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今回紹介いたしますのはこちら。

「星の★王子さま」第3巻 漫★画太郎先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、ババァを倒すため、宇宙の星々を巡って仲間を集める王子とパヤオ。
地理学者、ビジネスマン、点灯夫と仲間を増やして行ったものの、今度の敵であるアル中はいまだかつてない強敵!!
でしたがなんか偶然が偶然を呼び、勝利を収めることができたのでした。



アル中を倒し、アル中を狂暴化させていたヘビを駆除した王子たち。
ヘビを取り除いてやれば、悪逆非道なババァ退治に喜んで帯同してくれる。
王子たちはそう思っていたのですが……そこで予想外の事態が巻き起こってしまいました。
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そんなことどうでもいいから、はよわいの愛しい酒を返してくれ!
ババァのことなどどこ吹く風、アル中の頭の中にあるのは酒の事だけ。
ヘビのあるなしにかかわらず、アル中はそもそもクズだったのでした!!

アル中がクズなのは置いておいて、その実力が本物で、ババァ戦に役立つであろうことは疑う余地がありません。
王子は断固として酒を与えず、ババァと戦わなければ一滴も与えない、と厳しい条件をつきつけます。
地理学者も働かざるもの食うべからずじゃとその姿勢を指示。
そんな殺生なとうろたえるアル中ですが、たしかに酒を飲めばあの勢いで暴れるのですからこのくらいの処置は当然と言えば当然でしょう。
土下座で地に這いつくばり、ババァ退治でも鬼退治でも手伝うから、一口で良いから、一生のお願いだ、と懇願するアル中……
ここまで懇願されると、流石にかわいそうになってくると言うもの。
一口くらいいいんじゃないか、とパヤオが進言しまして、王子も本当に一口だけだよ、とアル中に酒を差し出すのですが……
それをビジネスマンが華麗にキックで阻止!!
何故そんな非道なことをするのか!?
驚くパヤオ達ですが、ビジネスマン得意の計算によれば、アル中は一口飲んだ瞬間に変身し、一同を皆殺しにしようとしている、と言うではありませんか!!
アル中は蛇に取り付かれる前から酒に取り付かれていて、鮭のためなら女房も殺すクズだった。
ビジネスマンのその解説に、まるでパヤオじゃねーか、とエキサイトする地理学者。
この男を連れて行くのはかえって危険、殺してしまおう、というビジネスマンの提案に、王子も乗っかっていきまして……
いくらなんでも殺さなくても、置き去りにすればいいじゃないかとパヤオは恩情をかけるようにお願いします。
しかしそんなことをすれば再びババァは蛇を放ち、アル中を手下にして再び襲い掛かってくるはず、そうなれば今度こそやられてしまうだろう、と冷静な分析をするビジネスマン。
アル中は万策尽きだとばかりにダッシュで逃げ出すのですが、そうは問屋が卸しません。
王子は指から粘着糸を出してアル中をキャッチ。
そして引っ張る勢いで首を狩ろうとするのですが……
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なんとパヤオが身を挺してそれを防ぐではありませんか!!
ここでパヤオはまさかの発言をします。
ワシもここに残る、ワシがアル中が蛇に寄生されないように見張るからこいつを殺さないでやってくれ!
頼む王子、この通りじゃ!!
土下座してまでアル中を救いたがるパヤオ。
どうしてそこまでするのかと言いますと……なぜかこう言うことを見通せる地理学者が、解説をしてくれました。
同類相憐れむじゃ、パヤオはそのクズに親近感を覚えとるんじゃ。

ここでとうとうパヤオの家庭事情が本格的に明かされることになりました。
パヤオの母親は、アル中だったと言います。
パヤオの腐った根性は母親譲り……という地理学者の暴言に対して、パヤオは母親の輪継智だけはやめてくれ、と涙ながらに語ります。
母はなりたくてアル中になったんじゃなかとです!
兄じゃ、兄が全部いけないんじゃ!
語られる身の上話に一番食いついたのはほかならぬアル中。
アル中もまた不幸な身の上で育ってきたクズ、自分とパヤオのどちらが不幸かを確かめたい、と興味津々なようなのです。
ここでビジネスマンはまたもソロバリンを弾き……計算を終えました。
パヤオが身の上を語り、その不幸度がアル中を上回れば、アル中は自信を取り戻して酒をやめることができる。
アル中がアル中を卒業するか留年するかは、パヤオの不幸話にかかっている……!!

パヤオはいよいよその全てを語り始めます。
ワシの兄はちょっと変わりものでな。
小学生のころからよく大人に交じって……
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火炎瓶を投げておったんじゃ!
……とんでもない幕開けをしたパヤオの過去話!!
果たしてこの後どうなってパヤオの母親はアル中になったのか?
パヤオはその後どうして暮らしていったのか!?
パヤオの魂の叫びが、アル中を揺さぶるのです!!



と言うわけで、まさかのアル中編の延長戦が幕を開ける今巻。
いつも通りならばこの後あっさり仲間になってくれるわけですが、ここでアル中が不幸比べで改心するかどうかと言うイベントをはさむことによって、マンネリの打破だけでなく、パヤオの過去を明かすと言うキャラクターの掘り下げもされるのです!
画太郎先生らしからぬ(?)計算されたこの展開、パヤオのドラマの方も含めて驚かされることでしょう!!
さらにこの後、早速次なる星へ。
こちらも画太郎先生らしからぬスピーディーな展開で次のパートに進むわけですが、その次の星の住人との戦いもまたきちんとした能力バトル的なものになっているのが凄いところ!!
今まで以上に強力な力を持つ次の星の住人とのバトルも期待を裏切りませんよ!!

そして画太郎先生の持ち味である下品さ、くだらなさはもちろん完備。
さらにその上今巻では、特別企画と言いますかなんといいますか……画太郎先生の描く「ババア」の等身大人形を作れば連載が続く、と言う謎の番外編がスタート!!
もうすでにネットのほうでは結果が出ておりますが、そのとんでもないはっちゃけぶりはまさに必見!!
画太郎先生でなければできないであろうこの企画も。見逃すわけにはいきませんよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!