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今回紹介いたしますのはこちら。

「週刊少年チャンピオン 創刊50周年記念 伝説の最終回 昭和編」 

秋田書店さんより刊行です。


さて、2019年に創刊50周年を迎えた週刊少年チャンピオン。
本作はその50周年記念企画の締めくくりを飾る、過去のチャンピオンの名作の最終回を集めた企画本となっております!


収録されているのは13作品。
「バビル2世」「ドカベン」「魔太郎がくる!!」「恐怖新聞」「キューティーハニー」「ブラック・ジャック」「がきデカ」「エコエコアザラク」「750(ナナハン)ライダー」「マカロニほうれん荘」「らんぽう」「熱笑!!花沢高校」「Let'sダチ公」と言う、チャンピオンの黄金期を作り上げた作品が並んでおります!
同時発売された「平成版」よりもさらにレジェンドと言っていい作品が多いこの「昭和版」、発表年代が古いだけに、誰もが知っているあの作品やこの作品の最終回がこんなものだったのか、という驚きとともに読むことができるのではないでしょうか?

昔の作品には「いつも通りの普通のお話」が最終回、というのが比較的多く存在していまして、本書の収録されているものにもそんな作品が含まれています。
「がきデカ」「エコエコアザラク」あたりがそう言った内容になっておりまして、一話完結系のお話にはこういうお別れムードの少ない完結スタイルがあっているのかもしれません。
……個人的には、「エコエコアザラク」の主人公のミサが初期とは違い、後期では
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結構お茶目なキャラになっているのが見られるのも見どころではないかと思います!
その一方で、一話完結型の話にもかかわらず、しっかりとしたストーリーが存在するエンディングになっている作品も用意されております。
「魔太郎」では魔太郎の力をはるかに上回る存在が現れ、その存在に家族を殺されたくなかったらいうことを聞け、と迫られて……という手に汗握るストーリーから、まさかの(?)少年漫画らしい展開になり、寂しさの残るラストを迎える見事なフィナーレが見られます。
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「マカロニほうれん荘」では普段のふざけきった(褒め言葉です!)ギャグを控えめにして、こちらも抒情的なラストが楽しめます!
「花沢高校」「ダチ公」は、結末は対称的ながら、どちらもその作品らしい、「男の花道」を描く内容に。
「バビル2世」などは宿敵との戦いの、思いがけない結末を描く、「恐怖新聞」ではポルターガイストとの最後の決戦を終えた後の主人公のその後が描かれる驚きのラストが待っていると言う、
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順当ながら一捻りある結末が描かれています。

そんな様々なレジェンド作品の結末が収録されていまして、「平成版」と同じように描く作品の解説、各作品が表紙を飾ったチャンピオンの紹介などなど、様々なお楽しみも満載です。
が、実は本作最大の目玉は「らんぽう」の最終回が収録されていることではないでしょうか!?
アニメ化も果たし、単行本は37巻が発行された人気作である「らんぽう」ですが、実は単行本未収録作が8話存在します。
そしてその8話の中に、なんと最終回が含まれているのです!!
当時は今のように単行本のページ数に合わせて連載を終わらせようと言う考え方もなかったのでしょうか……
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とにかく単行本に収録されなかった最終回が、ここで読むことができるわけです!!
ちなみにこの「らんぽう」だけ、全ページ原稿ではなく、掲載時の雑誌のスキャンからの掲載になっている様子。
何があったのかはわかりませんが……とにかく貴重であることは間違いないでしょう!!
いわゆる「楽屋オチ」的なその希少な最終回、ファンのみならずとも必見ですよ!



そんな豪華な内容となっている「昭和編」。
こちらも「ゆうひが丘の総理大臣」「プラレス3四郎」あたりの人気作が収録されていないなど、不満がないではありませんが、大人の事情やらページ数の制限やらいろいろあるでしょうから、そのあたりはまた次なる記念企画に期待と言ったところでしょう!
今見ても画力の高さに驚かされる「ダチ公」、ギャグマンガからバトル漫画への路線変更作品の先駆けかもしれない「花沢高校」、突然すぎる終わり方にびっくりする「ドカベン」などなど、見どころ満天ですから、そんな不満など小さなもの!
当時チャンピオンを読んでいた方も、歴史資料的な意味で興味のある方も楽しめること間違いなしですよ!!


今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!