3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

カテゴリ : みもり

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本日紹介いたしますのはこちら、「押入れの少年」第1巻です。
作者は原作が高橋葉介先生、漫画がみもり先生。
秋田書店さんのプリンセスコミックスより刊行、月刊プリンセスにて連載されています。続きを読む

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本日紹介いたしますのはこちら、「地獄堂霊界通信」第4巻です。
講談社さんのアフタヌーンKCより刊行、good!アフタヌーンにて連載されています。

作者は香月日輪、みもり両先生。
本作は「地獄堂霊界通信」のテーマ紹介をまとめておりますので、あわせてご覧ください。

さて、日々の生活の中で出会う怪異を、地獄堂の店主の助けを借りながらも解決していく三人悪を描く本作。
今巻では、ついに女の子の新キャラが登場するお話、「森を護るもの」を紹介したいと思います!

亜月カンナは、気になる声を聞きました。
逃げた、だの、当たった、だのというその言葉が気になって仕方がない彼女がその声のほうを見てみれば、4人の少年が犬か何かに石を投げて遊んでいるようです。
正義感の強い彼女はそれを見て我慢できず、思わず何の作戦もなく飛び出してしまいました。
悪いことをしているとは言っても、出てきて咎めたのが小学生の女の子一人ではひるまないのも無理はないというもの。
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高圧的にカンナを威圧する彼らですが、カンナがあの三人悪と同じ学校だと知るとひるみだしました。
その悪がき振りが他校にも知れ渡っている三人悪(主にてつし)ですから、もしつながりのある人間に手を出してしまったら報復が恐ろしいと考えたのでしょう。
そのためらいをすかさずキャッチしたカンナ、自分がてつしと喋ったことすらないことをそぶりにすら出さず、てつしに報告してやる、と迫ったのです。
慌てて帰っていく少年達。
カンナはその姿を見送りながら、いつの間にかいなくなっていた犬の安否を心配するのでした。

三人悪は、クラスの皆に今は珍しくなったタガメを見せびらかしていました。
綺麗な水のところでしか暮らせないというタガメ、ひとしきり見せびらかした後は神社裏の溜め池に離してやろうと考えていたのですが……
その溜め池、宅地造成が決まったせいで埋め立てられてしまうというのです。
自然いっぱいの遊び場が失われてしまうのは寂しいことですが、それより今はとりあえずこのタガメの住処を確保することが先。
じゃあどうするかと話し合っていると、クラスの子が拝(おがみ)と言うよそのクラスの男子のうちにある大きなイケに話してもらえばいいんじゃないかと提案してきました。
早速その子が、放課後彼をつれてくるというのですが……?

放課後やってきたのは拝ではなく、カンナでした。
拝は病弱で学校を休みがちだということで、彼の幼馴染であるカンナに交渉してもらおうという流れになったようです。
なんでも拝の家は由緒正しい旧家で、代々霊感を持っているだとか。
カンナもまた拝の家で昔から霊らしきものを見ていたんだそうですが、何もせずそこにいるだけだったから怖くはなかったんだそうです。
そしてそんな経験から、科学も好きだけどこの世にはそれだけじゃ説明できないことがあるから幽霊も信じているというカンナ。
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そんな彼女の話を聞いた三人悪、拝にもカンナにも、いろんな意味で興味津々です。

たどり着いた拝の家は、それはもう凄いお屋敷でした。
出迎えてくれた拝は、儚げで物静かな少年です。
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タガメを話すことも快く承諾してくれ、てつし達はこの家の広大さと、タガメ安住の地を与えてくれた拝のおかげでテンション上がりまくり!
素直に感謝しながら手を握ってくるてつしに、拝も自然と笑顔をもらし、お茶でも飲んでいかないかと屋敷に上げてくれたのでした。

メイドさんに運ばれて出てくるお茶はマイセンクリスタルに入れられ、お茶菓子もお高いチョコレート。
絵に描いたようなお金持ちのおもてなしですが、てつしや良次はそんなことお構いなしにがっついちゃいます。
そういったお下品なお知り合いがカンナしかいなかった拝は、逆に嬉しくなって三人悪を気に入り、山盛りのお変わりをくれました。
ですが、タガメに関しての話題に話が及ぶと全員くらい面持ちになってしまいます。
人間のわがままでどんどんと自然がなくなり、動物たちの住む場所もなくなっていってしまう。
そうなれば、やがて人間にもそのツケが帰ってきて、大変なことになるだろう。
だからせめて、何の救いにはならなくても、自分の目の前にいる動物や自然を助けて生きたい……
タガメを取った田舎で聞いた、てつしのおじいさんの言葉。
その言葉にカンナも同意し、拝もまたこの庭を護ってくれというてつしの言葉を受け入れてくれました。
そして、話題は拝の家の仕事であった、「拝み屋」に移行していきました。
昭和の初め頃までは、お偉いさんも頼みに来たという、拝み屋の仕事……除霊。
時代の移り変わりと共に失われていったこの仕事もまた、今の自然と重なるような気がします。
幽霊や妖怪も、目に見えるか否かと言う違いだけで同じこの世界に生きる仲間なのに。
拝は首に提げている小袋を握り締めながら、寂しげに言うのです。

