oa0
今回紹介いたしますのはこちら。

「男塾外伝 赤石剛次」第5巻 竹添裕史先生 

日本文芸社さんのニチブンコミックスより刊行です。


さて、大会の中で一文字流の因縁に終止符を打つ戦いに挑むことになった赤石。
女剣士・零との戦いを経て、赤石がたどり着くのは……?



いままで繰り広げられてきた赤石の激戦。
それは、一文字流の因縁に決着をつけるためのものでした。
そんな数々の試練を乗り越え、赤石が最後に戦わなければならない男……
その男の名は、一文字神愚羅!
赤石はとうとう一文字流の因縁の決着をつける一戦に挑むこととなるのでした!

赤石を前にして、本物は私だけだと言ってのける神愚羅。
この男はそんなビッグマウスに見合う実力を持っているのか?
実際に剣を交えれば、尋ねるよりも早くその疑問は晴れるでしょう!
赤石は先手を打ち、愛用の斬岩剣で斬りかかりました!!
ですが神愚羅は、偽物、とつぶやいたかと思うと、
oa1
なんと小さな脇差一本で赤石の剣を止めて見せたではありませんか!!
直後、神愚羅はその短い脇差で反撃を放ったのですが、放たれた一撃の威力は筆舌に尽くしがたい大威力!
とっさに飛びのいた赤石ですが、その隙を神愚羅は見逃しません!!
素早く追撃をかけ、斬岩剣を弾き飛ばしてしまったのです!!
止めとばかりに突きで追撃する神愚羅!
ですが赤石もすんなりやられるはずもありません!!
紙一重で攻撃を避けたかと思うと、なんとパンチで反撃を試みたのです!!
そのクロスカウンターを狙ったパンチですが、神愚羅は驚くべき反応を見せ、肘でパンチの軌道をずらしてガード!!
赤石はそれならばとパンチを乱打!!
これにはさすがの神愚羅もガードに徹するほかありません。
ダメージ自体はさしたるものではありませんが、赤石のパワーで大きくふっとばされてしまいました。
距離が離れたことによって生まれたわずかな時間。
すかさずダッシュして斬岩剣を手に取り、後から追いかけてくる神愚羅を振り返りもせずそのまま壁を駆けのぼります!!
そして壁を蹴って後ろに振り返り、追いかけてくる神愚羅に奥義を放ちました!!
一文字流奥義「微塵剣」!
対する神愚羅もまた、一文字流秘奥義「千手連翔剣」を放ち……
赤石の微塵剣は、神愚羅の千手連翔剣によってあっさり蹴散らされてしまいます。
しかもその威力はまったく衰えず、赤石に直撃!!
赤石は斬岩剣で受け止めようとしたものの、そのまま……!!

やるじゃねぇか。
額から血を流す赤石。
流石の証でも神愚羅の力は認めざるを得ないようです。
が、神愚羅の力はこんなものではありませんでした。
神愚羅は脇差を投げ捨て、とうとう愛刀をその手に取ります。
何やら得体のしれないオーラを感じるその剣……
神愚羅はさやから抜きながら、こう言うのです。
一文字流斬岩剣、この世に斬れぬものはなし。
それは今日までの話。
偽物は決して本物を切れない……!!
神愚羅は、自分の愛刀をこう呼びました。
一文字流に伝わる名刀、「真・斬岩剣」と!!

真・斬岩剣を持った神愚羅の力はとんでもないものになっていました。
ですが赤石もさるもの、攻撃を薄皮一枚切られるギリギリのところで回避し、逆に攻撃をしかけて行きました!!
……が。
そこで赤石は、今まで見たことのない衝撃的な光景を見ることとなるのです。
この世に斬れないものがないはずの斬岩剣が
oa2
刃こぼれしている……!!
攻撃を防げば防ぐほど、攻撃を入れれば入れるほど、斬岩剣は崩壊していく……
もはや赤石に打つ手はないのでしょうか!?
……いや、まだ打つ手はあります。
赤石が次に使ったのは、自らの気で刀を作る念隴剣。
oa3
赤石は念隴剣の気で斬岩剣を覆うことで、刀の強度と切れ味を増すというひらめきの一手を見せたのでした!!
ですが、赤石にできることは、神愚羅にもできてしまいます。
神愚羅もまた念隴剣で真・斬岩剣を覆ったのです!
あえて同じ技を使うことで、絶対的な力の差を見せつけようと言うのでしょう。
赤石もまた、自身の力で真っ向から神愚羅を打ち破りたいところ。
二人は雄たけびとともに突進し、刀と刀をぶつかり合わせます!!
すると……
oa4
斬岩剣全体に、大きな亀裂が走って……!!


と言うわけで、クライマックスを迎える本作。
赤石は実力でも、刀でも自分の上を行く相手に勝つことができるのでしょうか?
全ては赤石と、斬岩剣にかかっているのです!!

数ある男塾シリーズのスピンオフの中でも、既存のキャラに頼る部分を抑え、本作独自のキャラクターを活かした物語作りをしてきた本作。
最終巻となる今巻でもその点はしっかりと踏襲しつつも、男塾本編へのリスペクトも確かに感じられるお話が展開していきます。
特に最終回は男塾ファンが唸らされる結末となっておりまして……
あの「男塾」のスピンオフだから、と言うわりとがばがばでも許されてしまう背景が出来上がっているこの環境で、本作は「男塾」本編にしっかりと繋がるエンディングが用意されているのはさすがと言わざるを得ません!!
繰り広げられていく激闘、しっかりと決着を迎える一文字家の因縁、わだかまりなく終わるキャラクターたちとの関係……
数々の要素で最後まで読者を楽しませてくださるのです!!



今回はこんなところで!
差ぁ、本屋さんに急ぎましょう!!