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今回紹介いたしますのはこちら。

「かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~」第14巻 赤坂アカ先生 

集英社さんのヤングジャンプコミックスより刊行です。


さて、文化祭で勝負をかける決意をした白銀とかぐや。
それと言うのも、白銀が今年一年で秀知院学園を離れ、1年飛び級で海外の名門大学に入学することが決まったからです。
下手をすればこの文化祭が本当に最後のチャンスになるかもしれないこの状況。
はたして二人は気持ちを素直に伝えることができるのでしょうか……!?




時は来ました。
白銀の思惑はうまい事はまり、かぐやもそれにしっかりと気が付き……
かぐやは運命の地となる、学校の屋上、時計台の上へと歩を進めます。
ここで決めるつもりのかぐやは、何時もならばそばでそっと見守ったり見守らなかったりしている早坂もおいてきました。
完全に、二人きりになっての……勝負。
とはいえ早坂の考えたプランはきっちり下敷きに使うつもりでして、そのプラン通り温かいコーヒーを差し入れするために自動販売機に立ち寄るのですが……ここでかぐやのポンコツが出てしまいます。
持っていたのは、1万円札だけ。
缶ジュースの自動販売機が1万円札を使えるはずもなく……!!
いきなり缶コーヒーの差し入れを断念しなければならなくなりまして、思わず自動販売機と飲料会社に文句をつけるかぐや。
ですがここは勝負を決めるつもりであるかぐやですから、うろたえたりはしません!
缶コーヒーはあきらめ、要するにハートのアクセサリーを渡せばいいんだ、と用意していたアクセサリーを取り出そうとします。
……が、やってくれました。
無いのです。
どこかに落としてしまったようで、どこを探してもハートのアクセサリーが無いのです!!
早坂に一人でできるからと言い残しておいてきた手前、いまさら助けを求めることもできず……
結局かぐやは一人うろたえることになるのでした!!

その頃白銀は、家具屋を待っている間……なんだか今まで高揚していた気持ちが落ち着いてきてしまっていました。
落ち着いてきますと、シルクハットに黒マント、というちょっとアレな格好をしている自分が恥ずかしくなってきてしまい……
やってることは千花と同じレベルじゃないか、とそわそわしはじめてしまうのです。
謎のテンションが終わってしまった白銀、用意していたさまざまな策をすべて失ってその身一つになってしまったかぐや。
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そんな二人ですが……やっぱり運命の時はやってくるのです!!

時計台の上で、かぐやは白銀に尋ねます。
どうして学校中を巻き込むようなイベントめいた事件を起こしたのか?と。
白銀は、どうしてだと思う?と、逆に質問で返してきました。
……かぐやにはわかりません。
なぜ白銀がここにいるのか、自分が来ると分かっていたのか、試されているのか、どこまでが計算なのか。
このタイミングで留学のことを言ったのはなぜなのか、自分が告白したらどうこたえるのか、自分の気持ちにどれくらい気づいているのか……どのくらい自分を好きなのか。
何もかもがわからないかぐやは、いつも優しい白銀が怖く思えてしまいます。
渦巻く思いで言葉を紡ぐことのできないかぐやに、白銀は語り始めます。
俺にとって最後の文化祭だから、少しくらい羽目を外したかったのもある。
それは建前で、見せたいものがあったんだ。
公野菜のキャンプファイヤーなんていまどきなかなか見られるもんじゃないだろ?
それを特等席から眺めるってのは、だれもが憧れるシチュエーションだと思わないか?
しかもそれが、四宮が横にいると思えばなおさらだ。
……そっと横に並び立ち、家具屋に黒いマントをかけてあげる白銀。
これはまさに早坂が言っていたプランそのもののような状況ですから、思いを伝えるチャンスではあるのですが……どうしても、かぐやは何も言うことができないのです。
せっかくここにたどり着いたんだから、何か景品を用意しとけばよかった、何かしてもらいたいこととか欲しいものはあるか?
白銀のそんな問いにも、答えられないかぐや。
欲しいもの、してほしい事。
そんなもの、あるに決まっているではないですか。
ずっとそばにいてほしい。
あなたに告白してもらいたい。
でもあなたは誰にでも優しいからわたしにも優しくしているだけなんじゃないか。
自分だけ特別だと勘違いして舞い上がってるだけなんじゃないか。
私の思い上がりで告白なんかして、これまでの関係すら壊れたらと思うと……
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怖くて何も言葉にできない……
思いが胸にこみ上げ、大粒の涙となって目から零れ落ちてしまいます。
白銀はあわてて、困らせたか、俺も少しテンパってて、俺はお前を困らせるためにこんなことしてるわけじゃない、なんとか言ってくれよ、とかぐやに語りかけるのですが……
かぐやはやはり、言葉が出てこないのです。
スキン私と付き合ってほしい、愛してる、そのコスプレなんなんですか。
あなたが留学なんて言い出さなければ、一生告白なんてしなくて済んだのに。
もし告白なんてして拒まれたら、きっと今の関係は壊れてしまう。
だから私は告らせたい。
私の告白は失敗するかもしれないけど、
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あなたが私に告白してくれたら成功率100%なのは間違いないのに!
……そんな家具屋の気持ちが伝わった、わけではないのですが……
白銀はおもむろに携帯を取りだし、何かの操作を始めました。
俺は四宮を怖がらせるつもりなんてないんだ。
見せたい風景があるって言っただろ。
どうしても折り合いがつかないから、言葉にできないから、俺が思う最高に素敵な物をプレゼントしようと思ったんだ。
何やら装置が起動すると、大きなバルーンが浮き上がりました。
そしてふわふわと漂った後、キャンプファイヤーの上に移動し、その熱にあぶられてバルーンは破裂。
その中から、無数のハート型の風船が現れたではありませんか!!
白銀は、まっすぐ家具屋を見つめて……こういうのです。
わかるか四宮。
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これが俺の気持ちだ。




と言うわけで、とうとうやってしまった今巻。
二人のどちらかが告白すれば終わりを迎えるかと思われた本作ですが……そう簡単に物事は進まないようです!!
このタイミングで白銀が留学のことを告げたのはなぜなのか?
そして、そんな状況で告白されたかぐやの答えとは!?
文化祭編のクライマックスは、二人の恋愛頭脳戦のクライマックスでもあり……じらしにじらしただけある、怒涛の展開が待っているのです!!

そして物語は新たな展開を迎えます。
本作の裏主人公たる石上がらみのお話もまさに今後に続く、といったような展開を迎え、当初はあっさり振られて終わるんじゃないかという懸念があった子安先輩、そしてなんだかんだお互いの最大の理解者と言えるミコも巻き込んでいき……!!
石上を中心とした物語も目の離せない展開に進んでいきそうです!!

もちろんかぐやと白銀のお話も続いていきます。
文化祭のあと、二人はどうなっていくのか?
こちらも思いもしなかった、文化祭クライマックスのシリアス展開からすごい落差の展開が待っております!!
ですがそこからさらにどんでん返しが用意されていまして……
まさかまさかの連続となる本作、これから先も必見です!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!