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今回紹介いたしますのはこちら。

「灼熱の卓球娘」第7巻 朝野やぐら先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、白熱する地区大会決勝、シングルス3。
くまみの圧倒的な実力を前にあがりは追い詰められてしまうのですが、ギリギリのところでこよりたちとともに埋めあげた力を自覚、徐々に追い上げていき……!!



2-2で迎えた第5ゲーム。
くまみもあがりもその全身に闘志を漲らせています。
あかりは部長たちに雀が原のエースの座を託されて。
くまみは自分に食らいついて来るほど強くなったあがりとの戦いに高ぶって……!

最終ゲームに突入し、またもくまみの様子が変わります。
最初は依然あかりと同じ学校にいた頃のくまみと同じ、防御主体の戦い方。
次は、がらりとその戦法を変えたドライブ主体の攻撃型。
くまみの裏表ある性格を象徴したかのようなその二つの戦法ですが、今度のくまみが見せたのは再びの防御主体のカットマンスタイル……?
くまバリアーとまで称されるほどの防御力を持つそのスタイル、既に一回破った……と思いきや、最初に出したその時よりも切れ味が上がっているではありませんか。
どうやら最初に出した時は、あがりの実力を下に見ていたこともあり、無意識のうちに手加減してしまっていたようです。
真のくまバリアーは、今のあがりの力をもってしても容易には破れず……!
攻防の中であがりは緩い球を一級返してしまいました。
そこを逃さず……くまみはすさまじい速さのスピードドライブ、ベアローで返球!!
最終ゲームの三種点をもぎ取ったのです!!
表の守備的戦法と、裏の攻撃的戦法。
二つの戦法、二つの相反する性格。
くまみはそのふたつを、ついに一つへと融合させ始めたようで……!!
絶対的ともいえる防御力で守り抜き、少しでも甘い返球が来たら前へ出てドライブで攻める。
くまバリアーとベアロー、二つの武器を同時に使いこなす、ハイブリッド型となったくまみに、もはや死角なし!!
カットマンとしての一つの到達点に至ったのです!!

表と裏、どちらの自分が本当の自分なのかと悩むこともあったくまみ。
ですが今は、あがりに近づきたくて卓球を始めた表の顔も、泣き顔が見たくて本性をぶつけた裏の顔も、どちらも本物だと吹っ切ることができました。
表と裏、どちらもぶつけて、初めて本当の自分で戦ったと言う事になる……!!
卓球を始めるきっかけを作ってくれたあがり、卓球の楽しさを教えてくれた首相の狐姫。
大切な二人に、全ての私を見てほしい!!
これが月ノ輪紅真深の卓球、
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わたしだよ!!
再びあがりを圧倒し始めるくまみ。
気が付けば0-4で差をつけられてしまっています。
さらに横回転のカットによる外に逃げるような打球を打ち返させられ続けていたため、あがりの体力はてきめんに消耗してしまっています。
このまま試合が長引けば、あがりはどんどん追い詰められていくことでしょう。
どこか死角はないか?穴はないのか?
絶望しそうになったあがりに、こよりが声をかけようとするのですが……
突然あがりが、自分の胸を拳で叩き始めたではありませんか!!
私は強い、私は強い、私は強い。
自分にそう言い聞かせながら、胸をたたき続け……そして!!
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雄たけびを上げたのです!!
エースとしての覚悟が、仲間たちの託してくれた思いが、信じてくれているこよりが……あがりの最大の弱点ともいえる、精神面の弱さを乗り越えさせたのでした!!

そして、上りはとうとう反撃ののろしを上げます。
横回転のかかったカットボールによって、サイドに球が飛んでいくくまみの返球。
ですが、そのサイド方向に飛んでいく、と言う強みにこそ穴があったのです!!
あがりは必死にその球に食らい付き……
物凄い急角度の、ネットに対して平行に近い返球をしました!!
くまみの防御力はその超急角度の返球にも難なく食らいつく……かと思われたその時でした!!
あがりの返した弾は、卓球台の横の席に座っている審判の方へ飛んでいったのです!!
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くまみは審判席に突っ込まないよう、とっさに急ブレーキをかけながら返球するのですが……そんな状態で返した球がまともな返球になるはずがありません。
あがりは渾身のスマッシュを放ち……
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見事難攻不落の要塞に穴をあけたのです!!


と言うわけで、あがりVSくまみ戦がクライマックスを迎える今巻。
第4巻から続いていた因縁深いこの戦いがとうとう決着するわけなのですが、なんと本作自体が今巻で完結となってしまうことに……!!
完全にあがりが主役になってしまっていたところでしたが、まさかのそのまま終了と相成りました……
萌えと熱血を両立させたハイブリッド型の本作、今巻でもその両方をいかんなく発揮してくださいます。
あがりVSくまみはこの後もまだまだ手に汗握る攻防が続きます!!
果たして最後に笑うのはだれなのか?
最後の最後まで見逃せませんよ!!

そして今巻の後半は、いわば本作のエピローグともいえる内容になっております。
本作の全ての始まりともいえる、こよりとあがりの出会い。
本作を象徴する二人の姿を描き、物語は幕を閉じることとなるのです。
こちらも萌えアリ熱血アリ友情アリ、見どころ満載です!!

そして描き下ろしのおまけも巻中に巻末にと様々用意されておりまして、隅々まで楽しめ右こと間違いなし!
そしてその中のあとがきには、浅野先生の本作に対しての熱すぎる思いのたけが記されております!
残念ながら打ち切り終了となってしまった本作ですが、朝野先生はまだこの先を描く気満々!!
それがいつになるのか、どこで、どのように発表するのかは未知数ですが……
その時を楽しみにしつつ、この「第1部完」となる今巻を楽しみましょう!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!