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今回紹介いたしますのはこちら。

「鉄鍋のジャン!!2nd」第7巻 西条真二先生 

富士見書房さんのドラゴンコミックスエイジより刊行です。


さて、全日本中華料理王決定戦もとうとう決勝。
勝ち抜いた三人は、三つ巴の決戦に挑むのでした!!


島の食材を使って調理するこの戦い。
思い思いの食材を持ち込み、調理をする三名、持ち寄った食材も様々でした。
マリオが選んだのは……肉!
それも、牛、豚、鳥、様々な肉をすべて使うようです!
早くも予想のつかない料理になりそうで、観客の期待感は上がっていきます。
そんな中でロペスがメインの食材に選んだのは、アマダイ……と、ウミガメでした!
アマダイはともかくとしまして、ウミガメの料理というのは……マリオの各種の肉を使う料理以上に予想がつきません。
それではジャンの使う食材はと言いますと……
金華ハム、丸鳥、干しシイタケに干しアワビに干し貝柱、そしてツバメの巣と、盛りだくさん!
こんどはあまりにも食材が多すぎることで、何を作るかわからないではありませんか!!

そんな様子を特等席から見下ろしている大谷。
正直を言えば今決勝に残っている三人の誰が買っても大谷は嬉しくありません。
嬉しくはないのですが……誰を勝たせれば一番マシなのか、というのはあるでしょう。
誰を勝たせたらいいのかよく考えなよ。
そう大谷にささやくのは……かつてのジャンの最大の敵ともいえる男、黄でした!
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ジャンやマリオが勝てば大谷は面目丸つぶれ、となればだれを勝たせればいいかわかるよね?
そう笑う黄、大谷に手を組むよう誘っているようです。
黄もそうなのでしょうが、大谷も自分さえ良ければいい男。
とにかく今はジャン達の思うようにさせないのが大事ですから、いったん黄と手を組み、利用できる限りはしようと企んでいるようです。
……内心は、全員失敗しろ、ととんでもないことを考えておりますが……!

三人はさらに料理を勧めます。
鮮やかにウミガメを捌いていくロペス。
大量の肉を素早く力別けて行くマリオ。
ジャンは……なんでしょう、何か大きな箱を作っています。
一人だけ食材を弄っていないのが気になるところですが、ジャンが勝負に不必要なことなどするはずもないでしょう。
その間にロペスは亀肉とアマダイを薄切りにしてトレイに並べ、何かに漬け込み始めました。
マリオの方も似たように各種肉を薄切りにして、こちらはボウルでたれに漬け込んでいきます。
ジャンは目にもとまらぬ速さで何かを作っているのですが……やがて、巨大な皿を三枚並べ始めました。
それは、拼盤(ビンパン)に使われるお皿です。
拼盤とはいわゆる冷製の前菜。
それの盛り合わせを作ろうと言うのでしょうか……?
前菜で他の二人の料理を凌駕するものを作るのは難しそうですが……

やがて、三人の料理が見えてきました。
マリオは付け込んだ肉を串に刺していき、ケバブのように作り上げました。
そして、そのケバブを組み合わせて行き……
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虎を形作ったではありませんか!!
ロペスはと言うと、アマダイとウミガメを漬け込んでいるうちに巨大な氷を削っていき、
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氷の竜を作っています!!
虎と竜……
まるで示し合わせたかのような二人ですが、ジャンもそこでまさかのものを作るのです!
それは
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鳳凰!?
拼盤はお皿に鳳凰などを描いていくものなのですが、それはあくまで平面。
ジャンのそれは、まさかの立体!!
凄まじい勢いで作られていく、虎、竜、鳳凰……
一体その味はどんなものなのか?
そして勝者は……!?
予測不可能の最終決戦、決着は間近です!!



と言うわけで、今巻で完結となってしまう本作。
あまり人気を得られなかったのでしょうか、打ち切りとなってしまったようです。
ですが打ち切りだなどと言うことは一切無視した、とんでもない展開がこの後繰り広げられるのが流石西条先生といったところでしょうか。
クライマックス直前にして、いよいよあのキャラクターたちが登場!!
そして、「今後」の展開まで示唆していくのです!!
ジャンとキリコの不可思議な関係や、何故ジャンが親元を離れているのか、キリコに鬼のような特訓を強いられたのか……そう言った謎は全く明かされず……
もうここまで行くと潔いとしか言えません!!
とはいえ最後の一コマには、一応「第一部・完」となっておりますので、何かチャンスがあれば続きを描こうと言う気持ちはある様子。
思いもよらなすぎる展開となりそうな「今後」の期待も込めて、第2部の連載を待ちたいところです……!!

と、忘れてはいけません、決勝戦はしっかりと最後まで描かれていますのでご安心を。
2ndの最後を飾る、見た目からド派手な三人の料理のぶつかり合いと意外な結末、是非とも皆さんの目でご確認ください!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!