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今回紹介いたしますのはこちら。

「ガンニバル」第3巻 二宮正明先生 

日本文芸社さんのニチブン・コミックスより刊行です。


さて、異様な雰囲気漂う供花村で、それでも溶け込んで生活しようと決意した大悟達。
後藤家に気を付けさえすれば何とかやっていけるかとも思われたのですが、やはり供花村にはそれだけではない闇が立ち込めているようで……



大悟が何かしようとするたびに現れるさぶさん。
やはりこの村は、いつも大悟たちの行動を監視しているのでしょうか。
下手なことをすればすぐに村中に話がひろまり、村との確執が深まってしまいます。
いろいろと思うところはありますが……
この村に来てから娘のましろの調子がいいことは間違いないわけで。
大悟はぐっとこらえて村での生活を続けることにしたのです。

が、そんなある時でした。
大悟の携帯に、変わった番号からの着信が入ったのです。
見知らぬ番号……ではありません。
それは、
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先代の駐在が最後に通話していたらしい電話番号……!!
以前大悟がその電話番号にかけたときは、留守電になってその後の音信はありませんでした。
だと言うのに、いまになって何があったと言うのでしょう。
大悟は、意を決して電話に出ます。
すると……
向こうからは、すこし舌足らずな感じの声が聞こえてきました。
電話もらってたのにしばらく返しぇず、しゅいません。
狩野さんのことでしゅね。
今、周り誰かいましか?まっへくだしゃい。
話したいことがあるんでしが、あなた以外の村のしとに聞かれたくないんでしゅ。
……ここは村の真っただ中。
あたりを見回せば、近くの家の窓から村人が大悟の様子をうかがっています。
確かにここで会話するのはリスクが高そう。
一旦人気のないところに移動した大悟ですが、電話口の相手は、直接話したいからこれから指定する場所まで一人で来てくれ、と言いだしました。
が、それはあまりにも危険すぎる気がします。
なにせ前任の狩野は、この電話を受けて後藤家に向かい、そして殺されているのですから。
ですが電話口の男は、その時電話に出たのは自分ではない、お言います。
電話口の男は、この電話の元元の所有者で、当時は狩野に電話を貸していたのだと言います。
今でもその電話は帰って来ておらず、番号はそのままなものの、新しい電話に買いなおしたのだとか。
この携帯は衛星電話で、山中でも空が見えれば使えます。
この携帯を使って、狩野は何かを探っていた……
なにか、を。

大悟は悩んだ末、指定された場所に向かいました。
人里離れた山の中、流石にここまで来れば村人の目は届かないでしょう。
そこに待っていたのは……
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一人の男でした。
が、大悟とその男の間は、簡単には渡れない川で隔てられていました。
いざと言うとき逃げるためです、あなたが思ってるように、僕もあなたを信用してない。
狩野さんは僕を信用してくれた、だから殺された。
いや、
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食い殺された。
……食い殺された。
その普通ならば聞くことのないワードは、大悟を驚かせます。
ですが男は構わず話を続けました。
「この村の人間は人を喰ってる」、本当にそうなのか狩野さんは探ってたんです。
村の人間にとって決して知られてはいけない秘密を……
それが後藤家の知られたくない秘密なのでしょうか。
そして、狩野がその件を探るきっかけになったは、この男だと言います。
男は、無造作に自分の顔に手をやると……その「顔」を、「外した」のです!
僕のこの顔が、供花村の人間が人を喰ってる証明です。
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仮面の下には、見るも無残な傷跡の残る顔。
男の顔面は……供花村の誰かに、食われた、と言うのです……!!



と言うわけで、大悟の目の前に続々と恐ろしい現実が付きつけられていく今巻。
今巻では後藤家だけではない村の恐ろしさと、その村で食人が行われている証拠であると自称する謎の男が姿を現します。
村人に関してはおそらく全員が敵とみて間違いないでしょう。
ですが、村に溶け込もうと努力すれば牙を剥くことは、おそらくなさそうです。
対する男の方は、やはり後藤家の、供花村の恐ろしさよく知っていて……彼なりに村のいまの状況をどうにかしようと考えているようです。
どちらも、信じ切るには怪しすぎる存在。
果たして大悟はこの後、どうするのでしょうか。
ましろのために我慢を重ねて村の住人となるのか、自分を突き動かす正義感の様なものに従い、食人の、村の秘密を暴くのか……?

そんな緊迫感ある展開が続く中、さらに物語の様相は変わっていきます。
物語を大きく動かしていきそうな新キャラクターが登場し、事態は混迷。
そんななかで後藤家のある人物の背景も明かされ、この村の恐ろしい風習が明らかになっていきます。
さらに大悟も思いがけない行動をとって……!?
目の離せない展開が連続する本作、次巻も激動の展開が待っているのは間違いなさそうですよ!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!