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今回紹介いたしますのはこちら。

「呪術廻戦」第10巻 芥見下々先生 

集英社さんのジャンプコミックスより刊行です。


さて、五条の過去が明かされた直後、とんでもない事実が明らかになった前巻。
誰かわからなかった呪術高専の内通者が、メカ丸の中の人、与だったことがわかったのです。
が、与は単純な裏切者だったと言うわけではないようで……!



与が呪霊側に情報を流していた理由は、「動く自分の体」を手に入れるためでした。
その取引相手、真人や夏油は人間をだましたり殺したりすることを何とも思っていない外道中の外道ではありますが、今回与との間にかわしたのは「契約」。
契約と言うのはどんな外道にとっても決して破ってはならないもので……
与は情報を流す代わりに要求した「体」を手にすることができたのです。
裏切ってはいた与ですが、それはあくまで体欲しさのためだけのもの。
この目的さえ果たせば、相変わらず与は高専の一員で、呪霊は敵にすぎないのです!!
真人たちは情報を手に入れた。
与は体を手に入れた。
こうなれば両者の間の協力関係は崩れ、そこにいる二組は完全なる「敵同士」でしかない!!
真人は早速与を始末しようと攻撃押し掛けるのですが、与も勿論それを想定済み。
密かに隠していた量産型メカ丸を放ち、真人にけしかけ……その間に姿を消したのです。

与の逃亡によって戦いは中断……したかと思われたのですが、そもそもここは帳が降りていて、完全に逃げることは不可能。
その中で与には逃げ回りながら戦おう……と言う気持ちなどありませんでした。
真人の目の前に、新たな武装を引っ提げて登場したのです!!
その名も
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究極(アルティメット)メカ丸、絶対形態(モード・アブソリュート)!!
まさかの巨大ロボの登場に、真人はいいんじゃない!?と笑うのですが……
頭部のコックピットに登場している与にはそんな余裕はございません。
逃げることはできない、そして電波も遮断されていて外部と連絡を取ることもできない。
与が勝利となる条件は、五条に連絡を取り、真人たちが企てている策略の情報を伝え……出来ることなら自分を保護してもらう事。
ですがその連絡のために帳を破壊しようとしたり、帳を張ったであろう夏油の対処にかかるには、真人の存在が厄介です。
まず、真人を祓う!!
真人の力はかなり強大ですが、与もその事は重々承知。
その上で、勝算も持っていました。
今まで見続けてきた、仲間たちの呪霊との戦い。
そして……今まで身動きすら満足にできなかった機関の間、練り上げ、貯蔵してきた17年と5か月分の呪力!!
その全てを注ぎ込んで、真人を祓う!!!

その戦いは、与の呪力一年分を注ぎ込んだ代価力の一撃、「大祓砲(ウルトラキャノン)」で幕を開けました。
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真人もその想定以上の火力にわずかな傷を負ったものの、致命的なダメージには至りません。
そして、仮に完璧に直撃したとしても、真人の「魂」までは傷つけられず、この攻撃では真人を祓うことはできないのです。
それは真人もこの一撃で察知しています。
だからこそ、この第火力を半ば無視して、攻撃を仕掛けてき続けて……!!
呪力に念を使った「二重大祓砲(ミラクルキャノン)」も意に介さず、コックピットに突っ込んでくる真人!!
攻撃を重視し、防御をおろそかにする……それこそが与の望むシチュエーションでした!!
それは、4本しかないと言う小さな筒。
その筒を真人の左肩あたりに打ち込む与。
すると真人の左腕はふっとび……そして、魂にまでダメージを与え、再生不能にしたではありませんか!!
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今まで実質ダメージのなかった攻撃の筈なのに、いきなり大きなダメージを与える攻撃を売って来た。
残弾数のことなど知るはずもない真人からすれば、これには警戒せざるを得ません。
どの攻撃が魂に作用し、どの攻撃がしないのか。
それをはっきりさせないとな、と様子見をしようとする真人なのですが……
その一瞬の隙を付き、メカ丸の巨大な拳の一撃が真人に直撃!!
拳での攻撃は魂にダメージを与えることはできませんが、それでも一瞬動きを止めることは可能です!!
そこに再びあの筒での攻撃を見舞おうとする与!!
勝てる、会うんだ、皆に!
そう思った瞬間でした。
真人が
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領域を展開したのは……!!
領域の中に入れられてしまえば、展開した領域の主が圧倒的に有利になってしまいます。
ましてや真人のような絶大な呪力を持つものの領域ならば……勝ち目は完全に潰えた、と言ってしまっていいでしょう。
はい、おしまい。
にやりと笑う真人。
与は油汗を流しながら……それでも、自分に言い聞かせるのです。
会うんだ!!皆に!!



と言うわけで、与VS真人が繰り広げられる今巻。
とっておきのアイテムであの真人と渡り合う与ですが、残弾数は限られています。
さらに領域の中に閉じ込められたことで、どんなに威力があったとしても、普通の呪力ならば無効化されてしまうことになるわけで……
一気に勝ち目が薄くなったと言わざるを得ない与。
ですが、彼が長年溜め込んできたのは呪力だけではありません!!
まだ何かを隠し持っていてもおかしくはないはず。
とはいえ、その後に夏油を倒さなければならないので、決して明るい見通しとは言えませんが……
ともかくその運命の一線、見逃せません!!

そして物語はこの後、新シリーズへ!!
とんでもない展開が待ち構えている新シリーズ、こちらも予想不可能!!
本作らしい、容赦ない展開が待ち構えている予感がプンプンと臭うその新シリーズも、必見と言わざるをえないでしょう!!



今回はこんなところで!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!