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今回紹介いたしますのはこちら。

「ガイシューイッショク!」第2巻 色白好(しきしろこのみ)先生 

小学館さんのビッグコミックスより刊行です。



さて、ひょんなことから態度とお胸と大きい成年向け漫画家のみちるとルームシェアをすることになってしまった小森。
ふたりは一緒に住むにあたり、毎週「勝負」することになりました。
敗者は勝者の要求を一つ飲む、と言うその勝負のルールは……小森が10分間みちるの体のどこでもいいから触り、その間にみちるは感じて声を上げてしまったら負け、小森は興奮してたててしまったら負け、と言うもの!!
次第に要求もゲーム自体もエスカレートしていくこの勝負、負け続きの小森に勝機はあるのでしょうか……!?



要求を通す通さない以前に、勝負そのもの……みちるの体を触りたくてしょうがない様子の小森。
みちるもその勝負を嫌がるどころか、自分から要求するようなそぶりまで見せ……

そんな感じで今回も勝負の時がやって来ました。
トイレで一回その高ぶりを収めてきた小森、今度こそはと気合十分。
ちなみに今回小森が要求したのは、まだ年若い女の子を一緒に住ませる以上、筋を通しておく必要があるから、と言う理由で……みちるの両親の連絡先を教えてもらう、と言うものでした。
ですがいざ勝負と言うところで、みちるはこんなことを言ってきたのです。
私が勝ったら、あんたの親を紹介してね。
報告するのよ。
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あなたの息子さん、彼女でもない私と一緒に住んで、おっぱい触って喜んでますって。
……思わず小森はタイムをかけました。
落ち着くため一呼吸あける小森ですが、みちるはあんたビビってんの?とそんな小森を見てあざ笑うのです。
怒りがこみ上げてくる小森ですが……ここでやっぱりやめると言ったら小馬鹿にされるだけではすまず、試合ホウキとして負けにされてしまうこともあり得ます。
どちらにしろやるしかない!
覚悟を決めなおした小森は、これでさらに負けられなくなったから手段を選ばない、と……胸だけでなく、下の方も攻める決意をするのです!!
が、それは諸刃の剣でもあります。
そちらを攻めると言う事は小森の興奮の度合いも増し……あっさりと敗北条件を満たしてしまいかねないのですから!!
ここで小森は、この戦いがそもそも不利な戦いであることを再確認。
喘ぎ声と言うものは、こちらの攻めに耐えきれず、守りが破れてようやく出てくるもの。
対してこちらのおっきすると言う状態は、相手を攻めようとするために準備するもの。
攻められた結果出るものと、攻める前に準備するものでは、当然後者の方が発生しやすいと言うわけです!
そこで小森は、ある作戦を実行することにします。
いつも通り、タイマーを10分にセットし、勝負スタート。
その時の小森の顔は……
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なんだか心底げんなりしている感じ……?
小森はとにかく「親の事」だけを考え、興奮とは対極の精神状態を保つ、と言う捨て身の作戦に打って出たのです!!

予定通り、小森はいきなり下を触りに行きます。
それはさすがにまずいと思ったのか、みちるはそんなとこいきなりしれっと触るなんて、このことはきっちりご両親に報告させてもらうからな、と脅迫めいた言葉でやめさせようとします!!
とはいえどこを触ってもいい、と言いだしたのはみちるですから、当然ルール上問題はありません。
さらに今の小森は半ばトランス状態で、みちるの声もほとんど無視できているようです。
その触り方も、なぜか指で「母さん」「父さん」と書く、と言う……常軌を逸したもの……!!
幸いそれはまだくすぐったいだけで、みちるはくすぐったくて笑っているだけだ、と思い切り笑い声を上げるだけに終わるのですが……
そうこうしている間にトランス状態は終わりかけております。
徐々に勝機を取り戻してきた小森は、優しく思いやりある母の事を思い出し……そんな母親が今までしてきてくれたことを無駄にしたくない、と気を引き締めるのです。
……が。
結局、たってしまうのです。
なりふり構わず行ったのに、ほとんど勝負にもならないまま終わってしまった。
絶望に暮れる小森なのですが……
どうしたことでしょう、みちるはまだ時間あるのに止めるなんてどうしたんだ、諦めたのか、それとも自分のテクの無さに自信喪失か、とにやにやするばかり。
最初は自体が呑み込めない小森でしたが……すぐにわかりました。
今日は厚手のジーンズを穿いているため盛り上がりが目立ちづらいうえ、太ももにつっかえるように引っかかっている為……
みちるは、起き上がっていることに気がついていないようなのです!!
勝なら……今しかない!!
にやりと笑った小森、なんと
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みちるの下着ごとパンツをつかんでグイッとずらし、大事な部分をあらわにしてしまいました!!
みちるは目をひんむいて驚愕し……小森の視線がまじまじと注がれていることに気が付くと、足でけりまくって引きはがそうとしてきました!!
ですがどこを触ってもいいと言ったのはみちるで(以下略)……小森は暴れるみちるを少しでも落ち着かせようと、ガッと彼女の体を押さえつけました!!
……お互いの股間がお互いの顔の前に来るような、アレな格好で……!!
良くも悪くも主導権を握った小森は、これでわかったろう、俺は年上で男なんだ、無理やりやる度胸がないんじゃなくてやらないだけだ、これに懲りたらそれなりに敬意を払ってごめんなさいしろ、そうしたらこれ以上は何もしない、と立場的にもマウントを取ろうとします!
ですがみちるもそんなことでは引かず、謝るのはテメーだ変態野郎、暴力で勝った気になってんじゃねえぞ、情けねーんだよ!と怒鳴り返し……!!
ひたすら沽券への頭突きで反撃をここを見るみちる!!
その行動に耐えかねた小森が取った行動は……
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みちるの股間に吸い付く、と言う一線を越えてしまう反撃だったのでした!!




というわけで、どんどんと激しくなっていってしまう勝負。
負け続きの小森としては、要求をのませるとか飲ませないとかよりも、とにかく勝ってある程度自分の立場を上にしたい、と言う意地の様なものの方が強いのでしょう。
……まあそれよりも、ただ触れたい、と言う気持ちの方が強いのかもしれませんが……
みちるのほうも勝てば自分の待遇がどんどん良くなっていくわけですし、基本有利な勝負ですし、そもそもそれほど触られることを嫌がっていないような……?
そんな二人の勝負は、この後もエスカレートする一方!!
果たして二人はこの不思議な関係を、勝負と言う不思議な出来事でどう変えて行くのか!?
実際今巻の間にも、二人の勝負の間の反応が変わってきているような……!!

そんな二人の戦いの日々が続く今巻ですが、この後新キャラクターも登場し、また一味違う毛色が見て取れるようになってきます。
新キャラクターは、謎めいていたみちるの小森以外に見せている一面を暴いてくれる存在になっていまして、その人物の登場によってまた二人の関係が変わっていくことは間違いなさそう。
これから二人はどうなっていくのか?
色白先生の肉感的な絵柄から生み出されるエロス要素はもちろんの事、だんだんと明かされていくみちるの別の一面や、替わっていくかもしれない二人の関係などからも実が離せませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!