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今回紹介いたしますのはこちら。

「ホームルーム」第7巻 千代先生 

講談社さんのヤンマガKCより刊行です。


さて、愛田と幸子の歪み切った愛が描かれていく本作。
幸子の母親の登場によって物語はさらに大きく歪んでいきそうで……?



幸子の母親の登場をきっかけに、愛田、幸子、矢作、竹ノ内、椎名、マル……様々な人物に急激に変化が起きて行きます。
そんな中、細かいアレコレはまるで知らないまま、愛田への復讐だけを考えているのが矢沢です。
屋上で半裸になり、日焼けを楽しみながら……最近ゆあを見ないなとつぶやく矢沢。
ゆあは愛田によって嵌められ、おそらくもう学校に来ることもできなくなっている状態。
そんな事情も知らない矢沢たちですが、愛田の家にガサ入れに行って以来見ていないな、という話になっていきます。
そこで矢沢は愛田への恨みを思い出し、そして呟きます。
あいつぜってー、デカパイと何かあるぜ?
直後、乾がないだろそんなの、と否定するのですが……
そこで竹ノ内が口を出してきました。
いや、あるだろうな。
桜井は愛田が家に来ていることを知らなかった。
つまり、勝手に入ってる可能性がある。
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……静まり返る屋上。
流石の不良達でも、その行為には気味の悪さしか感じられないようです。
とはいえ現状、その事の証拠はありません。
今からそれをつかもうとしても、おそらく愛田は警戒しているはず。
愛田を陥れるための証拠を探るのは難しいと言わざるを得ませんが……
亜sふるのが難しいのならば、脅せばいい。
愛田の一番大切なものを使って。
不良達が不良である所以ともいえる、ダーティーな手段にたどり着くのはすぐでした。
愛田の大切な物……とりあえず、幸子がそうなるでしょう。
矢沢はにやりと笑い、今度は容赦しねーぜと煙草をふかします。
もう布きれ一枚まとわせねぇ!
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題して、「拉致ってマワして弱らせて」だ!
グループの中で最も乱暴な矢沢は、最悪のアイディアを提案しました。
なるだけ傷つけたほうが効果的だ。
そう言って、自信の欲望を満たすうえ、愛田へのダメージが大きい、卑劣で残虐なアイディアを!!
ですがそこで、まさかの出来事が起きます。
乾が矢沢の胸倉をつかんだのです!!
怒りにかられて突発的に行ったその行動。
何故そんなことをしたのか?
考えられる一番シンプルな答えは校です。
何お前、もしかして、デカパイのこと好きなの?
矢沢のその言葉を引ているすることができない乾。
ですがああいうのが好きなんだっけ、と笑う一同に、とうとう切れてしまい、
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好きでワリーかよ!と大見得を切ってしまうのです!!
矢沢はその言葉を聞いてなお大笑い。
別に悪かねえけどよ、お前が好きなのはあの乳だろ?
そう言って以前からkじゃい続ける矢沢を、殺すぞとにらみつける乾。
真っ向から睨み返し、がんばれよ、と小馬鹿にしてくる矢沢……!
不良グループ内でまさかの一触即発の状況!!
金箔の空気が流れるなか……そんな屋上に、またもまさかの出来事が起きてしまいます。
ギィ、と金属のきしむ音とともに開く出入り口の扉。
一体誰が入って来たのか?
不良達の視線が注がれたその人物は……
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幸子その人ではありませんか!!
他には誰もおらず、屋上には幸子一人でやって来た様子。
果たして幸子の目的とは何なのでしょうか?
加茂がネギをしょってやって来た、とほくそ笑む矢沢はあの作戦を本当に実行に移すのでしょうか……!!



というわけで、急展開を迎える今巻。
今までも一つ歯車が狂えばすべてが白日の下にさらされてしまいかねない危うい関係でした。
その関係が、とうとう崩壊し始めることとなるのです!!
ですが本作に登場する人物のほとんどはただではすまない曲者ぞろい。
今までの出来事が全てガラッと見え方が変わってしまうような出来事が起きてなお、幸子の気持ちは変わらないのです!
幸子がその結果とった、矢沢たちのもとに自ら赴く行動の真意とは?
前巻のラストでとんでもないことをしでかした竹ノ内と矢作はどうなったのか?
愛田を巡る女性陣の中では、一歩リードしていると言ってもいいかもしれない椎名の動向は!?
その行動が読み切れない幸子の母親は!?
畳みかけるかのように押し寄せる怒涛の展開は見逃すべからず!!
さらにその勢いのまま、次巻の第8巻が最終巻となるようです!!
愛田と幸子、ある意味ではお似合いの二人は結ばれるのか?
それとも数々の人に悖る行為をしてきた報いを受けるのか!?
最終巻まで、見逃せない展開が続きそうですね!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!