カンナもおそろいで提げているその小袋には、小さな水晶が入っていました。
拝の祖母からもらったというそれは、確かな霊力を感じさせ、拝の家に受け継がれる霊感が相当なものだとわかります。
拝は生まれが「悪い」んだそうで、その水晶を肌身離さず持たなくてはならないときつく言われているのだとか。
今まで、霊に触れ合って運命や因縁の重要さを知っていたてつしは、生まれや運命をしっかり勉強してよい方向に向かうというのは大切だと感想を述べます。
その感想は、特殊な境遇にあまり理解者がおらず、悩むこともあった拝を勇気付けるものだったのです。

拝の境遇を理解してくれる三人悪と知り合え、機嫌の良いカンナ。
先日犬らしき生物がいじめられていたのを発見したあの裏道を通っていました。
すると今度は、この前の生物と同じ種類らしい、前足を怪我している生物を発見します。
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サイズやなんかから、イタチかハクビシンか考えられたその動物、交番に届けてもペットが逃げ出したという通報はないし、カンナにやたら慣れているしと言うことで、カンナの家で飼うことになりました。
ですがその夜のこと。
名前を何にしようかなどと、ハクビシン(仮)の前で考えているうちにうとうとしてしまったカンナ。
すっかり暗くなった頃ハッと目を覚ますと、すぐそばに見慣れない男が立っているではないですか!!
その男はにやりと笑い、カンナの誰なんだという問いにこう答えたのです。
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お前が連れてきたくせに、と……!
そしてその男、鋭い爪を振りかざし、カンナに襲い掛かってくるではないですか!!
先ほどのハクビシン(仮)の姿が消えていることから、おそらくこの男がそれであることは確実でしょう。
ですが何故カンナを襲ったのでしょうか?
偶然なのか、それとも……
生まれて初めて怪異に牙を剥かれる形になったカンナは、いきなり降りかかったこの危機を逃れることが出来るのでしょうか!!

というわけで、新キャラの登場&ピンチが収録された今巻。
拝とカンナ、どちらも霊感があることもあり、三人悪とはいい仲間になれそうです。
が、本格的にお友達になる前に妖怪らしき存在に襲い掛かられてしまうカンナ。
そんなドキドキの急展開も見所ですが、この妖怪らしき男にもドラマが用意されておりまして。
それが冒頭でカンナが助けた動物や、今回のテーマといえる自然との関係も絡んできて、考えさせられるエピソードとなっているのです。
このお話の他、正統派ホラーエピソード、「幽霊屋敷」も収録。
ファンタジックな色合いが強かった前述のエピソードとは違い、こちらは怖がらせに行きつつも最後は切ない感じのホラーらしさが楽しめるお話になっているのです!!

新キャラの活躍が楽しめる、「地獄堂霊界通信」第4巻は全国書店にて発売中です!
原作が児童書なのに、ほぼ青年誌といえる雑誌で連載されている不思議作品である本作。
原作の現役当時のファンの年齢を考えれば妥当かも知れませんが、掲載誌に併せてアダルト狙いになっているわけではありません!
かつて子供だった貴方も、お子様と一緒に読んでみるのも一興かもしれませんよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


地獄堂霊界通信(4) (アフタヌーンKC)
講談社
2012-01-06
みもり

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本日紹介いたしますのはこちら、「地獄堂霊界通信」第3巻です。
講談社さんのアフタヌーンKCより刊行、good!アフタヌーンにて連載されています。

作者は香月日輪、みもり両先生。
本作の紹介は「地獄堂霊界通信」のテーマでまとめておりますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。

さて、「三人悪」の異名をとる少年三人が、様々な心霊トラブルに挑んでいく本作。
基本的に2~3話で完結するエピソードが単行本1冊に2本ほど収録されているこちらの作品ですが、今巻もその形式となっています。
ですが今回はそのうちのひとつが4話立て、実に1冊の8割を使った読み応えあるエピソードが収録されているのです!

