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今回紹介いたしますのはこちら。

「放課後の拷問少女」第6巻 BOKU先生 

講談社さんのマガジンKCより刊行です。


さて、人文研究部部長の麻美による拷問研究と称したエロスなアクティヴィティに巻き込まれ、美少女たちとの嬉し恥ずかしトラブルを堪能する(?)石丸。
夏合宿なんかのイベントも経て、本命である清香との距離も近づいているような……?
その他の魅力的な面々ともあれやこれやとありまして、本人は自覚していないながらもモテている石丸、果たして今巻ではどんな出来事に出会うのでしょうか!?



文化祭。
イベント特有の空気でみんながウキウキし、恋愛系の漫画では外せない注目のイベントです。
人文研究部では映画を撮影することになりまして……まぁその映画はとある人物を一人生贄に捧げ(?)、人文部のただならなさを学校に改めて知らしめる逸品となりました。
その映画の内容は読者の皆さんの目でご確認いただくとしまして……
問題はその映画の公開の後、文化祭を楽しむだけとなった段階で巻き起こったのです!

最近めっきり影の薄い坂戸先生が、足元にあった段ボール箱を持ち上げていました。
と、その際にスカートの記事も一緒に持ち上げてしまい、下着があらわになってしまいます。
その時通りがかった女子生徒がそれを見かけて、慌てて早く隠してくださいと言うのですが、坂戸先生は全く気が付かず、下着はそのままに!
このままではヤバイ……と言うところにさっそうと石丸が現れ、自然に荷物を坂戸先生の代わりに持ってあげました。
俺が運びますよ、職員室で良いんですか?
助けて揚げたことを億尾にも出さず、あくまでナチュラルに荷物を代わりに運んであげると言うだけを装って去って行く石丸。
その鮮やかな手腕に、あまり石丸と面識のなかった女子生徒も、ちょっとかっこいいかも、と彼のことを見直すのでした。

次に石丸と出会ったのは、若葉でした。
若葉はいつものように石丸にアピールするため、クラスの出し物の衣装のスカートを目いっぱい短くしておりました。
ダーリンは短い方が好きでしょ?と言う若葉ですが、石丸はまた何も言わずスカートを適正な膝上くらいまでの長さに修正。
そして、
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おまえさ、スカート短くしなくても可愛いぞ、と優しく囁いて立ち去るのです!
そのあまりのスマートさに、ダーリンがかっこいい?!と仰天する若葉……!
それらの出来事を目撃していた他の男子生徒も、その好感度アップイベントをこなす石丸に怒りを感じてしまうほどだったのです!

そして今度は、清香と出会う石丸。
清香はクラスの出し物、お化け屋敷のお化けの格好をしています。
顔にはちょっとしたメイクをしていたのですが、石丸はそのメイクをそっとぬぐい取ってあげます。
早く落とさないと、美術用のペイントは肌に悪いですよ。
そう囁く石丸に、清香は照れまくって、私は大丈夫ですけど、気兼ねなく女性の肌に触れるのはよくないですよ!?とあたふたして……
そんな清香に石丸はさらに追い打ち。
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でもとりあえず綺麗になって良かった、てかいつもきれいですけど。
清香を思いっきり赤面させて、石丸はまたあてどもなく歩き始めるのです。

今度は、文化祭にやって来た子供たちに蹴りを入れられている熊の着ぐるみに出会います。
熊さんがかわいそうだろ、お菓子あげるからあっちで遊びな、とその子供たちをうまく追い払うと、石丸はその熊さんに話しかけました。
熱いのにお前も大変だな、鶴瀬。
着ぐるみだと言うのに、なぜ彼女だとわかったのでしょうか!?
リコも驚いて、被り物を外して尋ねますと、石丸はこう答えます。
鶴瀬って実は優しいとこあるからな、子供をむげにできないかなと思って……
またなんだかかっこいい返答ですが、半分は冗談とのこと。
その着ぐるみが例の映画撮影に使っていたもので、今日であっていない人文部で着そうな人物がリコしかいないと言う消去法が決め手だったのです。
かっこいい台詞に戸惑っていたリコ、種明かしをされ、人を馬鹿にして……といつものように食ってかかろうとしたものの、そのタイミングで石丸は彼女にお水のペットボトルを投げ渡しました。
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汗だくだからなお前、じゃあな。
そう言ってお礼の言葉も待たずにその場を後にする石丸……
一体今日の彼は何なのでしょうか。
リコも、若葉も、清香もこう感じざるを得ません。
いつもと、何か違う!?

……実は石丸、麻美の手伝いをさせられて、睡眠不足と疲れでもうろうとしていただけでした。
いつもの照れや打算や煩悩がそぎ落とされ、彼が持っているイケメン成分だけが上手い事抽出され……
まあ根っこの方はイケメンである彼、本気を出せばこれくらいのことは出来るのかもしれませんが、ともかく今日は偶然に偶然が重なった結果のようです。
本人も疲れのあまり、皆と話したことは覚えていても、その内容まではあまり思い出せない様子。
まあいいか、と疲れる体を足の向くまま動かしていますと、突然校内放送が鳴り響きます。
その声は、麻美先輩のもので……
後夜祭で、キャンプファイアとフォークダンスがあります。
既に恋人同士ならばそれも良し、ただの友達ならこの機会にフォークダンスでそれ以上の関係になるチャンスです。
勇気ある皆さんの参加をお待ちしてます。
全校放送によって、俄然注目を集めることになるフォークダンス。
女子と二人で踊れば、例の放送の効果で恋人になった二人か、と更なる視線を浴びるのは間違いないでしょう。
そんな衆目の目のことなど、今のあの三人には考えられませんでした。
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後夜祭で、フォークダンス……!!
最近石丸のことが妙に気になってしまっているうえ、今日の出来事でさらに意識してしまったリコ。
前々からもうアピールしていたものの、ライバルの存在もあって一歩を踏み込めなかった若葉。
そして、なにかと石丸のことを考えてしまうようになっている清香……!!
にわかに巻き起こったフォークダンスイベント、果たしてその結末は!?



と言うわけで、文化祭でまさかの大イベントの予感が漂い始める本作。
期せずしてフラグたてまくりの石丸ですが、ここでいよいよ誰かと懇ろになってしまわれるのでしょうか!?
……そうなると本作はもうエンディングまっしぐらになってしまいそうですが……
今回の出来事の末に待っている全校生徒の半分が納得したと思われる衝撃のラスト……ご期待ください……!

そしてそんな一大イベントの他にも見逃せないお話が盛りだくさん。
麻美先輩の差し金による、石丸を接待する権利をかけて、コンパニオンと人文部三人娘のバトルが繰り広げられる二話構成のお話、前巻から登場している瑠璃が文字通りの主役となるエピソード、さらに恒例の一話完結型のエロス拷問研究のお話などなどを取り揃えております。
さらに注目せざるを得ないのが、ある理由から石丸とリコが3恋人のふりをすると言うイベントでしょう!!
恋人であると言う事を疑わせないために、二人がするあんなことやこんなこととは!?
最近石丸を意識し始めているリコの態度や、心の機微など、見どころ満載のエピソードとなっております!!

本作全体で見ても「券」の発行が幾度となく行われているなど、ラブコメ要素だけでなく、サービスシーンも増量中!
おまけページでは、今後の展開を示唆するちょっと気になる要素なども盛り込まれ、これから先も楽しみになること間違いなしですよ!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!