cm0
今回紹介いたしますのはこちら。

「チェンソーマン」第5巻 藤本タツキ先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、突然現れた銃の悪魔の刺客により、総崩れとなってしまった特異課。
ですがマキマの恐ろしい力や、復讐心をさらに燃やすアキ、そして最強のハンター岸辺によって地獄の特訓を経験したデンジ達は、新たな仲間を加えて反撃に打って出たのでした!



新生特異課と銃の悪魔の刺客たちの戦いが劇的な結末を迎え、素晴らしくヒドイ大会が行われて決着となりました。
次なる戦いへ向かうであろう重大な手がかりも手に入れることができたのですが……
とりあえずは束の間の平和を楽しむことになるデンジ。
戦いを終えたご褒美とばかりにとあるお楽しみを堪能しまして、デンジが抱えていたモヤモヤも解消!
悩みを抱えると言うデンジらしからぬ状態もどこへやら、ウキウキの日常に戻りました。
そんなウキウキで、街を歩いては募金してしまう心の余裕(?)を見せるデンジ。
募金してくださった方にプレゼントしています、という花を手に取ると、キレイ!と笑い、ぱくりと呑み込んで街を悠々と闊歩するのでした。

モッカのデンジの頭の中は、マキマで一杯です。
銃の悪魔の肉片を集めたら何でも願いを聞いてくれるって言ったけど、そしたらやっぱ俺は付き合って欲しいかなぁ。
cm1
暇になるとマキマさんが思い浮かぶ、マキマさんじゃない人の胸揉んだりキスしちゃったりしたけど、俺の心はマキマさんだけのもんだ。
絶対他の人を好きになったりはしねぇ!!
そう勝手に自分の胸に誓うのですが、いきなり転機は土砂降りの雨に。
傘を持っていないデンジは慌てて雨宿りできる場所を探し、近くにあった電話ボックスへと駆け込みました。
傘もってくりゃよかったぜ、などとぼやいておりますと……同じ電話ボックスに、同じように雨から逃げてきた見知らぬ顔が飛び込んできました。
どうもどうも、いやいやスゴイ雨ですね、とあいさつ代わりの言葉をかけてくるその人物なのですが……
いきなりデンジの顔を見て笑いだしたかと思うと、今度は涙を流し始めるのです。
いきなり笑われて怒っていいのか、いきなり泣かれて心配すればいいのかわからないデンジ。
なんでもデンジが「死んだウチの犬に似ていた」とのことで……
俺は犬かよ、とぼやくデンジに、相手は平謝り。
どう声をかけていいのかわからないのか、デンジは何やらうつろな表情を浮かべた後……いきなり気分が悪そうにオエオエとやり始めました。
今度は相手の方が心配そうにハンカチを取り出そうとするのですが、デンジは口から先ほどの花を取り出し、タラーン!とおどけながらその花をプレゼントしたのです!
手品!スゴイ!とその花を受け取る相手に、種も仕掛けもないんだなこれが、と余計な(?)一言を添えるデンジ。
そこでその人物の顔を始めてまともに見たのですが……
cm2
なんといいますか、今までデンジがあったことがないタイプの美少女でした。
……そうしている間に雨はやみました。
何も言えずに硬直するデンジに、彼女は私はこの先のカフェでバイトしてるの、来てくれたらこのお礼してあげる、絶対来てね!と言い残して、立ち去っていくのです。

そのまま彼女はカフェに出勤し、着替えてカフェのマスターとちょっとしたあいさつ代わりの会話を交わすと、早速お仕事。
4番テーブルのお客さんに水を持っていきますと……
そこにはもうデンジが座っているではないですか!
お礼をもらいに来ただけだぜ、と水を口にするデンジ。
すると彼女は強引にデンジの横に腰かけ、一緒に飲みますか!と、デンジにお礼のコーヒーをふるまったのです!!
栄養になる者なら何でも口にするデンジ、とりあえずコーヒーも飲むわけですが……ブラックコーヒーの味わいはデンジにはわからないようで。
明らかにまずいと言う表情を浮かべると、彼女は名にその顔、と吹き出すのです。
コーヒーって不味くねえか、ドブ味だよ!と文句を言うデンジに、子供だ子供!と大笑いしながらデンジの方をつまむ彼女……!!
彼女はレゼと名乗り、こう言ってデンジに微笑みました。
cm3
デンジくんみたいな面白い人、はじめて。
……ところでこの直前から、デンジはこんなことを考えていました。
やたら触ってくるし、笑ってくれるし、もしかしてこの子俺のこと好きなんじゃねえ?
そしてそんな考えは、最後のレゼの言葉と微笑みでこうなってしまいました。
確定で俺のこと好きじゃん!
……栄養になるものを口に入れると何でも食べてしまう、という癖を持つデンジ。
それと同様に、デンジはこんな自分の習性もよくわかっていました。
俺は、俺のことを好きな人が好きだ。
マキマさん助けて
cm4
オレ、この娘好きになっちまう!




と言うわけで、レゼが登場する今巻。
いろいろな意味でちょろいところのあるデンジですが、今回もまた新たな女性に心を奪われかけてしまいました。
マキマに立てた操(?)を、デンジは護れるのでしょうか!?
……そして、忘れてはならないのが本作はチェンソーマンであると言う事。
本作に登場するキャラクター、それも女性キャラが普通のヒロインであるはずがありません!!
早速この後、何やらきな臭い空気が漂ってまいります。
そんな空気を気付く能力を持ち合わせていないデンジは、なんだか素敵な感じ時間を過ごしていくのです、が!
やはりその後も二驚きの展開が待ち受けているわけです!!

そして今巻でもう一つ見逃せないのが、サムライソードたちとの決着、の後に行われる最強の大会です。
復讐と言うのは本作のテーマの一つになっているわけですが、その一つの復讐の終わりを告げる大会が、まさに本作らしい、藤本先生らしい最高で最悪なレクイエムをぜひとも皆様の目でご確認ください!!!

他にも藤本先生ならではの外連味溢れる絵力で描かれていくバトルシーン、前作「ファイアパンチ」から脈々と感じられる映画愛があふれ出すエピソード、深まっていく謎や今後の展開につながるであろう物語の鍵、脱力してしまうコミカルなシーンなどなど、見どころは満天!
ますます目が離せなくなっていく本作、期待が膨らむばかりです!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!