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今回紹介いたしますのはこちら。

「男塾外伝 伊達臣人」第7巻 原案・宮下あきら先生 作画・尾松知和先生 

日本文芸社さんのニチブン・コミックスより刊行です。


さて、三面拳VSフェルゼンと、伊達チームのエイトネイルとの戦いが同時に進行している本作。
雷電が仲間を助けるために、生死の狭間を行くギリギリの戦いを繰り広げるなか、伊達達の戦いがとうとう幕を開けるのです!



エイトネイルとの戦いは、おそらく激しいものとなるでしょう。
その第1戦に名乗りを上げたのは……なんと八戒でした!!
真の力に覚醒はしたものの、生来の小物っぷりは抜けきらない彼が、真っ先に戦いの場に降りようとするとは。
ゴクウも驚いたようで、お前が先陣を切るとは威勢がいいな、どうした、と声をかけるのですが……
八戒は、その理由を明かしてくれました。
初戦とはチームの中で一番弱い奴が出てくるのが鉄板だ。
つまり後に行くにつれて強い奴が出てくる!
あの八人の中で最初に一歩踏み出したものが一番弱いのだ!!
そのものと対戦すれば私にも勝機はある、私とて勝つためなら手段は選ばん!
……やはり八戒は八戒でした。
恥知らずめ、貴様何故そんなことを思いつく!?とゴクウが思わず呻きますと、八戒は恥ずかしげもなく、それは私が知恵ものだからだぞとほくそ笑むのです。
……が、そこに伊達のツッコミが入ります。
いや、てめぇは根っからのマヌケだ八戒!
どうやら先を越されたな。
……そう、八戒がゴクウにしたり顔で解説をしている間に、既に闘技場には一人の男が降り立っていたのです!!
我が怒り、未だ収まらん!
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そう言って闘技場に立ったのは……蝙蝠蝮だったのです!!
八戒は自分の作戦が脆くも崩れ落ちたことに楽だんするのですが、毒蝮は言うのです。
命拾いしたな、エイトネイルに弱いヤツなどいない、この戦いはまさに死闘だ。
エイトネイルは今までの相手とは違う、覚悟しときな!!
俺達の中で誰かは命を落とすことになる!!

蝙蝠蝮の登場を見て、エイトネイルは最初に立ったシルクハットの男ではない人物が戦法に出ることになったようです。
その最初の戦士は、紅孩児。
船上に向かう紅孩児に、シルクハットの男は激励の言葉ではなく、厳しい言葉を送ります。
敗北は許さない、もし我らの名を汚したその時は、お前の命はないものと思え、と!
そしてその言葉とともに、男は紅孩児の高等部に向けて剣を投げつけるではありませんか!!
ですがその剣は、振り返る事すらしなかった紅孩児の直前で何かによって跳ね返され、宙を待って地面に突き刺さるではありませんか!!
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さらにその剣には、あのわずかな一瞬で「承知」と刻み込まれていて……!!
背面すらも死角ではないと言う、紅孩児。
「神の手」。
そんな技が紅孩児にはあるらしいのですが……!?

勝負は始まりました。
開始とともに二人の拳は交錯!
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その一撃はお互いの肩口をかすり、両者の実力は互角……かと思われました。
ですが、それは大きな間違いでした。
大地を揺るがすほどの立ち合い、あの飛燕を追い詰めた蝙蝠蝮と互角に渡り合うとは、と漏らす八戒ですが、伊達は冷静にこう判断します。
互角なんてレベルじゃねえ。
蝙蝠蝮の実力は!!
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数段……劣っている!!
当所として鮮血を噴き出す蝙蝠蝮の腹!!
お互いはなった拳は一撃ずつのはず。
だと言うのにこの深手は一体……!?



と言うわけで、エイトネイルVS伊達チームの戦いが本格開幕となった今巻。
戦った相手が仲間になって一緒に戦う、と言うのは男塾名物と言ってもいいお決まりの展開ですが、スピンオフ群の中でその展開を最も踏まえているのが本作と言えましょう。
男塾的には、敵では強かったのに仲間になるとそうでもない、と言うタイプと、敵だった時より仲間になった後の方が強いタイプの二つに(ギャグ担当にされると言うパターンもありますが!)分けられるかと思いますが……
本作は、最もシリアスだった時期の男塾本編をしのぐシリアスさを誇るスピンオフ。
どんな戦いでも、それがたとえ八戒だろうとも、何もできず噛ませ犬でおわると言う事はありません!!
毒蝮四兄弟の中でも今一つ強さを感じない蝙蝠蝮ですが……
実力で数段上と伊達に言われてしまうほどの相手に、どうやって立ち向かうのでしょうか?
そして彼に勝ち目はあるのでしょうか!?
紅孩児の「神の手」、その神の手を使った更なる技。
蝙蝠蝮にそれを破る秘策はあるのか……!?
予想を超える熱戦となる蝙蝠蝮VS紅孩児。
見逃せない戦いになっているのです!!

そしてそんな戦いと同時に、三面拳の方の物語も進行。
フェルゼンと雷電たちの戦いが描かれる……かと思いきや、思いもよらない場所で、思いもよらない人物と……あの人物が出会うことに!!
三面拳の物語も必見ですね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!