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今回紹介いたしますのはこちら。

「バキ道」第5巻 板垣恵介先生 

秋田書店さんの少年チャンピオン・コミックスより刊行です。


さて、お互いの手の内を確かめ合うようなバキと宿禰の戦いは、お互いがその実力を認め合うと言う結末に終わりました。
さらに地下闘技場の戦士たちともシンパシーを感じた宿禰は、金竜山に導かれるまま、大相撲の力士たちと団体戦で戦う事になってしまったのでした!!


6VS6の団体戦でぶつかり合うことになったバキ達と大相撲力士軍団。
大相撲の力士たちは、横綱・零鵬はじめとして、大関・巨鯨、関脇・猛剣、関脇・獅子丸、小結・炎、前頭・鯱鉾と、名だたる実力者ばかりです。
相撲の実力は言うまでもないのですが、何でもありの戦いでの実力は未知数。
その実力を試すために、マイナー団体ながら、実力は折り紙付きの総合格闘技者と戦わせることになったのですが……

なにせ何でもありの地下闘技場の戦士たちと戦うと言われ、諸手を上げたような猛者たちである今回の6力士。
並、というには実力の高すぎる格闘家相手に、難なく全勝を納めて見せました。
その事実を、徳川邸に招かれたバキ、独歩、渋川の三人が効かされたのですが……
独歩は高笑いし、力士が本物の相撲を使うんだから、手も足も出ないだろう、と当然だと言う反応を見せたのです。
バキも渋川も同じ感想を持ったようで、にこにことしているばかり。
そんな様子を見て、この団体戦の仕掛け人である金竜山が三人に問いかけました。
ここに今一度みんなの石を確認しておきたい。
天下の大相撲に一泡吹かせる!
その思いは皆……
と、そう言いかけたところでバキが手を上げます。
格闘議会最高級ブランド、大相撲と相まみえる。
その幸運には十分感謝している。
しかしあの天才集団に、「一泡吹かせる」って……
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そんな無礼な言い方が許されるほど、あなたが横綱を張った大相撲、やわな存在ではないでしょう。
予想を超えた、手放しの絶賛ともいえる言葉で異論をはさんできたバキ。
金竜山は何と言っていいかわからないとばかりに、頭を掻いて……話を変えました。
渋川さん、先ほどから馬鹿に浮かれたお顔をなさってる、うれしそうだ。
そう言われて渋川は、にっこりとしながら言うのです。
いやー…………
合気が試される。
「小」が「大」に勝ちてえ、チビの情熱で生まれた技術が合気だ。
この天才渋川が、特別でいられるとしたらアンタ、合気あらばこそだ。
その合気が試される。
力士と言う「力」の象徴を相手取り、試される。
おいらの天才が試される。
……そこに、独歩も同調しました。
そして、われわれ「素人」の天才が試される。
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確認するまでもありませんでした。
3人は、大相撲との戦いを熱望している……!!

そんな会話のあった40日前。
とある病院では、あの鎬紅葉が深々と頭を下げてある人物を招いていました。
その人物とは、
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かつてドリアンに切断されてしまった、独歩の手首を見事接合して見せた医師、梅澤でした。
紅葉をして「勉強させていただきます」と言う、梅澤の「繋ぎ」の技術。
天才、鎬紅葉に言われると照れるぜ、と言いながら、彼はその技術を振るうのです。
その振るう相手と言うのは、ほかならぬ克巳。
克巳の失われた右腕に、烈海王の右腕を「繋ぐ」。
そんなとんでもないことをしでかそうと言うのです!!
普通ならばこんなことは不可能でしょう。
烈の腕は切断されて久しいですし、克巳の右腕の傷跡も完全にふさがってしまっています。
ですが、梅澤は言うのです。
人間の腕なら問題ない。

結果として、手術は成功に終わりました。
あの鎬紅葉が目を見張るほどの早さと正確さで……
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愚地克巳の「武」が繋がったのです!!


と言うわけで、着々と決戦の時が近づき、その準備が進んでいく今巻。
バキシリーズでは今一つ強いイメージのない大相撲ですが、実際の地下闘技場での戦績は2勝1敗と悪くないわけで。
バキ達が抱くリスペクトと言うのは、その真の実力を知っているからこそ存在するものなのでしょう。
そして、その強敵と戦うには、克巳の今だ発展途上である「隻腕空手」ではまだ足りないわけで。
最大のライバルであり盟友であった、烈海王の腕をその身に宿し、大相撲に立ち向かう道を選んだのです。
果たして烈の腕を繋いだ克巳は、思うような戦いができるのでしょうか?
他の闘士の動向ともども、注目です!!

そして今巻前半で繰り広げられる力士VS総合格闘家のバトルも要注目。
バキシリーズではもはやおなじみの、新キャラの力を見せるためのお披露目的なバトルなわけで、当然力士たちが圧倒する形にはなるわけですが……
どうしても戦法が限定されてしまいそうな力士たちの、それぞれの持ち味を生かした戦法が披露されるのです!
ワンサイドゲームが多い昨今のバキシリーズですが、相撲ファンとしては激闘を期待したいところ。
板垣先生がどんな戦いを描くのか、見逃せませんね!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!