てつしの家で遊んでいる3人。
その日は全員が慕うてつしの兄、竜也が在宅しており、彼にべったりと張り付きながらも和気藹々とゲームにいそしんでおります。
キャッキャキャッキャと楽しんでいたそのとき、どなたかが尋ねてきた様子。
訪ねてきたのはご近所の西崎さん一家。
彼らを良く知る竜也も見慣れない美少女が同行していたのですが、その子こそが今こうして尋ねてきた理由のようです。
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彼女は子供を授かっていなかった西崎さんが養女として迎え入れた由宇と言う名の女の子。
竜也と同じクラスに転入して来るそうで、よろしくねと言うわけです。
ですが、何でも彼女は事故にあったせいで記憶喪失になってしまい、時々わけのわからないことをしてしまったりするのだとか。
そこはさすがの竜也、わけのわからないことなら三人悪で慣れっこだとクールに受け流すのでした。

事故で記憶も家族も失いながら、そんな運命を微塵も感じさせないにこやかな由宇。
ですがまったく辛くないはずがありません。
母親にお願いされるまでもなく、竜也は何かあれば力を貸そうと決するのでした。
ちょっと気になるのは何かとちょっかいを出してきそうな三人悪。
しかし意外にも彼らは今まであったことのない美少女の由宇にすっかり骨抜き状態になっておりました。
らしくはありませんが、ともかく彼らも彼女の力になってくれるのは間違いないでしょう!

いよいよ由宇が竜也のクラスにやってきます。
前もって記憶喪失の件を教師から聞かされていた生徒たちはどう接すればいいのかとどきどきしながら彼女を迎え入れるのですが、竜也のアドバイスもあり受け入れる心構えは作れました。
ところがどっこい、転入してきた由宇は超美少女な上明るく朗らか、記憶喪失の件なんかもあっけらかんと受け答えし、なんら問題なくクラスに溶け込むのです。
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これなら一安心と行きたい所ですが、どうも竜也には気になるところがありました。
それは、由宇が時折見せるはかなげな表情です。
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心の中では事故や記憶喪失のことが重くのしかかっている、と言うわけでもなさそうなのですが……

その後も由宇はどんどんクラスのみんなと仲良くなり、彼女とお近づきになりたいと考える三人悪も彼女と仲良くなって行きます。
学校では由宇の歌が超うまいという特技が明らかになったり、記憶喪失ゆえの世間知らずなところが逆にチャームポイントとなったりと、それはもう人気者に成長(?)したのでした。
そんな順風満帆な中でも、やはり竜也の不安はぬぐえません。
はかなげだと感じていた印象は、「存在感が薄い」というレベルにまで達しています。
公園で一人ベンチに腰掛けている由宇を見た竜也はその確信をより強めるのですが、近づいて話してみればホンワカした美少女です。
二人が談笑していると、そこへなだれ込んでくる由宇目当ての三人悪。
竜也煮独り占めさせまいといきまく3人組ですが、運悪くこの日の由宇は用事があるとのことで一人で早々と帰宅してしまいます。
全力でバイバイと見送る3人ですが、そのとき裕介の目には異様なものが写ったのです!
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由宇の体が透けている、という光景が!!

もしかしてこれって死期が近いってやつじゃないかと考えた裕介は地獄堂の店主に相談します。
一概にそうとも言い切れないがと答える店主ですが、その視線は3人ではなく、店の入り口のほうにいっています。
するとそこから一人の男が入ってきました。
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イケメンな風情その男性、藤門蒼龍。
どうやら店主と知り合いのようで、客が来たからと3人は地獄堂を追い出されてしまいました。
このタイミングで現れたいかにもな感じの新キャラクター、何もないわけもありません!
あくる日、3人はもしかしたら死が近いのかもしれないと言う不安で胸をいっぱいにしながら由宇に会いに行きました。
そこでの話の流れから、由宇もまた自分の存在に疑問を持っていることを3人に明かしたのですが、その瞬間

