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今回紹介いたしますのはこちら。

「やんちゃギャルの安城さん」第3巻 加藤雄一先生 

少年画報社さんのYKコミックスより刊行です。


さて、アンバランスに見えるギャルの安城さんと、がり勉キャラの瀬戸のコンビが織りなす、なんだかいい感じの毎日を描いていく本作。
今巻でも安城さんに振り回されっぱなしの瀬戸なのですが、なんだか今巻ではちょっとその関係性が変わりそうな予感が……?



文化祭が間近に迫ってきています。
思わぬことからクラスの文化祭実行委員になってしまった瀬戸と安城さんですが、とりあえずクラスの出し物も決まり、大変ながら順調に準備は進んでいます。
そんな文化祭ですが、また厄介なイベントが用意されておりまして……
それは、クラス対抗カップルコンテスト、なるイベントです。
皆あまり出たくなさそうなイベント、なかなか出場者が決まらない……かと思われたものの、クラス内での唯一のカップル、アキラとマオがノリノリで引き受けてくれたためにクラスの皆は胸をなでおろすわけです。
やたらとイチャイチャする二人を横目に文化祭の準備を進めていく安城さんと瀬戸なのですが、安城さんは彼らを見送った後、ぼそりとあいつらこの後絶対ヤルよな、とあっけらかんとつぶやきました。
その発言に仰天してしまう瀬戸なのですが、安城さんは
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好きなやつとくっついたら皆そーゆーことしたいもんだろ、と笑いまして……
瀬戸も思わず、安城さんもそう言うことしたいのか、とちょっぴりよこしまなことを考えてしまうのです。
瀬戸の仕事を見つめていた安城さんですが、よくよく見れば瀬戸がクラスの出し物の事をまとめた冊子を作っていることに気が付きます。
そっちはそっちで制作班がいるはずなのに、なぜ瀬戸一人でやっているのか?
安城さんは素直にその事を尋ねるのですが、瀬戸はそっちの班が出した案を明日のホームルームで発表する時に資料があった方がわかりやすいから、と独自に作っているのだとか。
マメじゃん、と安城を褒めているのかからかっているのか分からない言葉を投げかける安城さんなのですが、瀬戸はマメとかじゃなくて、その方がみんな困らないかなと思ったから、と持ち前の真面目さと思いやりをのぞかせて……
そんな瀬戸の口に、いきなりいいものを上げようと何かを突っ込んでくる安城さん。
それは、今度のクラスの出し物で出すケーキの試作品だそうです。
瀬戸が試作品を作ってるなんてすごいな、と彼女の行動力に驚きながらも、おいしいです、と答えますと……
安城さんは、だろー?と無邪気な笑顔を見せて来うるのでした。

そんないい雰囲気で進んでいく文化祭準備だったのですが、翌日のホームルームで一気に雰囲気が変わってきてしまいました。
あの後何か問題が起きたのか……アキラとマオがわかれてしまって、今日は学校自体休んでいる、という一方が飛び込んできたのです!!
すぐに代役を出さなければいけませんが、もちろん出たがる人など皆無。
出場者の登録期限は明日までですし、どうすればいいのかと悩んでいますと……
おもむろに安城さんのお友達である豊田さんが手を上げました。
立候補、ではなさそうです。
豊田さんはいきなり、こんなことを言いだしました。
思ったんやけど、
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アンタら2人で出ればえーやん。
……その言葉には、流石の安城さんもびっくり、
口にしていたフーセンガムの風船を破裂させてしまいました。
クラスメイトも自分が出なければいいと言うスタンスなのでしょう、仲いいしいいんじゃないか、アンバランスで面白いかも、と口々に同意していきます。
豊田さんはと言うと、この二人で壇上に上がれば可愛らしい姿が見られそうだ、と言う期待を込めて推したようで、クラスの流れは完全に二人に任す流れになっていってしまいました。
付き合っていなくてもルール的には問題がありませんが……
瀬戸は、コンテストとはいえ自分が安城さんの彼氏役なんて務まらないんじゃないか、と不安いっぱいになってしまうのです。
しかもそこに、そんな瀬戸の不安に止めを刺すように、でも瀬戸じゃ勝てないな、ダサイし目立たないし、と言うクラスメイトの容赦ない声が聞こえてきてしまい……
まあ文化祭なんか楽しけりゃ、結果とかどうでもいいじゃん?
やる気のない男子生徒はそんなことを言いながら、瀬戸が頑張って作っていた資料をぞんざいに扱っています。
……安城さんは、そんな彼らの心ない言葉と態度を見て……切れてしまったようで……!!
そーかよ。
あーあ、文化祭つまんなくなるねー?
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そう言って、いきなり瀬戸にキス……と思いきや、風船ガムを膨らませて口に押し付けてきたのです!!
実際にはしていないとはいえ、その行動は大胆そのもの。
クラスメイトは驚き、瀬戸はもっと驚き……!
安城さんは新しくガムを口に入れながら微笑むのです。
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わたしらでたら、ぶっちぎりで優勝しちゃうからさ。
じゃ、出場者は私らで決定でいい?
……こうして、二人はまさかのカップルコンテストに出場することになるのでした!!



と言うわけで、文化祭編を収録した今巻。
今巻もまた安城さんは瀬戸にいろいろとちょっかいをかけてくるわけですが、もうこれは完全にからかっているとかそう言うレベルじゃないあんなことやこんなことをしてきます!
瀬戸はあまりにも低い自己評価の為、安城さんにドキドキしながらも一歩を踏み出すことができず……?
実際その一歩を踏み出した時が本作の終わる時でしょうから、早くなるべき形になって欲しいような、なって欲しくないような。
ともかく、安城さんのあんな姿やこんな姿、あんな行動やこんなアプローチがたっぷりと収録されております!


そんな二人のどんどん近づいていく関係性とともに、安城さんの友達である豊田さんと、瀬戸の友達である犬山の二人を描くお話なんかも収録!
メインの二人の動向はもちろんのこと、こちらの二人の今後も期待ですね!!





今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!