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今回紹介いたしますのはこちら。

「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミアILLEGALS-」第9巻 脚本・古橋秀之先生 作画・別天荒人先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、「ヒロアカ」本編では教師として活躍している相澤の過去を紐解き始めた本作。
相澤は学生私大から友人だった、後のプレゼントマイクこと山田と、クラスのムードメーカーである白雲とともに、将来の夢を語りながら勉学に励んでいたのですが……?



巨大なヴィランが暴れていると言う報告を受け、山田はその現場へ向かっていました。
まだ学生である山田が当然単体で呼ばれるはずもなく、高火力ヒーローチーム「バスターユニオン」のサポート的なポジションで呼ばれていました。
高架力を誇るヒーローが集まって作られたこのチームにかかれば、よっぽどの相手でもない限り、どんなに巨大なヴィランだろうとあっという間に鎮圧出来るはず!
そんな信頼感も手伝ってか、あるいは単純にそう言う性格なのでしょうか、山田はいつものテンションでヴィラン退治に挑むのでした!

その頃、相澤と白雲は街のパトロールに精を出しておりました。
するとそこで保育園のお散歩の現場に鉢合わせします。
子供たちは白雲が乗っている雲を見ると、我先にと乗り込んできます。
白雲もそれを迎え入れてどんどん乗せて行くのですが、乗り切れた買った子供が転落してしまいます!
……が、その子供はしっかりと相澤がキャッチ。
それにプラスして、白雲が子供たちを乗せて雲で移動しようとする先に、何か危ないものがないかの確認などもするのです。
ショータはよく気が付くなあ、とその様子を見て白雲は相沢をほめちぎります。
子供の世話する仕事も向いてるかもな、保育士さんとか学校の先生とか。
そう続けてくる白雲に、それはお前の方だろ、俺は子供に好かれるタチじゃない、と気のない返事をするのですが……
子供たちは別れ際に、白雲だけでなく、相澤にもバイバイと手を振ってくれました。
どうやら相澤は自分が思っているほど子供に人気がないわけではないようです。
白雲は、ほらな、と笑います。
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いろいろ気が付くから逆に考えすぎるんだよショータは、そんで自分で先回りして「無理」って思いこむ。
けど、その気になればなんだってできると思うぜ。
保育士さんとか、先生とか。
そんな白雲の言葉を、適当いうなよと流そうとする相澤なのですが……
そこで、とんでもない一報が入ってきました。
すぐに付近の市民を今すぐ非難させろ、狂暴なヴィランが市内に侵入した、と!!
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それは先ほどのバスターユニオンが鎮圧させようとしたヴィランでした。
このヴィラン、「ガーヴィー」は、「ストック」の個性を保有。
それは自分が受けた攻撃を吸収、蓄積して任意に放出するというもので……
バスターユニオンの超火力一気に吸収し、すさまじいエネルギーをため込んでしまったと言うわけです!
超巨体に超火力。
とにかく相澤と白雲は、子供たちを安全な場所まで逃がそうと動きます。
ですが……その時でした。
予想を超えた速度でガーヴィーがやって来て、不運にも相澤たちのもとにやって来てしまったのは!!
ガーヴィーは背中にたくさん浮き出しているコブから、溜め込んだ個性を次々に放出してきます!!
その火力はすさまじく、周囲の建物者次々に破壊され……
子供たちの上に、その瓦礫が降り注いでしまったのです!!
白雲は、とっさに自身の能力である「雲」を発生!!
子供たちの上に落ちてくる瓦礫を雲によって防いだのですが……
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直後、白雲の頭部に瓦礫が直撃!!
そのまま降り注ぐがれきの下敷きになってしまうのです……!!
白雲、ウソだろ!?
とっさに駆け寄ろうとする相澤ですが……瓦礫の雨はそこでいったん収まったものの、すぐ背後にガーヴィーが迫っていることに気が付き、踏みとどまりました。
この場で今、動けるのは自分だけ……
すぐには助け出せそうにない白雲の救助をしていて、子供たちを守れるでしょうか……?
どうする?考えろ、判断しろ!
奴の超出力の攻撃、直撃はもちろん破壊に巻き込まれるだけでも危ない。
個性をため込むだけはなく増幅もしてるのか?
未知の個性を出してくる可能性も……
子供たちだけでも逃がさなければ、しかしどうやって!?
その時、白雲の愛用のスピーカーから、こんな声が相澤の耳に聞こえてきました。
まかせたショータ!
その声で、相澤の腹は決まります。
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そうだ、迷うことなどない!
俺の個性は「抹消」!
どんな個性が相手でも、生身の格闘に持ち込める!!
突如立ち込める暗雲、降り注ぎ始める雨。
その中で……相澤は、たった一人で超巨大なヴィランに戦いを挑むのです!!



と言うわけで、本編と密接に関係のある、相澤の過去編が描かれる今巻。
本編だけでは今一つ見えづらかった、相澤と白雲の関係がしっかりと描かれており……こちらを読んでからあちらを読むことで、一層相澤に感情移入ができる構成になっているのです!!
相澤の過去編もこの後クライマックスに。
本編を読んでいるとこの後白雲がどうなってしまうのかはわかってしまうかもしれませんが……現在の相澤を構成する一因となっているこの事件、その結末まで必見です!!

そんな注目の相澤過去編ですが、その後に始まるのがこの「ヴィジランテ」最終章にして、「航一の物語」です!!
今まで何度となく暗躍してきた、あの謎の男がとうとう本格的に動き出してしまいます!!
さらに航一とポップ、そして真の関係も大きく変化していって……!?
クライマックスへと一直線に進んでいく本作。
今巻のラストではとんでもない展開が待ち受けておりまして……古橋先生の本領発揮とでも言うべき、読者の心をさらに捕えて離さないドラマが描かれていきます!!
果たして物語はどんな結末を迎えてしまうのか?
本作からますます目が離せませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!