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今回紹介いたしますのはこちら。

「事情を知らない転校生がグイグイくる。」第1巻 川村拓先生 

スクウェア・エニックスさんのガンガンコミックスJOKERより刊行です。


川村先生は09年にジャンプSQの増刊で企画系の漫画を発表、その後オリジナルの読み切りをジャンプSQ本誌で発表して本格的に漫画家として活動を開始した漫画家さんです。
ジャンプSQだけでなく、KADOKAWAさん系列のウェブコミックでの連載や、チャンピオン系列での読み切り発表、最近ではアニメ化された人気作の「賭ケグルイ」のスピンオフ「賭ケグルイ(仮)」を手掛けるなど、活躍の場を広げておられます。
現在も本作に加えてその「賭ケグルイ(仮)」、そして「それゆけ!異世界チート魔術師」、さらに「貧乳マイクロビキニーソE」を連載するなどなど、物凄く精力的に活動中です!!

そんな川村先生の最新作となる本作、そのタイトル通り転校生の少年が、とある少女にグイグイ行くコメディです。
ですがそのグイグイ行き方がちょっと普通のそれとは違うようで……?



ちょっと目つきの鋭い普通の少女、西村さん。
彼女はクラスメイトの皆から、「死神」と呼ばれております。
何故死神と呼ばれているのか?
最近この学校に転校してきた高田くんには、その事情はわかりません。
わかることと言えば、クラスの皆はちらちらと西村さんの方に視線をやりつつ、本当に死神みたいと噂してみたり、死神に触ると死神になる、バリアバリア、と囃したてたりしている、ということ。
死神、死神の西村さん。
西村さんを見て、高田くんは震えます。
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ちくしょう、なんて、なんてかっこいいあだ名なんだ!!

高田くんは思い切って本人に聞いてみます。
どうしてそんなあだ名なの、と。
すると西村さん、ぎょろりと高田くんをにらむように見つめながらこう答えてくれました。
そんなの知らないけど、多分目がぎょろっとしていて、死んだ魚みたいだからじゃない?
高田くんも私に近づかないほうが良いよ、「呪い」がうつるらしいから。
そう冷めきった態度で告げてきた西村さん。
高田くんはと言いますと……なにそれ、かっこいい!とはしゃぎまくり!!
戸惑いながら西村さんが、男子が勝手に私に近づいたりタッチしたりすると死の呪いに感染するっていってるだけ、と付け加えますと、なぜか高田くんはさらにヒートアップしていきました!
死の呪い、そんな凶悪なものをいち小学生が持ってるなんて……いいなー、とうらやましがる始末!
西村さんからすればいじめまがいの扱いをされているわけですから、いいことなんて一つもありません。
皆に無視されるから全然よくなんてない、と言うものの、高田くんはみんなが近寄れなくなるほど強力な呪いを持っているなんて、自分も欲しい、となんだか意図しない方向に理解していってしまいます。
死神ってかっこいい、みんなからそれほどにまで恐れられるパワー……
目をキラキラと輝かせながら、そんなことを言う高田くん。
遂には、自ら西村さんにタッチしていいかと尋ねてしまいました。
そんなことをすれば、クラスの皆から高田君まで呪いがどうとか言われてからかわれてしまいかねません!
ところがどっこい高田くん、良い笑顔で言われたい、と手を差し伸べてくるではありませんか!
死神の仲間だと言われたとしてもむしろOK、西村さんが自分と仲良くなんてしたらもっとひどいことを言われてしまうかもしれないと言っても、むしろ言われたいとウェルカムな高田くん。
だからもっと西村さんと仲良くなりたい。
臆面もなくそう言ってのける高田くんを前に……さすがの西村さんも顔を真っ赤にして照れまくるばかり!!
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とうとう、勝手にすれば、と西村さんも折れてしまうのでした。

それから幕を開ける、高田くんの西村さんへのアプローチ!!
高田くんは底抜けに素直で中二的なワードに惹かれる高田くんは、とにかく「死神」である(?)西村さんに猛攻を仕掛けていくのです!
が、いじめまがいの扱いをしている子たちがもはやそれを弄らないわけがありません!!
男子たちはさっそく高田くんを自分たちの仲間に誘い入れ、西村さんと引き離そうとするのですが……
どちらかを選ばなければだめだと言う彼らの誘いを聞くと、そのクラスメイトはただの人間だからなぁ、と渋るのです。
それなら西村だってただの人間じゃないか、と彼らは文句を言うわけですが……
高田くんは持ち前の素直さ安堵純真さで、こう返しちゃうのです!
西村さんは死神なんでしょ?
キミたちがずっとそう言ってたじゃん。
僕だってそう思うよ!西村さんは死神みたいにクールでカッコいいからね!!
だから僕は西村さんともっと仲良くなりたいんだよ!!
一点の曇りもない瞳でそう言う高田くん。
自然と、西村さんの瞳からは涙がこぼれてきて……!!
その眼光、僕は好きだよ。
すっごく素敵だからね。
そうひたすら褒めそやしながら、呪いをもらうために手までつないで一緒に下校する高田くん。
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明日も一緒に帰ろうね。
こうしてこの日から……
事情を知らない転校生が、グイグイくる毎日が始まるのでした!!



と言うわけで、高田くんがひたすら西村さんを称え、その死神の力を頂戴しようとしていく本作。
高田くんと言う男は完全に天然でして、とにかく西村さんを「死神」と呼ぶ者達の悪意を、かっこよく「死神」とたたえているようにキャッチ。
そして、その死神と言うあだ名にふさわしいかっこよさを持ち、その上カッコいいだけではないステキなところを羅列しまくります!!
クラスメイト達はそんな高田くんを、自分たちと同じように西村さんを扱うようにあれ小手してくるわけなのですが、そこは流石の高田くん!
その純真さ、素直さ、裏表のなさ、やさしさ……圧倒的光属性の力をいかんなく発揮し、そんなクラスメイト達をなんか上手い事丸め込んでしまうのです!
そして丸め込まれる(?)のは西村さんも同じ。
ともすればクサい台詞を何の恥ずかしげもなく投げかけてくる高田くんに、西村さんはドキドキ!!
高田くんと西村さんのなんだかニヤニヤしてしまう、心洗われる掛け合いを、お腹いっぱい楽しめますよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!