再び由宇の体が消え入りそうになったではありませんか!
3人が呼びかけたことで由宇は正気に戻ってすぐ元通りになるのですが、やはり彼女は普通ではありません。
由宇は先程の話は中学生が小学生にする話じゃないよねと真っ赤になって、将来の夢なんかに話をシフトさせようとするのですが、その話の途中に事件が起こるのです。
突然姿を現した先程の男、蒼龍。
彼が彼女に「由宇ちゃん」と呼びかけたかと思うと、由宇はいきなりがくがくと震えながらおびえだし、
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そのまま走り去ってしまったではありませんか!!
蒼龍は記憶を失う前の由宇のことを知っているような口ぶりなのですが、その事実は「知らないほうがいいこともある」と教えてはくれませんし、その上由宇には金輪際近寄らないほうがいいとまで言うのです。
三人悪もそんな言葉を素直に受け入れるはずもありません。
彼らは彼らなりに由宇を守ろうとするのですが……
蒼龍が隠していた真実は、3人にとって、由宇にとって、いや、彼女に関わる多くの人々にとってあまりにも衝撃の大きすぎるものなのです!
それに直面したとき、3人はどうするのでしょうか!
あまりにも非情な運命は、刻一刻とその鎌首をもたげるのです!!

と言うわけで、本作初となる正統派美少女キャラが登場する今巻。
ですが素直に恋愛なんかに進展するわけもありませんで、後半に進むにつれてどんどんと真相が明かされて行き、残酷ながらも希望を残す結末へとつながります。
4話立てのボリュームと言うこともあり、各キャラの心の動きなどもしっかりと描かれ、ホラー要素は薄いながらも読み応えあるドラマが作り上げられているのです!
もう一編収録されているエピソードも切ない系のお話となっておりまして、今巻は全編通してほろりと来ちゃう内容になっております!

美しくも不思議な少女との物語が描かれる、「地獄堂霊界通信」第3巻は全国書店にて発売中です。
ホラー要素少な目、しんみり成分たっぷりで送られる今巻。
ホラーを求める方にはちょっと方向が違うかもしれませんが、それでも十二分に楽しめる内容になっていますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


地獄堂霊界通信(3) (アフタヌーンKC)
講談社
2011-04-07
みもり

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本日紹介いたしますのはこちら、「地獄堂霊界通信」第2巻です。
講談社さんのアフタヌーンKCより刊行、good!アフタヌーンにて連載されています。

作者は香月日輪、みもり両先生。
本作第2巻の紹介は10年2月10日の記事にて紹介しておりますので、そちらもよろしければご覧くださいませ。

「三人悪」と呼ばれるいたずら好きの3人組、てつし、良次、裕介。
彼らはとある事件をきっかけに、地獄堂と呼ばれる妖しげな店の妖しげな店主から札と呪文を授けられ、霊能力のようなものを手に入れます。
3人はその能力を使い、様々な不思議な出来事に巻き込まれたり首を突っ込んだりしながら解決していくことになるのです!

てつしには中学2年生の兄、竜也がいます。
成績優秀だわ2年生にして中学校の番格だわ、男気もあってイケメンだわと絵に描いたような完璧超人。
そんな彼がある日、血まみれで家に帰ってきました。
なんでも闇討ちを受けたらしく、肋骨を骨折と言う重症を負っていたのですが、きっちりと勝利を収めた上に歩いて帰ってきたそうで。
骨が折れてもなおクールな兄に感動を覚えるてつしですが、大怪我は大怪我。
すぐさま入院と言うことになるのでした。

3日後、うるさいからと出入り禁止にされていたてつしのお見舞いがようやく許可され、その見舞いの品を地獄堂で物色していた3人。
よさそうなものを見繕い、さあ行こうとなったときに店主がこれは自分からの見舞いだとお札のようなものの入った紙袋を差し出してきます。
その心遣いに素直に感謝し、紙袋を受け取って見舞いに向かう3人。
たどり着いた病院は、いつものことながら薄暗く、なんだかいやな雰囲気を纏っています。
何でこんなに暗いんだろう名などとぼやきながら竜也の病室に着くと、なぜか竜也1人しかその病室には入院していない様子。
なんでももう1人入院しており、今にも死にそうと言う感じでもなかったのについ昨日亡くなってしまったそうで。
怪談なんかも多く伝え聞かれているこの病院の不気味さに拍車がかかり、良次はかなり怯えてしまうのでした。

