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今回紹介いたしますのはこちら。

「地獄楽」第7巻 賀来ゆうじ先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、脱出と仙薬の入手を目指し、戦いを続ける画眉丸たち。
強大過ぎるてんせん様を前にしては、画眉丸たちと言えど勝ち目はほとんどなく、仙薬の入手も脱出も困難と言わざるを得ません。
そんな時、この島に新たな山田浅エ衛門4名と、画眉丸と同じ里の忍び達が上陸し……?



新たな上陸組御率いている殊現は、真面目で優しく、それでいて敵とみなしたものには容赦も情もないない男。
彼の性格を考えれば、単純な「仲間」になることは考えづらいでしょう。
そんな追加上陸組に見つかれば厄介なことになるでしょうし……なにより、追加上陸組によってこの蓬莱がより混乱するこのタイミングこそが、脱出と仙薬の入手の最大のチャンスになる、そう考えた一同はさっそくてんせん様達の住まう屋敷への潜入を試みるのです。
脱出のための船を確保する、ヌルガイ達5人。
そして仙薬の奪取を狙う画眉丸、佐切、杠、めいの4人に別れ、作戦は決行されました。
真っ暗で広大、どこに敵が潜んでいるかわからない。
そんな屋敷への潜入と探索を行うことになった画眉丸たちですが、そこはさすが「忍び」といったところ。
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そんな一歩踏み込むのもためらわれるような場所に、画眉丸と杠はまるで勝手を知った知り合いの家に入るかのように、あっさりと足を踏み入れるのです。

もともとタオの操作のようなことをしていた杠の指導によって覚えた、タオを薄めることによってその存在感も薄める技術。
それによって見張り達にも見つかることなく、スムーズに突入することができました。
さらに増改築を繰り返していることで、めいにすら全体像がよくわからないと言う屋敷も、物質にも微量に存在するタオのを見ることによって迷うことなく進み……
あれよあれよと言う間に、仙薬があると言う、煉丹宮へとたどり着いてしまいました。
仙薬の研究に欠かせない外丹花は、夜にはしぼんでしまうとか。
そのため、てんせん様たちはは彼らを統べる宗師、徐福のいる本宮いると言います。
実際外からタオを探ってみても、てんせん様の気配は感じられません。
これならば予定通り、仙薬を手に入れた脱出できそうです。
そっと扉を開き、タオを感知すると……
広い部屋の中に柱の並ぶ、単純な構造の部屋であることがわかります。
さらに注意深くタオを感知し続けますと……部屋の中央に、何かの塊があるようです。
その塊は……
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てんせん様の一人、蘭!?
なんとこの蘭も、タオを薄めて気配を消し、画眉丸たちの突入を迎え討とうと待ち構えていたのでした!!
やはりあなたの手引きでしたか、姉上。
めいにそうかたりかける蘭。
何故蘭は、一同の潜入に気が付くことができたのでしょうか。
いや、潜入する画眉丸たちの行動に気が付いたわけではありません。
彼らは、「ある男」から情報提供を受けて、いち早く潜入を「知っていた」のです。
てんせん様の一人リエンと契約を交わし、手を組んだ亜左。
タオを使うことによてそれを感知する力が強まった亜左は、弟の桐馬の存在を敏感に感じ取れるようになっていました。
その気配が、すぐ近くにある。
そしてその狙いは、仙薬とこの島からの脱出だと言う事はわかっている……
となれば、潜入してくるのは火を見るより明らかと言うわけです。
その情報を知った蘭は……そして、他のてんせん様もみな、こうして一同を待ち構えていたのです。
潜入作戦を決行する前に、一同はこう話し合っていました。
てんせん様は、画眉丸たちとは比較にならないほどタオを使いこなすバケモノ達。
タオの属性次第で、ダメージを与えることは可能なものの、その相性が最高の者でも倒すのは困難です。
さらに、属性の相性が最悪、「相克」であったとしたら、勝ち目は全くありません。
画眉丸にとって、蘭との相性は「相克」。
勝ち目はゼロです。
もし蘭と会敵してしまったら、
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この計画は……失敗だ、と。
……ですが、計画に絶対はありません。
もし、会敵してしまったらどうすればいいのか、逃げるだけなのか?
そう尋ねてきた佐切に、画眉丸は答えました。
その時点でこの計画は終わり。
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第二案だ、腹を括れ。
全力で迎え撃つ。
元より逃げ切ることなどできぬ相手。
逃げはしない。


と言うわけで、隠密作戦は失敗してしまった今巻。
ですがだからと言って全てを諦めるはずもありません!!
てんせん様たちと、画眉丸たちの全面対決が幕を開けることとなるようです……!!

そんな決死のバトル、そして画眉丸たちがてんせん様に勝つための「手」などなど、見どころ満点の後半はもちろんのこと、前半にも必見の内容がつまっております!
前半の主役は、追加上陸組。
一筋縄ではいかなさそうな性格を持ち、実力に関してはおそらく浅ェ門の中でも指折りと思われる殊現。
その得体のしれなさ、壮絶な実力、厄介極まりない性格と、殊現の恐ろしさがたっぷりと堪能できます!
そして殊現以外の3人の浅ェ門もただものではなさそうで、特に序列三位の十禾は「何か」を隠し持っていることがうかがえます。
そしてそんな彼らに今のところは付き従っている石隠れの里の忍びも不気味。
今はまだ交わってはいませんが、追加上陸組と画眉丸たち、そしててんせん様たちが一堂に会した時……一体何がどうなってしまうのか!?
今後が楽しみでなりませんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!