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今回紹介いたしますのはこちら。

「魔法少女サイト」第15巻 佐藤健太郎先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、とうとう始まってしまった「人類総受精」。
地球上に存在するほとんどすべての人間は「王」によって新人類へ生まれ変わらせられる準備段階へ変化させられてしまい、もはや人類は滅亡を待つのみとなってしまっています。
ですが残された魔法少女達と、管理人・漆はまだあきらめてはいないのです!!


彩たち魔法少女と、要と三炭。
彼らがこうして生き残っているのは、「魔法のステッキを使った」からだと漆は言います。
「不」のエネルギーを生み出すような愚かな行動をしたものを、王は罪深いものとして生まれ変わりの輪に入れないつもりだったのです。
こうして人間の形を保てている一同ですが、だからと言って漆以外の管理人や零という強敵ぞろいの王たちに対抗する手段などあるとは思えず……
しかし、そこで漆は言うのです。
王にエネルギーを与えるはずのステッキの使用。
ですが以前、漆はステッキの使用がされたときに王がダメージを受けているところを目撃した、と。
それは……
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「男」がステッキを使った瞬間でした。
少女が使ったエネルギーは王にプラスとなり、男が使えば逆にマイナスになる。
その事に感づいていた漆は、一度でもステッキを使用したことのある男、要を生き延びさせるよう動きました。
……王を倒し、テンペストを阻止するために!!
ですが漆は王の部下であるはずなのに、何故そんなことを考えたのでしょうか。
それは、今の漆が生まれた時に起きた、わずかなエラーにあるようです。
漆の体を構築しているのは、雹花と言う魔法少女です。
その雹花が管理人に変化させられる時、磯子が密かに小さくなって雹花の中に潜り込んでいて……
予定外の異物が入ったまま管理人化させられたため……漆の中には小さなバグが発生していたのです。
そのバグは、人間であったころの記憶の影響からか、漆が本来持っているはずの王への絶対の忠誠を揺らがせる働きをしていました。
その小さなバグは徐々に大きくなり、そして漆は思い始めました。
王の狙っている世界の変革は、つまらない。
人間なんて愚かな生き物でいい、それが人間の本来あるべき姿なんだ。
苦しみあい、憎しみ合い、傷つけあい、感情があるからこそドラマがある。
人間はおろかな生物だからこそ……おもしろい!
さらに漆はこんなことをもくろみます。
男にステッキを使わせてダメージを与え、王を倒す。
そして、二度と王のようなつまらない魔法少女が生まれないように、この僕が
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この地球、神になる!
彩たちからすれば、漆のような好き放題少女達を弄んだものが紙になることなど許せるはずもありません。
完全に手を組んで協力……とはいきませんが、それでも今はとにかく王の凶行を止めなければならないでしょう。
……作戦はこうです。
三炭と要がステッキを使って王に直接ダメージを与える。
その間に、他の魔法少女達は世界の変革のかなめである「地球の宮」を崩しにかかる!
地球の宮はあまりに巨大な、まるで山のように巨大な物体です。
壊すのは困難でしょうが……そこで、まだこの星に幾人も残っているであろう、魔法少女達を掻き集めて……一斉に攻撃を仕掛ける!!
それならばいくら巨大な山であろうとも崩せる……と、そんな最後の希望が、虚しく打ち砕かれる来訪者が現れました。
他の魔法少女?なんのこっちゃろうな、もしかしてあの役立たずたちのことを言うとるんちゃうけ?
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ぞろりと姿を現した管理人たち。
彼らは、都内に残っていた魔法少女達はすべて始末済みだ、と言うではありませんか。
後はお前たちだけだと言う管理人たち。
……絶体絶命のその時、まず動いたのはかなめでした。
降参降参、もうお手上げだ、どうにもできねーよ。
いまさらは向かおうとも思わねえから、あの王様の意のままに行動させてもらうよ。
そんな命乞いまがいのことを言う要。
しかしその裏では、魔法少女達とテレパシーで、こうして気を引いているうちに彩のステッキでみんなをどこか遠くに逃がす、と言う算段を進めていたのです!
……が、それも見破られていました。
おおよそ、時を止められる前に逃げようと思っている、ってところかのぉ?
……管理人に完全に見破られている今、もう一か八かやってみるしかありません!!
彩は魔法のステッキを使おうとするのですが、それよりも一瞬早く管理人たちが動き……
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管理人・弐の時を止める能力の発動する動作が行われてしまうのでした!!



というわけで、最終決戦の始まった本作。
この紹介したエピソードの前に、本作に隠された驚くべき真実が明かされ、明らかに特別だった管理人、零の正体も判明しました。
着々と謎の明かされていく中で始まった最終決戦は、いつ誰が命を落としてもおかしくない激戦となっていきます!!
果たして彩たちは王を止めることができるのか?
そして露乃を、人類を救うことができるのか!?
泣いても笑っても次巻第16巻が最終巻!
怒涛のクライマックスが続き、物語は終着点へと向かっていくのです!!
……そんなところで、あのキャラクターが登場。
まさかのあの作品と本作が同じ世界観だったことがわかり、ここに来て一層物語は渾沌としてきて……
予想できない本作のラストシーンは、19年10月発売予定の最終巻に収録!
彩たちの戦いの行く末を、ここまで来たら最後まで見守るしかありませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!