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今回紹介いたしますのはこちら。

「Dr.STONE」第7巻 原作・稲垣理一郎先生 作画・Boichi先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、司軍との対決に勝利するため、携帯電話を作ろうと様々な準備を進めていく千空たち。
一つ一つパーツを作り、徐々に出来上がっていく携帯電話。
戦いの有利不利を大きく左右する「情報」で優位に立つ、その夢のアイテムは今まさに現実のものとなろうとしていたのですが……!?



ほとんどの部品は完成したものの、これから先に作るものは鬼レベルの工作が必要となるとのことで。
クロムがその為に胴を主にした功績を採集に向かいまして、残ったカセキ達とその工作を始めることとなりました。
その鬼レベルの工作が必要な物とは……「真空管」!
コンピューターの卵と言える真空管、昔のコンピューターなどに使われていたことは知っていても、一体何をどうしている部品なのかまで知っているものは少ないでしょう。
ゲンもそんな人物の一人で、千空は工作をしながらも教えてくれました。
高熱で電子を飛ばして、電流の向きをそろえたりパワーアップしたりする、電気の世界の歯車のようなものだ、とのことで。
携帯電話の心臓部ともいえるこの真空管ですが、見ている限り作り方は電球と似たようなもの。
どこに難しい要素があるのかゲンにはわからないのです。
千空が言うには、最も難しいのが真空管と言う名前通り「真空」にしなければいけない、と言うのが最も困難な部分なんだそうで。
ガラス管の中から完全に空気をなくす。
そのためまずはフィラメントの熱くなる部分にリンを乗せ、熱で酸素を吸い込ませる、と言う作戦を実行。
すると……突然ガラス管が割れてしまったのです。
これはおそらく敗戦が熱で膨張してしまったため。
ガラス管にさしてある金属線が、リンを燃やした熱でほんの少し膨らみ、その数ミクロンのふとまりで割れてしまった。
ミクロン単位の調整が必要なこの工作、やはり簡単には進まないようです!

考えては作り、作っては考える。
そんな作業を繰り返していますと、やがてクロムが帰ってきました。
ねぎらいの言葉もかけず、その手にしていた銅の鉱石を奪い取った千空はすぐにそれを使って胴のチューブを作り上げました。
チューブ型にすれば、膨張してチューブの内側に膨らみ、ガラスに力が加わらず破損しないはず!
これならばガラス管が割れることはなく、苦労はしたものの真空管が完成!!
……とはいきませんでした。
大きな音を立てて、真空管内のフィラメントが焼き切れてしまったのです……

その後、何度やっても同じようにフィラメントは焼き切れてしまいました。
電球では重宝していた竹のフィラメントですが、どうやら真空管に使うには根本的にもたない様子。
と言う事は、竹ではない何かでフィラメントを作る必要があるわけですが……ここで千空はとんでもない現実を突きつけてきたのです。
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無えんだよ、この時代じゃ、そんなもんは。

その後、村人総出で代わりのものになる鉱石を探すことになります。
ですがどうやったところで、そんなに都合よくフィラメントに適した鉱石が見つかるはずもありません。
千空はここで、携帯電話の政策を諦める決意をするのです。
勿論司との戦いを諦めるわけではありません。
携帯電話がないなら、司軍に対抗する別の手段を考えればいい。
一人その方法をひたすら考えていた千空……そう簡単に思いつくはずもなく、とりあえず床に就くのでした。

と、その深夜に突然ゲンが部屋を訪ねてきました。
今日は新年だから、気分一新切り替えるためにも初日の出を拝んでおこうじゃないか。
メンタリストはめんどくさいななどとぼやきながら、村人とともに初日の出を見に起きだす千空。
そんなメンバーの中にスイカもいました。
スイカも何かの役に立ちたいと、一生懸命鉱石を探していたのですが……
その中の一つをつかんだまま、初日の出を見に言っていたのです。
それは、たくさん石を見てきたスイカが、本能的に何となく違和感を感じていたもので。
見た目はどう見ても普通の石。
だと言うのに、なぜか何となく、重い。
そんな石でした。
そしてその石は……ゆっくりと登って来る初日の出に照らされて、
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蒼く光り輝き始めたではないですか!!
それは、日の出の直前届いた紫外線に照らし出されて、幻想的に輝いた……灰重石、原子番号74、タングステン。
熱に負けない、全宇宙最強の金属!!!
この近くでそれが取れたと言う事は……洞窟の奥に入ればきっとたくさん取れるはず!!
紫外線で照らす器具は一つしかないため、捜索隊は千空とクロムを含めた三人が限界と言うところ。
となれば体力に秀でたものが欲しいところですが……
金狼、銀狼、サンゴ。
そのあたりが指名されると思われたそこで千空が指名したのは、
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なんとマグマでした!!
つい最近まで最大の敵であったこの男、今でも千空を完全に認めているとは思えないのですが……
このチョイス、果たして吉と出るのか、凶と出るのでしょうか!?



と言うわけで、対司軍編への準備の詰めへと向かっていく本作。
難航していた真空管づくりにもようやく光明が見えたところで、今度は探索にマグマをどうこうさせるという別の問題もわざわざ抱え込んだ千空。
この問題の裏では、今まで大人しくしていたゲンの怪しげな企みも見え隠れしているような……?
果たしてこのタングステン捜索、無事に終わるのでしょうか!?

さらにこの携帯電話製作のタイミングに合わせたかのように、とんでもないあるものの存在が明かされることになります。
その何かは、千空たちのむらの住人のみならず、司軍との戦いにも大きな作用をもたらすことになるようで。
原始世界で科学を復興させ、それを様々な偶然や必然と合わせてフルに活用して更なる一歩を踏み出す……
そんな本作の醍醐味は、今巻でも楽しめると言うわけです!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!