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今回紹介いたしますのはこちら。

「五等分の花嫁」第9巻 春場ねぎ先生 

講談社さんのマガジンKCより刊行です。


さて、二乃の告白と言うとんでもないイベントが巻き起こった前巻。
そんなことがあったものの、家庭教師としての仕事は何とか成功を収め、全員課題をクリアすることができました。
無事5人そろって3年生に進級することができたのでした!!



最上級生になるにあたって(?)、一花からこんな提案がありました。
来襲から家賃を5等分します。
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払えなかった人は、前のマンションに強制退去だから。

……もちろん一花だけが家賃を担うと言うのは不公平ですから、他の4人が文句を言うわけにはいきません。
一花の目的は経済的な負担の軽減、だけではないと思われるのですが……
とはいえ、4人ももともとここの家賃を払うためにバイトを探してはいました。
全員同じところで働ければ多少大変でも不安はないのでしょうが、そう物事都合よく行くわけもありません。
四葉は接客業をしている自分を想像してみるものの、料理で服が汚れたと文句を言うお客さんや、強盗が入ってくる場面なんかを想像してしまい、みるみる不安に……
ですがここはやるしかありません。
五月は、せめて自分の血肉になる(食事的な意味ではなく!)仕事がしたいと考えるものの、やはりそこもなかなか難しいわけで。
一同がそれぞれ仕事先を探している中で、真っ先に目を惹いたのは、ケーキ屋さんです。
ただのケーキ屋さんではありません。
風太郎の働いているケーキ屋です!!
そのチラシを見て真っ先に飛びついたのは、やはり二乃と三玖!!
三玖はもう風太郎の事を想っているのが公然の秘密となっていますから納得ですが、あの告白を知らない面々は何故わざわざそこなのかと疑問に思うところ。
とはいえ二乃はお菓子作りを得意としていますから、自分の得意分野だから、と押し切りました。
あいつがいるのは不本意だわ、と言いながらも、表情は柔らかい二乃。
料理ができない三玖は不服な顔で……
そんな三玖に四葉は自分の得意分野である総司のバイトを一緒にしようよ、と誘うのでした。

で、時は飛びましてケーキ屋さんのバイトの面接の日。
面接にやって来たのは、
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なんと二乃と三玖の二人でした!!
ふたりとも採用できればいいのでしょうが、向かいのパン屋さんが好調でこのケーキ屋さんもさすがに二人雇う余裕はないとのこと。
それでも三玖は「ケーキを作りたいです」とはっきり言うのです。
採用枠争いをし始める二人。
店長はそれを見ておもむろに、風太郎に言うのです。
彼女達は君の友達だったよね、任せた、と!!
任されてしまった風太郎に、二人は詰め寄ります。
あんなタラ当然私を選ぶわよね、と二乃。
私にできることなら何でもするよ、と三玖。
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だから選んで、と二人……!!
迫られた風太郎は……!?


そんなバイト枠攻防戦が決着しまして、ほどなくするといよいよ三年生になる日がやって来ます。
三年生になってまず最も気になるのが、クラス割です。
バイトなんかで一緒にいられる時間が減っていく、これから先もみんなそれぞれ忙しくなって、禪院そそることも少なくなる。
このまま大人になってバラバラになっていくのかな。
一花のそんな言葉が、クラス割で別々のクラスになることにも重なっていきます。
それに風太郎は、それはきっと悪いことじゃないんだろう、と答えるのですが……
クラス割を見て、驚くことになってしまうのです。
3年1組。
風太郎のいるそのクラスに、
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5人全員がそろっていたのですから!!!
……こんな偶然があるでしょうか。
いや、偶然、こんなことがあるわけがないのです。
そのクラス割ができた事を執事から聞いた、五つ子たちの父親は……わずかに口元をほころばせるのでした……!!



と言うわけで、3年生に進級した一同。
無事進級出来ましたし、このままいけば無事全員揃って卒業、と言うのも難しくないでしょう。
ですが今は五つ子は親元を飛び出してアパート暮らしをしているわけで、そちらの方は問題がまだまだ残されているわけです。
今回のクラス割もどうやら父親の思惑が絡んでいるわけですから、これからまだまだ何かを仕掛けてくるでしょう。
この後、早速その仕掛けがやってくるわけですが……!!
そんなことも知らず、四葉は新しい学年で最初のオリエンテーションで、とんでもない行動をとってしまいます。
その行動は、風太郎の生活を大きく左右するものになってしまい……!?
そして、その四葉の行動を置いておいても風太郎には大きな変化が起きていました。
この変化が、この後の展開に大きく関わってくるのです。
風太郎&五つ子VS父親、その新たな戦いに……!!

さらにもちろん、五つ子の恋模様もばっちり描かれていきます。
今巻では、前巻で告白した二乃……ではなく、あのキャラがまさかすぎる行動を取ることに!!
こちらの恋愛パート、今まで本作とはまた毛色の違う内容となっていまして、今後の展開がますます気になってしまうことでしょう!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!