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今回紹介いたしますのはこちら。

「サエイズム」第7巻 内水融先生 

秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行です。


さて、再び現れた冴の思惑にはまり、再び彼女を信じてしまった美沙緒。
蘭をはじめとした冴対策チーム「うらりんず」とも袂を分かった彼女は、このまま冴の思うが儘にされてしまうのでしょうか……?



美沙緒の家に招かれた冴。
招かれた、と言うよりは、冴自身が美沙緒に、両親と話したいと持ち掛けての来訪となったようです。
ですが美沙緒の両親からすると、どうして普通の一般人でしかない自分とわざわざ話をしたいのかがわかりません。
その事を聞いてみますと、冴はこう言うのです。
母が小さいころに亡くなったのは依然お話しましたけど、去年の夏、父も他界してしまったんです。
父は大きな会社を経営していて多忙だったせいかあまり私と言葉をかわすこともなくて、父が亡くなった時……ここでのことを思い出したんです。
ああいう風に家族みんなで食卓を囲むような機会が私にはあんまりなかったなって。
あの時のお食事、とっても楽しかったなって……
涙を浮かべながらそう語る冴。
彼女の本心は計り知れませんが、間違いなくこの表情は演技から生まれたものでしょう。
ですが冴の本当の顔を知らない両親は、完全に彼女を信じ切ってしまいました。
うちでよかったらいつでも来てください、大歓迎しますよ、娘が一人増えたみたいで嬉しい……
そう言って美沙緒の両親は冴を快く受け入れるのでした。

しばらく4人で会話を楽しみ、美沙緒のご両親の冴の評価はさらに上がります。
ですがほどなく、美沙緒の両親は買い物に行くからと席を外すことになりました。
夕飯を食べて行ってくれ、と冴に言い残して。

ふたりきりになると、冴は美沙緒に謝り始めます。
嘘をついちゃってごめん。
神のこととか、美沙緒を苦しめていたこととか、一切話せなかった。
結果的にご両親をだますことになっちゃって……
物憂げな表情でそう語られた美沙緒は、必死で彼女のフォローに回りました。
そんなのいいよ、昔のことは昔のこと、今の冴ちゃんは違う。
美沙緒はすっかり冴のことを信じてしまっています。
ですから……この後の彼女の行動を見逃してしまうことになるのです。
田鶴から電話がかかってきたから、ちょっとごめんねと席を立ち、部屋を出て行く冴。
ですがそんな着信などなく、なっていたのは単なるアラームでした。
そして、電話をしているような独り言をしゃべってきあもふらー呪しながら、家の中をずんずんと歩いて行きます。
程なk美沙緒のお父さんの部屋を発見し、迷いなく中へ。
引き出しを調べ、中にあったノートや郵便物を撮影し、美沙緒のお父さんと交友のある人物を控えているようです。
そして今度はパソコンを立ち上げ、メールをチェック。
そちらも何通か撮影すると、続けて画像ファイルを探りました。
あたりさわりのない写真が保存されているばかりでしたが、その中で美沙緒のお父さんの背後に一人の女性がうつっていることに目をつけた冴。
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それは単なる仕事上の付き合いがあるだけの、同じ会社の女性なのですが……

何食わぬ顔で美沙緒の部屋に戻り、そして夕食をいただいて帰っていった冴。
美沙緒のお母さんはやっぱり冴をこう評価していまして、別れる可能性のある彼氏より、一生付き合いのある親友の方が大事だから、冴との関係を大事にしろ、と美沙緒のアドバイス。
美沙緒も、
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ママに言われなくてもわかってる、砕ちゃんは私の一番の友達だから大丈夫、と答えるのですが……

帰り道、冴は一人携帯を弄っていまいた。
携帯で何やら冴は文章を打ち込んでおります。
先ほどの家探しで手に入った情報を整理し……
そして、これから行う計画を記すのです。
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この家を崩壊させる。
自宅に帰った冴は、例の画像の女性、不破萌に目をつけます。
ネットでいろいろと検索すると、やはり今どきの女子、すぐに彼女のSNSに行きつきました。
どんどん調べて行きますと、その不破萌は享楽的な性格で、自分勝手でその場しのぎの考えしか持っていないような、あまり好ましい性格ではない人物であることがうかがい知れました。
冴はにやりと笑います。
見つけた、この子はいい「狼」になるわ。
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ちょっと時間がかかるかもしれないけど、卒業までには間に合うかな?
待っててね、美沙緒。
冴が目論む「崩壊」。
彼女の邪悪な欲望は、再び加速していくのです……!


と言うわけで、とうとう家族の崩壊まで狙い始めた冴。
彼女の美沙緒への執着は、以前の冴よりも強いようです。
そして、以前のような暴力に頼った作戦よりも、こう言った搦め手を好んで使う、という厄介さも強力になっております。
冴の身青の家の崩壊作戦はどのようなものなのか?
不破萌をどのように使い、追い詰めるつもりなのでしょうか?
冴の容赦のない家族崩壊作戦は、見る見るうちに根を張り巡らせていくのです!!
みるみる追い詰められて、その思惑にはまっていく美沙緒。
怪しげな動きをする冴側の者達。
美沙緒を助けようと、奔走する蘭たちうらりんず。
果たして、美沙緒はこの窮地から逃れることができるのでしょうか?
新生冴の正体などの謎もまだまだ深く、物語の闇も深まっていく本作、これからも目が離せんね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!