロードされた、腕輪を眺めるマリオの画像。
そして、「ステッカー所有者、見つけました」と言うコメント……!!
知らない人が見れば何のことか全くわからないでしょう。
ですが、マリオが眺めている腕輪は、ステッカー所有者しか見えない腕輪。
それはつまり、見るものが見ればマリオが所有者である、と言う事が一目でわかると言う事なのです!!




と言うわけで、とんでもない出来事が起きてしまう今巻。
この憑依ステッカーを廻る戦いにおいて、「本体の姿」を知っているかどうか、と言うのはかなり戦況を左右することとなります。
なにせ憑依している間は本隊は完全に無防備。
その間に拘束するなり痛めつけるなり、何なら殺してしまうことだって!!
協力者もできて、マリオの憧れるヒーローになれるかもしれない道筋が見えてきたところでこの非常事態。
果たしてマリオはこの絶体絶命のピンチを潜り抜けることができるのでしょうか……!?

第2巻と言う序盤でいきなり本体がばれると言う大ピンチに陥ってしまったわけですが、それ以外にも注目点は盛りだくさん。
前半では前巻から引き続き行われている戦いの行く末が描かれ、この憑依ステッカーと言う特殊な武器を使う者同士ならではの戦いが描かれます。
そしてこのマリオの情報をネットにばら撒いたのは誰なのか?と言う謎の答えが早くも明かされる急展開が!
その上今巻の終盤には、本作が単なるお色気要素のあるデスゲームものではないことを決定づけるさらにとんでもない出来事が巻き起こってしまうのです!!
息をもつかせぬ展開が待っている本作、今後の展開も大注目ですね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!