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今回紹介いたしますのはこちら。

「真!!男塾」第5巻 宮下あきら先生 

日本文芸社さんのニチブンコミックスより刊行です。


さて、新たにできた島を巡って、中国、ソ連との三つ巴の戦いに挑んだ平八。
驚愕と言わざるを得ないロシア代表の力を前に、さしもの平八も苦戦を強いられるのですが……?



領土争奪戦の後も、まだまだ打倒平八を諦めないソ連。
ありとあらゆる手段を使って自分を陥れようとしてくるソ連の幹部・プーチャンにしびれを切らし、平八はとうとう自らソ連へと乗り込む決意をするのです!!

たった一人でクレムリンへとやって来た平八。
瞬く間に兵隊たちが平八を取り囲むのですが、プーチャンはその平八の並みならない度胸を買い、平八にふさわしい歓迎会を開いてやろうと笑います。
その歓迎の場は、「ドージョー」。
底知れない男、平八の戦闘力を、プーチャンは自身で確かめるつもりだと言うのです。
周囲を取り囲んだ兵隊たちに一斉に銃口を向けられた平八、彼ならばこの状況もどうにかできそうな気もしますが……とりあえずおとなしくその正体を受けることにしたようです。
プーチャンの元に向かう途中、平八は兵隊たちにある事実を聞かされることとなります。
プーチャンは、天才的な頭脳だけではなく、驚異的な戦闘力を秘めているとか。
それを裏付けるのが、過去日本に武術留学していた時のエピソードからもうかがい知れるのです。
日本人ならば誰もが知っている柔道の神、嘉納惣五郎から直接指導を受け、外国人唯一の皆伝として認められた……!!
さしもの平八も、プーチャンがただものでないことは感じ取らざるを得ないようです。

兵隊に案内された部屋の扉を蹴破り、中に入る平八。
そこには柔道着姿で、すでに臨戦態勢に入っているプーチャンがいました。
柔道を日本のお家芸だと思うな、私はさらに世界最強の戦闘術に進化させた。
まっすぐに平八を見据えるプーチャンの視線には、その言葉が嘘ではないことを裏付けているかのようです。
そんなプーチャンの姿とともに気になるのが、この「ドージョー」の物騒極まりない姿。
四方の壁には、びっしりと鋭い大きな針が取り付けられているのです!!
こんな壁に投げ技で叩きつけられでもしたら、大変なダメージを負ってしまうことでしょう。
プーチャンは平八に柔道着を投げわたし、この戦いのルールと、その報酬を語り始めます。
どちらかが敗北を認めるまでの一本勝負。
勝った方は、なんでも望むものが与えられる……!
プーチャンの望みは、平八本人。
平八から奪える何よりも、平八自身の肉体を手に入れたほうが、圧倒的にソ連の利益になると言うわけです。
対する平八が求めるものは……なんと、
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北方領土返還!!
流石にその言葉はプーチャンのみならず、その上官であるブレジネフ大統領も驚かざるを得ません。
ですがそこは流石のプーチャン、すぐ気を取り直し、北方領土とは大きく出たな、いいだろう、このプーチャン、約束は守る男だ、と平八を見据えて受け入れるのです!!
その言葉を信じ、平八は勝負を受けるのでした!!
……とはいえ、プーチャンは信じられる男かもしれないものの、その背後にいるブレジネフはどうでしょうか……?
ブレジネフも表情一つ変えず、問題ない、あの超絶秘技があればこその自信だ、とその戦いを見守るのです。
そのうえ、なんとこの平八VSプーチャンを、街頭テレビで放送までし始めて……!?

そして始まった平八VSプーチャン。
雄たけびとともに組み合う二人、すぐさま平八が強引に背負い投げに行くのですが…・…プーチャンはびくともしません!!
それでは私を担ぐことは出来ん、と涼しい顔で平八の組手を祓ったプーチャンは、猛烈な勢いで平八を壁へ放り投げ、あの鋭い針へとたたきつけたのです!!
ダメージは小さくない平八ですが、プーチャンは彼がこの程度で値を上げる人物ではないとわかっています。
そして、平八が負けられない、いや、負けない理由がもう一つこのソ連にやって来ていたのです。
王大人に導かれた、男塾の面々が……!!
響き渡る応援の声を聞き、立ち上がる平八。
今度こそは強引に背負い、プーチャンを壁へと投げつけるのですが……
なんとプーチャン、
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ひらりと身を躍らせ、針に刺さらないよう綺麗に着地してしまうではありませんか!!
そんな凄まじい身のこなしを見せつけるプーチャンは、とっておきの超絶秘技を繰り出すことを宣言。
嘉納惣五郎直伝の竜巻投げ。
それを、世界最高峰のロシアンバレエと融合させ、超絶進化させた技……それが、
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竜巻投げ改、「死鳥の湖」!!!
プーチャンの凄まじい回転によって平八の体は紙屑のように、超高速で空中を振り回される平八!!
そしてプーチャンがその勢いを殺さないまま上空へと投げ捨てると、平八の体は天井を突き破って空高くに打ち上げられてしまうのです……!!
まさに必殺の威力を持つ死鳥の湖!!
平八はこのまま破れてしまうのでしょうか!?
この超絶秘技を打ち破る術は見つかるのでしょうか……!?



と言うわけで、平八VSプーチャンが幕を開ける今巻。
時事ネタ大好きな宮下先生ですが、今回はプーチャンと言う超大物っぽい政治家とのバトルをぶち込んでいらっしゃいました。
北方領土問題はこの連載をしていたときよりも単行本刊行時の方がタイムリーな感じもしますから、宮下先生のひらめきがここに来てさえわたってきた……のでしょうか?
ともかく時事ネタででてきたキャラはネタ的な扱いにされてしまうことが多いのですが、今回のプーチャンはわけが違うようです。
使ってくる技はアレですが、それでもその強さは本物!!
さらに宮下先生作品ではありがちなクズキャラと言うわけでもないようで、見どころのある戦いとドラマが見せつけられるのです!

そんな戦いの他、前半では前巻より続いていた新島争奪戦の決着がつけられます。
そこで出てきた中国の代表戦士は、思いもよらない人物で……?!
そちらの戦いも、新キャラのあれこれや平八の何でもありぶりなど、相変わらずの内容となっていますよ!!
ちなみに、中盤で挿入される「男塾」初期を彷彿させるギャグエピソードも必見ですので、そちらもご期待ください!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!