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今回紹介いたしますのはこちら。

「チェンソーマン」第4巻 藤本タツキ先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、デンジの心臓を狙って突如襲撃をかけてきた謎の集団。
公安特異課は銃を持ったその集団によって、次々に倒れて行ってしまいます。
さらにデンジと同じように「サムライソードの悪魔」に変身できる男や、蛇の悪魔を操るパーカーの女がおり、デンジ達を追い詰めて行き……!?



この場に残されたのはデンジとアキのみ。
アキも体と心の両方に大きなダメージを負い、戦うことは出来なさそうです。
デンジはただ一人、サムライソードと戦闘を続けているのですが……
かなりの強敵で、攻めているはずのデンジがいつの間にか逆に斬られ、消耗していってしまうのです。
既に劣勢だと言うのに、相手はまだ戦力が残っていまして。
サムライソードの部下が二名その場に駆け付け、デンジに銃を突きつけるのです。
デンジはそんな部下たちを無視してサムライソードに切りかかろうとするものの、やはりその攻撃は凌がれ、逆に斬りつけられてしまいました。
さらにそのダメージにうろたえている隙をつかれ、サムライソードの部下たちに銃撃されてしまうのです。
それでもデンジは怯みません!
すかさずその銃撃してきた男を捕まえ、サムライソードに言うのです。
おいそこのワルモン、こいつテメえの仲間だろ!!
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一ミリでも動いてみな、お仲間のお顔がおミンチになるぜ!!
と、どっちが悪物なのかわからない行動を取るのでした!!
糞野郎が、とつぶやいたサムライソード、そっとその場で座り込みます。
しかしそれは大人しく登校するためのモノではありません。
気が付けばサムライソードはデンジの背後に回っていて、
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人質ごとデンジの体は真っ二つに切断されていたのです!!
デンジの上半身を拾い上げ、部下にこいつを運ぶから車を回せと命令するサムライソード。
彼も体力が限界を迎えていたようで、変身が解けて人間の形態に戻りました。
今戦いになったら流石に厳しいのでしょう、部下に急げと言うのですが……
同時に、自分たちの勝利を確信してもいるようです。
チェンソーの仲間は全員撃ち殺したはず。
デビルハンターも人だ、銃には勝てんだろう……!

新幹線内でマキマたちを襲っていた集団は、間もなく到着する駅で、乗って来る人々に紛れ込もうとしていました。
ところがその時、
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確実に、頭を撃ち抜いていたはずのマキマが、立ち上がっていたのです!
慌てて銃を構える刺客たち、ですが……

新幹線は駅につきました。
新幹線から降りてきたのは、涼しい顔をしたマキマ一人。
そこで待っていた京都の公安のメンバーに、マキマは言うのです。
新幹線内で銃撃にあった、死体があるから片付けさせて。
私は撃たれなかった。
……新幹線内には、胴体に大きな穴の開いた……無惨な死体が転がっていて……

サムライソードたちは、デンジの上半身を車に乗せようとしていました。
デンジの体は重く、運んでいた部下の一人は、もう一人の部下に手伝うよう怒鳴りつけています。
ですが……その男は急にあたりをきょろきょろと伺い始めました。
なんか、なんだこれ。
おい!なんか変な感じだ!
一体何が起きていると言うのでしょうか。
パーカーの女は、変な感じって何なのか、と尋ねようとした……その瞬間のことでした。
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男の体が、何か巨大なものに叩き潰されたかのように潰れてしまったのは!!
パーカーの女は何か感じ取ったのでしょう。
すぐ部下の一人にマキマの死亡を確認するよう命令したのですが、その命令を受けた男も同じように潰れて……!?
異常な事態は終わりません。
次々にサムライソードの部下たちは潰されていき……
パーカーの女と、サムライソードだけを残した状態になったところで、ようやく終わったのです。
これが、マキマの力……
もはやパーカーの女とサムライソードは、今攻撃が病んでいる間に逃げる以外の道が思い浮かびません。
ところが、そこに……!!



と言うわけで、新たな展開を迎える本作。
完全に死んでしまったかに思われていたマキマでしたが、まさかの復活を遂げました。
そして振るわれる、あまりにも恐ろしい力……
仲間にすら自分が銃撃されたことを明かさず、その恐ろしい力は敵からも味方からも恐れられている。
謎ばかりが膨らんでいるマキマですが、一体彼女は何者なのでしょうか?
契約している悪魔もいるとは思われるのですが、その正体は全く予想ができず……
彼女の正体が明かされるのは、おそらくもう少し先になるのでしょうが……?

そして物語は新展開へ。
大きな傷跡を残された特異課は、大きな変革をせざるを得なくなります。
そこでカギを握るのはやはり生き残ったデンジ、そしてアキになるでしょう。
そのデンジ、ついでにいつの間にかいなくなっていたパワーに与えられる試練。
そして、アキの決意とは……?

シリアスな急展開が連続する本作。
今巻でもそのショッキングな展開が読者を捕えて離しません!
さらにそこに、デンジとパワーがシリアスになり過ぎないいつものノリで挑んでいき、読者を緊張だけの状態から少し和らげてくれるのです!
デンジ&パワー、アキ、そしてマキマ。
それぞれが動き出す今巻と今後に、注目せざるを得ませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!