病院で騒がしくするのもよくないということで、見舞いの品を渡して早々に帰った3人。
翌日再び見舞いに行くと、すぐに退院できると言っていた兄が点滴を受けている上、顔色も悪いように見えるではないですか。
ちょうどその場に居合わせた母は、少し熱が出たから点滴をしたが、もう熱は下がったから大丈夫、と言うのですが……てつしは感じる嫌な予感を拭いきれません。
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良次と裕介にこの病室の情報を聞いてくるように頼み、自分は竜也に調子が悪そうだがちゃんと寝ているのかとたずねます。
寝ている、と答える竜也ですが、なんだか妙な夢を見たそうで。
なんでも女の子が病室の窓をコンコンと叩き「中へ入れて」と頼んできて、開いていると答えても「魔法がかかっていて開けられない、開けて」と返された……と言う夢を。
その時、てつしは窓際の花瓶の横に置かれた地獄堂の札に気が付き、おそらくこの札が「魔法」で、その女の子は兄を狙っているのだと予想。
てつしは札を竜也に握らせ、絶対に捨てずに側において置くようにお願いをして部屋を飛び出すのでした。

その後、てつしは裕介達が収集してきた病室の噂を聞きます。
あの病室はこの病院で一番昔からある部屋で、当時は医師が使っていた部屋だそうです。
そして先日なくなったその部屋のもう一人の患者は癌だったのですが、長くこの病院に入信している人たちに寄ればあの部屋は
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入院した人がよく死ぬ「死に部屋」として有名なんだとか。
もちろん普通に退院して言った人もいますし、たまたまが重なっただけという考え方も出来るのですが。
そしてもうひとつ気になるのは、その亡くなった癌の患者さんは亡くなる前日にふらふらと歩きながらうわごとを行っていたと言うこと。
「よく来たなぁ、お菓子食べる?」と。
お菓子を進めるような見た目の何かが、来ていた……
それは竜也の夢で繰り広げられて光景と、ピッタリと符合するではないですか!

早速地獄堂の店主に相談すると、それは死神かもしれないと言い出します。
死神は骸骨にローブに鎌というテンプレな姿かたちではなく、かわいい子供や美女、某物や宝石など、人を油断させるために様々な形へと変化するのだそうです。
ですがいくら死の神と言えども無関係な人間を無差別に刈ったりはしないそうで、おそらくはその部屋自体にひかれているのだろうと予測を立てました。
確かに「死に部屋」とまで言われているわけで、その可能性は高そう。
良次と裕介に更なる情報収集を頼み、てつしはもう一度夢の話を聞きに病院に走るのでした。

病室に着いたてつしは兄が眠っていることに気が付き、先に呪文を唱えて部屋の中を調べてみることにしました。
能力が発動すると病室の床が消失!
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そしてベッドの下に白い、イソギンチャクのような何かが蠢いていて……
このまま見続ければ闇に引き込まれてしまいそうだと直感し、組んでいた印を解くてつし。
下に何かあるのか?と考えていると、ちょうど竜也が目を覚ましました。
その竜也の顔は前にも増して青白く……死相が浮かんでいます。
このままでは大切な兄が死んでしまう、どうにかして病室を変えてもらわないとならないなどと考えているてつしに、竜也のほうから夢の話をふってきてくれました。
ですがそれはショッキングなもの。
女の子が部屋の中に入ってきて、
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隅に立っていた……という!!

と言うわけで、初登場した兄がいきなり死にそうな目にあってしまう今巻。
どうやら今度の敵は悪霊魑魅魍魎の類ではなく、死神と言う強力なお相手の様子。
漫画だということを考えても普通ならば人間が、それも霊能力初心者の子供3人がかなうはずもありません。
ならば無理やりにでも病室を返させるか、病室自体の問題を解決するしかないわけで。
地獄堂の店主に新たなアイテムをもらい、竜也を助けるために死神からの防衛&病室に下にある謎に挑みます!
前半はホラー風味、後半は霊能バトル風味と、ガラッと違うエピソードです!
そしてもう1シリーズ、生首の描かれた掛け軸に関しての物語も収録。
こちらはより一層恐怖の描写に力が入れられており、バトル要素はない代わりに切なさが配合され、前述の死神のお話と違う味わいに仕上がっています!
また、前巻に引き続いて原作者の香月日輪先生による描き下ろしショートストーリーが収録!
主役3人の出会いが明かされる注目のエピソードです!

児童文学原作なのにしっかり本格ホラー漫画、「地獄堂霊界通信」第2巻は全国書店にて発売中です。
元気な3人ががんばるコミカルな作品と思わせつつ、しっかりびびらせる恐怖描写が特徴的な本作。
買おうかな?と迷っている方も、中編エピソードが2編、一冊中にしっかりと完結して収録してありますので、購入しやすい作品ですので、第1巻からにこだわらず目に付いた巻を買ってみるのもよろしいかもしれません!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


地獄堂霊界通信(2) (アフタヌーンKC)
講談社
2010-10-07
みもり

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