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今回紹介いたしますのはこちら。

「不徳のギルド」第4巻 河添太一先生 

スクウェア・エニックスさんのガンガンコミックスより刊行です。


さて、キクルのギルド引退のための後継者育成は一向にはかどらず、彼を取り巻く女性ガード達の巻き起こす騒動は一層激しくなっているような。
果たして今巻ではどんな騒動が巻き起こるのでしょうか!?



キクルたちのパーティーは、言うまでもバランスが悪いです。
トキシッコは体力が無さすぎて少し遠くに行くだけでバテて戦力にならず。
メイデナは魔物を前にすると怖がって戦えず、ひたむきに及んではもう言うまでもなく戦力になりません。
先日仲間入りしたノマは戦力としては悪くないのですが、オールマイティーなサポートに適した能力の持ち主で、前衛も後衛も「任せる」と言うには不安です。
そんなこんなで最も戦力として見込めるのはハナバタです。
まあこれもわかってはいたわけですが……問題なのは彼女が使う「狂花」。
その使用をやめさせるのが一番戦力になる早道なのですが、彼女自身は狂花によって自分が凄く活躍していると思っていまして……
彼女を説得するには、とある筋(?)から入手した、ハナバタの狂花使用中の動画を見せるしかない!とキクルは決意。
意を決して、ハナバタを自宅に招くのでした!

キクルの家にやって来たハナバタは……ものすごくおめかししておりました。
一人だけキクルの家に招かれた、と言う事実にいろいろ考えてしまったハナバタ、もしかしたらもしかするかも……と心の中で思ってしまったようで、張り切りまくっていたのです。
いろいろと艶やかな服装に、いつにもましてフローラルな香り、そして手作りのクッキーを手土産に……
以前のお料理回の後では、そのクッキーは恐怖の対象でしかないのですが……!

さて、本題です。
これを見ても暴れたりしないでほしい、と最初に言い含めるキクルですが、ホラー映画でも流すつもりか?と笑うハナバタ。
中にないっているのは、ハナバタにとってはホラーでしょうが……
ハナバタは、自分がここに呼ばれた理由が、少し前にエノメに相談したことである、と思っていました。
実際それが一因ではあるのですが、ハナバタは自分がキクルにさけられている、嫌われていると勘違いしておりまして。
なのになぜこんなことをするのか、と首をかしげていると……
キクルは動画を再生し、そのままダッシュで部屋から逃げ出すのです!!
同時に映し出された映像には、
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狂花を発動してものすごいことになっているハナバタがうつっていまして……
何か想像していたのと違う方向性のホラーが流れてきた!と、ハナバタの顔からは一気に血の気が引いていくのでした!!
そしてすぐ気を取り直し、なんなんだこの悪質な画像加工は、嫌がらせにしては手が込み過ぎだろう、とうろたえるハナバタ。
そこにキクルは勇気を振り絞って舞い戻り、ハッキリと言ってしまうのです。
その映像は嘘でも加工でもない、これが「狂花」したお前の姿なんだよ!!
……ちょうどその時の映像では、ハナバタが「せんぱいだーいしゅきー!」とキクルに抱き着いていく様子が映っていまして……
物凄い恥ずかしくなってしまうハナバタは、キクルに抱き着いて顔を塞ぎ、聞いちゃダメ、見てもダメ、と叫ぶのです!!
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柔らかい感触、香ってくるいい匂い、そして呼吸不可能な圧迫……
狂花していなくても死と隣り合わせなハナバタとの接触!
腕力では圧倒的に負けているキクル、跳ね飛ばすこともできず……とっさにハナバタの持ってきたクッキーを手繰り寄せ、彼女の口に突っ込みました!!
するとその味の効能により、
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ハナバタはなぜか服がはじけ飛びながらのけぞるのでした……
とりあえず冷静になったハナバタは、キクルの服を借りて話し始めました。
自分の父は偉大なガードだった、そんな父がある日19歳の信任エースを称賛した。
他のガードからの評価は低く、取り上げられたのも地方新聞の片隅に一度だけ。
でも、みったに人を褒めない厳格な父に褒められたそのガード……先輩に、たまらなく憧れた……
そんなあこがれをあれほどまでに傷つけていたなんて!
家の者達も私を恐れて真実を離せなかったに違いない、きっとみんな私に怒っている!
……そこにハナバタの従者たちが乱入してきまして、そんなことないよとひと騒ぎしたのですが……それはひとまず置いておきましょう。
キクルは、ハナバタにこう言ったのです。
誰もお前を嫌ってなんかいない、俺もむしろ良識的な人間であるお前は好きだ。
本当は狂花を封印させるつもりで見せたのだけど、考えが変わった。
今後も使おう。
本来の狂化とは違う作用で身体を強化し、その副作用的なもので「酔っぱらう」ことになってああなってしまうハナバタ。
ならば、その酔う状態、「マナ酔い」を克服すれば自我を保って使えるのではないか?
克服までに時間なんてかかってもいいし、迷惑をいくらかけてもいい。
さっきのハナバタの話から、俺に対する強い気持ちは伝わった。
……キクルに、ハナバタの気持ちが、伝わった……?
ドキドキしながら、ハナバタは私の気持ちは先輩に伝わったのか?と温めて尋ねます。
するとキクルはこう返してきたのです。
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「尊敬」だろ?
キクルはやっぱりわかっていませんでした。
……ハナバタの気持ち、そして……彼女の目が死んだことを。



と言うわけで、ハナバタにスポットを当てたお話が描かれる今巻。
狂花していた時の言動からもわかっていたハナバタのキクルへの気持ちですが……こんな落ちが待っておりました。
と言ってもキクルがこの結論に行きついたのにもある原因がありますので、彼をそこいらの超丼関係主人公と並べてしまうのは可愛そう……かもしれません!
この後3話にわたる中編、「タネの村」編がはさまれまして、ハナバタの狂花克服へのエピソードがもう一話収録されております。
表紙イラスト通り、ハナバタの魅力がたっぷり収録された一冊になっているわけです!

と言ってもハナバタ以外のキャラクターも勿論活躍してくれます。
そのタネの村編ではゲストキャラとして新たな女性ガード、ミシェリーが登場。
彼女と共に、ひたむきたち今までのレギュラーキャラもあられもない姿を見せてくれますのでご安心くださいませ!!
今巻もまたエロスなサービスシーンと脱力ギャグがお腹いっぱい楽しめますよ!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!