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今回紹介いたしますのはこちら。

「惑星クローゼット」第3巻 つばな先生 

幻冬舎さんのバーズコミックスより刊行です。


さて、愛海は地球でフレアに体を探しに、フレアは夢で繋がった星で妹を探しに向かった前巻。
フレアは妹の奈子を発見するのですが、奈子は星の住民らしい怪物のうろつく建造物に入っていってしまい……?



立ち込める靄の中、建造物にたどり着いたフレア。
その出入り口と思しき壁から、助けを求める声とともに、か細い少女の手が伸ばされ……
とっさにフレアはその手をつかむのですが……それは罠だったようです。
出入り口からは無数の触手の様なものが伸び、フレアを中へと連れ込んだのでした!!


薄暗い建造物の中。
フレアは、自分を呼ぶ声で目を覚まします。
おねーちゃん。おそいよ。
そう言いながら姿を現した奈子の左目は……最初の「穴」になってしまった、先輩と同じように、異形に変貌してしまっています。
フレアは奈子を抱きしめ、お姉ちゃん来るの遅くてごめんね絶対返してあげるから、そのメモなおしてあげられるように考える、と声をかけました。
ですが奈子は落ち着き払った声でこう言います。
もうすぐ地球に行けるように大きな穴が開くんだって、私はそれで帰れるのよ。
その穴はみんなが一斉に通れるくらいの大きいの、だからお姉ちゃんはもう心配しなくていいのよ。
私はそれだけ伝えに来たのよ、だから大丈夫。
……その言葉を聞いたフレアの脳裏によぎったのは、奈子の「おねえちゃん、たすけて」と言う心からの言葉でした。
うそ、さっき助けを求めたた!
フレアがそう言うと、奈子は
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その顔を異形のものへと変え、絶叫!!
ヒヒヒと笑い、逃げ去って行くのです!!
必死に追いかけるフレア。
すると奈子は一瞬立ち止まり……二人に分裂!?
そして、片方はそのまま逃げ、もう片方はその場に倒れ込んだのでした。

どうやら体が完全に怪物に乗っ取られ、魂だけが負いだされた形になったようです。
魂の方の奈子は、フレアに抱き着いて泣きじゃくります。
フレアはそっと奈子を抱き寄せるのですが……
もうぐずぐずはしていられません。
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地球に帰れたとしても、肉体が無ければ幽霊も同然。
多少危険でも、奈子の体が無事なうちに取り返さなければ。
奈子に個々の中の事が何かわからないか聞いても、奈子はわからないと泣くばかり。
お母さんに会いたい、という奈子の声を聞くと、フレアはなぜか一瞬、様子が変わり……?
と、その瞬間、ピスがフレアの頭の上に乗ってきました。
そして奈子の顔をなめたりしてきまして、とりあえず空気が和みます。
気を取り直し、奈子の体を探すことにするのでした。

頼りの綱は、少し前に見つけた武器一つ。
この武器一つでどれだけ戦えるかわかりませんから、少しでも戦いは避けたいところ……
探索していると、少し開けたところに出たふたり。
物音がしたのですぐさま身を隠しますと、あの怪物の子供の様なものがカサカサと軟体か歩いてきました。
直後、天井から怪物の親か何かが姿を現し、子供たちを天井に引き上げて行きます。
ですがなんということでしょう、子供の一体がフレアたちの気配を感じたようで……!!
かさかさと寄って来る子供。
このままでは子供に見つかってしまい、そして親の怪物に見つかってしまうかもしれません。
そうなれば……!!
ぐっと息を殺すフレア。
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……子供がこちらに寄って来る、と言うその瞬間に、親の怪物がその子供を天井に引き上げて去って行ってくれました。
ほっと息をつくフレアでしたが……
そんなフレアの前に、思いもよらないものが現れるのです!!
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最初は、モヤモヤした光の塊。
それがやがて、四角い窓の中に太陽を描いたような形になり……そして、こっちに恋とでも言うように光の尾を引いて道の先に進んでいきました。
あれは……おそらく、先輩とフレアをこの場所へと導いた、正体不明の存在です!!
結局あれの目的が何だったのかはわからないままです。
今の状況からして、先輩を穴にすることが目的だったかと思っていたのですが……ここですぐにフレアをどうにかしたいと言う事は……何か、違う目的があるのでしょうか?
……フレアは、意を決します。
奈子、行くよ。
絶対離れないでね。
そう言って……フレアは、そいつの後をついていくことにしたのでした!!



と言うわけで、一人でも戦い、「穴」の開放を防ごうと奮闘するフレア。
実際その手にしている武器は強力ではあるものの、それだけでその穴の開放が防げるかどうかはわかりません。
それでも、妹のために、そして地球のために、動かずにはいられないわけです!
その助けになるのか、それとも再びフレアを絶望に叩き落とすのか、フレアはあの謎の存在に希望を求めることにします。
果たしてこの謎の存在はいったい何者で、目的は何なのか?
この後、フレアは謎の存在に出会うことになります。
そしてさらにその先で、衝撃的な真実を知ることになってしまい……!!

同時に、フレアの体を探す旅に出た愛海の物語も進行します。
岡ちゃんとともにわずかな希望を頼りに旅していくわけですが、そこでもとんでもないものと出会うことになるのです!!
フレアと愛海、二つのパートが同時に進み、その両方が衝撃的な展開を迎え、そして一つに交わっていく。
今巻で明かされる驚くばかりの展開は、読者を一層本作の虜にしてくれることでしょう!!
クライマックスも近づいてきている雰囲気の本作、もしかしたら決着も近い……のかもしれません!!





今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!