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今回紹介いたしますのはこちら。

「上野さんは不器用」第5巻 tugeneko先生 

白泉社さんのヤングアニマルコミックスより刊行です。


さて、後輩の田中の気を引くため、発明の披露に託けてアレコレ遠回しなアプローチを続ける上野さん。
ですが徹底したニブメンな田中は、上野さんのアプローチに全く気が付かず。
今日もまた科学部は、上野さんのやり場のない感情の発露の結果である絶叫が響くのでした。



科学部の元に、何やら大荷物を抱えた人物が現れます。
おい上野、全部同時に壊れたぞこの目玉。
そう言って、その荷物の中身である眼球型の発明品を机の上に広げるその人物は、新体操部の部長である東川です。
上野さんとは割とよく知りあっている中のようで、東川は新体操部の皆のためにこの発明をしてもらったとのこと。
この発明品「眼キュー」は、要するに監視用ドローン。
8個の眼球型監視ドローンが撮影した映像を、受信機の眼鏡型モニターに映し出し、一人で一気に広範囲の監視ができるという代物なのです。
新体操部では練習を男子に覗かれるのが嫌だと言う部員が少なからず存在しまして、不届きな男子生徒が近寄らないようにこれで監視していたわけなのですが……
どうやら不調のようで、上野さんにアフターサポートをお願いしたわけです。

上野さんの修理中、暇を持て余して大あくびをかく東川。
そんな東川に、上野さんはこの発明品の効果はどうなんだ、と質問を投げかけます。
実際校歌自体はあるようなのですが、なにぶん監視する人間が必要なわけで。
東川がその役目を負っているものの、カメラの映像で気が散るのが嫌だとぼやくのです。
上野が監視すればいい、ととんでもないことを言い出す東川ですが、上野さんは新体操部は関係ないから、と全く相手にいたしません。
東川は上野さんに思いっきり近づき、もう新体操はやらないのか、と迫っていって……
上野さんは過去新体操をやっていたと言う事なのでしょうか?
当の上野さんは全く意に介さず、知らんし、と修理に集中。
相手にされない寂しさからか、
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東川は上野さんのお腹をぐっとつまみ、なんだこのお腹、ぶにょぶにょじゃねーか、運動しろ!新体操やるか新体操!!とちょっかいを出しまくってくるのです。
それでも全く相手にしない上野さんに、東川はいったんお話をこの科学部の部活の方に変えることにしました。
科学部って何してんのこれ、それぞれ違うことしてるし、こんなとこでだらっとしてるからお腹ぷにょるんだよ、このお尻もなぁ!
そう言ってぺちっと上野さんのお尻をたたき、僕のボデーを見なさい、この世の奇跡だ、そのたるんだからだとは全く違う、と自分と上野さんの体の違いをとうとうと語るのです。
……そこでとうとう、田中が口をはさみました。
お二人って、そう言う仲なんですか?
……そう言うなかってどういう仲だよ、と言う上野さんのツッコミも素知らぬ顔で、東川はそう言う仲だぞとしれって答えます。
そこで田中は、自分が言う事でもないが、親しき中にも礼儀ありと言うから、身体的特徴についてはあんまり言うべきじゃないんじゃないか、男子と女子じゃ骨格から違うと言うから比べても仕方ないんじゃないか、と主張をしました。
……そこで、田中以外はきょとんとした反応を見せます。
田中はかみ砕いて説明しようと、こう言いました。
まず東川先輩が男子なわけじゃないですか、と。
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女子だよ!!
流石の東川もそう突っ込まざるを得ません。
どうやら田中、東川の一人称が「ボク」だったため、最初から男子と思い込んでいたのだとか。
お前の判断基準それだけかい!とお怒りの東川、ジャージの下に来ていた女子用のレオタードを見せつけて女子の証明をしてくださいました。
東川は、上野さんにこいつ失礼だな!と田中への怒りをぶつけるのです!!
失礼だよ、とノータイムで認めるほかない上野さんなのですが……

もともと東川は細かいことを気にしないタイプのようで、眼キューが直ると普通にニコニコしながら帰っていきました。
落ち着いたところで上野さん、いくらなんでも女子を男子と勘違いするなんてとんでもないことだ、と田中にお説教。
素直にすみませんと謝る田中に、東川は何でも適当だからそう言うの気にしないだろうけど、だからあれだぞ、私だって別に気にしてないからな、と各方面へのフォローの言葉を投げかけるのです。
すると田中は、ポツリとひとこと。
わかりました、
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でもちょっと安心しました。
…………静寂に包まれる科学部。
そんな中で山下さんは一人、思いっきり心の中でこう突っ込むのです!
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何を今安心したのか聞かんかい!!
それを聞くことが、上野さんと田中の距離を縮める一歩になりうるかもしれない……
今ここでそう言うわけにもいかず、山下さんはタモンをぶっ叩いてストレスを発散するしかないのでありました……



と言うわけで、上野さんの過去を知る女、東川の登場する今巻。
そんな彼女の活躍もさることながら、このエピソードではやはり田中が「安心した」のがもっとも目を引く部分でございましょう!!
何に安心したのかと言うのが重要ではありますが、それが上野の体や精神状態を心配したものだったか、そう言う関係ではなかったことにだったのか。
そのどちらかで、かなり重要度は違うものの、どちらにしても上野さんのことをちゃんと考えてくれていると言う事は確実なわけで……!!
この微妙な発言から二人の関係がどうにかなることはないでしょうが、上野さんに全くの目無しと言う事ではないことは間違いなし!!
より今後の展開が楽しみになっていきそうですね!!

おなじみの発明品を絡めて斜め上のアプローチをかけるお話も収録されているわけですが、今後の展開で重要そうなお話も収録されていたりするのも気になるところ。
テニス部部長の南峰がとんでもない勘違いのようなそうでもないようなことをしでかしてくれるお話や、上野さん&田中と山下の出会いを描く過去編などなど、注目必至のお話がたっぷり詰め込まれているのです!!
19年1月よりアニメが放映され、さらに盛り上がること間違いなしの本作、これからの展開にも注目ですね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!