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今回紹介いたしますのはこちら。

「君が死ぬまであと100日」第2巻 右腹先生 

集英社さんのマーガレットコミックスより刊行です。


さて、生き物の残りの寿命が100日を切ると、その日数を目で見ることのできる能力を持つ太郎。
その寿命が、大好きな幼馴染のうみに見えてしまいました。
絶望仕掛けたその時、彼女を「ドキドキさせる」ことでそのカウントを増やすことができることがわかって……?



太郎のクラスに転校生がやってきました。
小野寺いつき。
そう名乗った彼は……絵に描いた様なイケメンでした!
姿を現すなり一躍クラスの人気者となり、たちまち女子に囲まれる状態に。
太郎の友人である健太は、自分との間にたちまち聳え立った格差になきむせぶのでした。
イケメンで転校生でお金持ちなんてチートかよ、そりゃモテるわ、ムカつく!お前主そう思うだろ?
と、太郎に話を振るものの……太郎はまるで聞いていないようで、俺も塩ラーメンが好きだよ、とトンチンカンな返答をする始末。
うみ、ちゃんと宿題やったかな、などと転校生にはまるで興味もなく、海のことばかりを考えているのでした。

そんなところにやって来た、うみとその友達のミカ。
話題のイケメンの人気っぷりにはミカの正直驚きを隠せないようですが……
うみはあの人のことどう思う?とうみにもその話題を振ってみるのです。
キラキラと輝いている木すらする、いつきの横顔。
それを見て、うみはうーんと少し考えた後、こう答えました。
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人間。
……全然知らない人だから、とのことですが、なんといいますか、うみらしい感想です。
おれよりおなかへった!といつもの調子で声を張り上げるうみに、太郎もいつも通りにっこにこなのでした……

放課後のことです。
委員会に出席しているうみを待つ間、太郎は思案にふけっておりました。
モテ男か、うみにならモテモテになりたいけど。
そして、こんなアイディアを思いつきます。
モテる秘訣を教えてもらえば、もっとうみをときめかせることができるんじゃないか?
明日から観察してみよう……
そう一人で頷いておりますと、そのモテ男が「太郎くん」、と話しかけてきたではありませんか!
一体何の目的があると言うのでしょう?
いつきは、太郎にこう言います。
悪いんだけどさ。
保健室、連れてってくんない?

あいにく保健の先生は不在の様子。
ですが太郎は手際よく、いつきに手当をしてあげました。
なんでも女子の代わりに段ボールの解体をしてあげていたところ、うっかりざくっと切ってしまったとのこと。
いつきは太郎に感謝の言葉を投げかけた後、それにしても怪我の処置手慣れてるね、と褒めてきます。
幼馴染がしょっちゅう怪我するから、かな……と答えますと……いつきは一瞬意味ありげな表情を浮かべ……その後何事もなかったように笑顔になり、ありがとう、何かお礼させてよ!と返すのでした。
勿論お礼なんて欲しくてやったわけではありませんが……いつきが何でも言ってみてと食い下がってくるので……恥ずかしさを押し殺し、太郎はお願いしてみることにしました。
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弟子にしてくれないかな、と!!
あまりにも突飛なお願いにあっけにとられるいつき。
こればかりは説明しなければわかってもらえないでしょう。
ドキドキさせたい子がいるんだけど、オンナゴコロ?とかわからないから、あんまりドキドキさせてあげられないんだ。
だから、きみはすごくモテるから、その……
太郎の説明に思わず大笑いしてしまういつき。
太郎くんおもしろ、今どき弟子って……
と笑うものの……いいよ、今日から折れ、太郎君の師匠になったげる!
よろしく!

さらに普通に友達になって欲しいとも言われた太郎。
その後うみと出会うと、太郎いいことあったでしょ、嬉しそうな顔してる!と指摘されてしまいました。
太郎は、そんなうみにこう言うのです。
俺、うみをときめかせられるようにちゃんと勉強するから!
たくさんドキドキさせて見せるから
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たのしみにしてて。
その太郎の顔をみたうみ、頬を染めて……アイアイサー!と照れ隠しめいた反応で返すのでした。
と、そこで太郎は一つ、すこし奇妙なことを思い出しました。
彼は最初から太郎を名前で呼んできました。
そう言えば俺、いつ名前言ったっけ?

いつきは一人鼻歌を歌いながら、誰に聞かせるともなくこんなことをつぶやきます。
がんばれ太郎くん。
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彼女の運命は君次第だよ。



と言うわけで、謎多き転校生・いつきが登場した今巻。
太郎とうみの関係を知っているような節さえあるいつきですが……いったい彼は何者なのでしょうか。
彼の目的や、何故二人の関係を知っているのかといった謎はまだ明かされませんが……彼が持っているとある能力は、今巻の最後で明かされることになります。
そしてその間に、うみと太郎の寿命を奈バスための奮闘が描かれていくことになるのです!
徐々に寿命の上限が減っていっている様子ですが、それでも二人ができることはその上限を目指して寿命を増やし続けること。
いつまで続くかわからないこの状態を打破する鍵が、いつきにあるのでしょうか……?
どちらにしても、彼が今後の物語を左右するキーマンになることは間違いなさそうです!!

さらにこの後、女性の新キャラクターが登場。
その新キャラクターが、物語に更なる渦を巻き起こすことに!!
太郎とうみのほわほわした日常と、静かに迫って来るカウントと言う相反する要素だけでなく、大きく動いて行きそうな新キャラクター周りのストーリーにも注目ですね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!