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本日紹介いたしますのはこちら。

「もういっぽん!」第6巻 村岡ユウ先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、超大物・堂本擁する錦山高校を打ち破ることができた青葉西。
ですが続く3回戦は、優勝候補の一校である立川高校!
流石に今回ばかりは厳しいかと思われるところですが、もちろん未知達は負ける気なんて全くなく……!?



礼から始まる3回戦。
青葉西の先鋒はすっかり「いっぽんみち」の異名が気に入った未知。
対する立川の先鋒は、先ほどの試合で5人抜きを果たした一年生、小田桐でした。
試合前の未知の体は、フルフルと震えていました。
小田桐はその様子を見て、これから戦うのは秒殺5人抜きのスーパールーキーだから震えるのはしょうがないねとほくそ笑んでいるのですが……
未知が震えている理由は恐怖や緊張なんかではありません。
相手が強大であれば強大であるほど燃える……!
底抜けにポジティブな未知ですが、そのポジティブさに加えてこの大会では待望の一本も決め、成長の実感とともに自らの力に自信もついてきたはず。
未知が感じているのは、早く試合をしたくてたまらないと言う高揚感。
そしてこの震えは、武者震いそのものなのです!!

はじめの声とともに、気合の声と笑顔で小田桐と向き合う未知。
その勢いに乗って一気に攻めたてる……というほど、未知は浅慮ではございません。
しっかり先生から伝授された作戦を実行に移すのです。
先生からもらったアドバイスはこうです。
相手は今までとはレベルがまるで違う。
付け入るすきや有利な組手になれるチャンスもほとんどないだろうが、一回だけ、相手がまだ無名な未知のことを知らないからこそできる作戦がある。
南雲の調査によれば小田桐は左組。
右組の未知が右手で狙う相手の左襟は容易にとることはできない。
そこで未知もまた左組を装って、左手で右襟を勢いよく取りに行くふりをして、防御を誘い……
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空いた左襟を右手で取る!!
その作戦は面白いように上手く行きました。
未知はびっくりするほどあっさりと小田桐の左襟を取り……自分があっさりと取られてしまったことに驚いた小田桐の虚をついて、引手まで奪い取りました!!
そして……会心の背負い投げ!!
作戦がばっちりはまった気分の良さもあってか、繰り出した背負い場下は本当に会心の出来でした。
今までの中で最高のパワー、スピード、間合い。
今未知の出来る最高の背負い投げがさく裂したのです!!
が。
小田桐からすれば、「無駄の多い背負い投げ」にすぎませんでした。
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あっさりと体を翻し、正面から着地してしまう小田桐。
最大にして最後かもしれないチャンスをあっさりと潰され、もはや打つ手はないか……と思われたのですが、そこで先生が大きな声でこう言うのです!
まだ行ける!
まだ襟も袖も掴んでる、そこから回せ!!
その言葉を聞き、未知の表情は再び輝きを取り戻します!
相手が強ければ強いほど燃える。
そんな未知が、この状況でも得ないはずがないのです!!
力を込めて、強引に相手をひっくり返そうとする未知……!!
小田桐も当然抵抗するのですが……再び未知に応援の声が飛んだのです!!
イケるばいみっちゃん!!
観客席から試合を見ていた、博多南の皆から。
そして、次の試合を控えて試合場の外から見ていたライバル、霞ヶ丘の生徒たちから……!!
未知の明るくポジティブな性格は、多くの人たちを引きつけます。
そしてその皆の声援を、未知は100パーセント以上の力に変える……!!
それこそが未知の才能!!
皆声を力に変え、未知は……
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畳の上に、小田桐を転がしたのです!!
が、そこで審判からあげられたのは「技あり」の声。
そのまま試合は続行され、
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小田桐がすかさずそのまま未知の腕を取り、裏返して十字固めに入ってきます。
未知は実戦で関節技など決められた事はありません。
小田桐も、これ以上醜態をさらせばどれだけ雷を落とされてしまうかわからない、とここでイッキの勝負を決めるつもりです!!
ですが未知は持ち前の体の柔らかさを活かし、体を回転させてポイントを外していきます。
それでも小田桐は改めて関節を取り、未知も再び体を回して……とやっていくものの、小田桐はそれならばと今度は体が回せない様に足をがっちりと取ってくるのです!!
もうこれ以上の脱出は不可能、かもしれません。
参ったしないと折るよと無慈悲な言葉をかけてくる小田桐。
それでも未知は、歯を食いしばり……!!



と言うわけで、立川戦がたっぷりと収録された今巻。
今までの相手も決してイージーだったわけではありませんが、今回の敵はそれをはるかに上回る強敵となっています。
下馬評通りなら、青葉西に勝ち目はないでしょう。
ですがこれは一発勝負の大会。
データの少ないであろう青葉西、相手の情報不足を付き、さらに勢いに乗れればまさかの展開もあり得るはずです!!
そこでまず未知が初戦を取り、そのムードを盛り上げて行きたいところです。
大事な初戦ですが、やはりといいますか追い詰められてしまい……!?

この後も各キャラクターの見せ場がしっかりと用意されております。
寝技に活路を見出した早苗、最後の大会を少しでも長く後輩たちと戦い、悔いを残さないよう奮闘する姫野、そして絶対的なエースである永遠……
それぞれの想いと技術がこもった戦いが描かれるのです!!
対する立川学園も、「謎の外国人」エマをはじめとした一筋縄ではいかないものばかり。
青葉西はどこまで食い下がれるのか、あるいは大物食いを果たすのか!?
一瞬も目が離せない3回戦、手に汗握る戦いとなっております!!




今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!