3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

カテゴリ : 菅原キク

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本日紹介いたしますのはこちら、「昭島スーサイド☆クラブ」第1巻です。
秋田書店さんのチャンピオンREDコミックスより刊行、チャンピオンREDにて連載されています。

作者は菅原キク先生。
菅原先生は00年にチャンピオンの新人賞を受賞してデビュー。
その後06年より月刊少年マガジンにて「マヨイ屋の店番トキワ」を連載開始し、ファンを獲得しました。
そして12年より、久々にデビューした秋田書店さんの畑に戻って本作の連載を開始したのです。

さて、本作はいうなれば事件解決モノです。
ですが本作、登場人物がそれぞれの個性や特技を生かして困難を乗り越えていくと言う、良くも悪くも普通の事件解決物ではなく、独自の路線をすすんでいるのです!!

佐倉涼介、16歳。
夜11時ごろに、ドンと言う物音で目が覚めてしまいました。
それは彼の兄からの合図。
引きこもりを続けている兄が、買い物をして来いと示す意思表示なのです。

母親は兄のことを腫れ物に触るように扱い、言うなりになっています。
そんな母親ですが、流石に夜遅く買い物に行かせることは出来ないわけで、眠い眼をこすりながら涼介はコンビニに向かうのでした。
ですが近くのコンビニには、その辺りには有名な黒岩軍団と言うたちの悪い集団がたむろしています。
やむなく別の店に向かうことにしました。
するとその道中、同じクラスの宍戸春夫の姿を発見します。
いかにも強面な感じの宍戸ですが、その印象どおりクラスのみんなもある程度距離をとっておりまして。
「地域最強の男」「殺人経験あり」「実は24歳」などなど数々の噂はあるのですが、その噂の真偽すら明かされない男なのです。
他の面々と同じく、宍戸とは距離をとって一生かかわることはないとまで思っていた涼介。
ところがその後に起きたことは、眼を疑うような意外なことだったのです。
チンピラを相手に喧嘩を始める宍戸。
そこまではなんにせよシしどの印象を覆すものではありませんでした。
ですがそこに突然、乱入者が現われたのです!
やめなさい!!
そういいながら文字通り上から降って来たのは
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魔女っ子!!
そして彼女はそのまま箒を振り回して大立ち回りをはじめるのですが、程なくしてそこに騒ぎを利きつけた警官達が到着。
チンピラたちも宍戸も魔女っ子も、雲のこを散らすように逃げて行ったのでした。
その様子を物陰から見ていた涼介。
もちろん魔女っ子の乱入と言うだけでも驚きの光景ですが、涼介が驚いた理由と言うのはそれだけではないのです。
今の魔女っ子には見覚えがある。
あの子はもしかして……!

翌日。
黒板に書かれた問題をすらすらと解いていくのは学年一の才媛、垣之上すう。
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眼鏡をかけた、物静かで冷たげな印象すら受ける彼女ですが……どうしても昨日の魔女っ子が、彼女に似ているように思えて仕方がないのです!
もしあの子が垣之上だったら?
何であんなコスプレでチンピラと喧嘩をしているのか?知りたくてたまらなくなってしまうのです!

思い切って本人に聞いて見ようと思う涼介ですが、流石にいきなりあの魔女っ子?と聞くのも気が引けます。
とりあえず手始めにと、すごく頭がいいけどどうやって勉強してるのか?と質問してみることにしました。
すると垣之上はこう答えるのです。
「死ぬ気で……」
なんだか突拍子もない答えに、思わず笑ってしまう涼介。
そのままの勢いで本題に入ろうとすると、垣之上はそれをさえぎって言うのです。
どうして笑うのか、面白いことなんていってない、と。
涼介は、今の答えはなんだかギャグっぽい空気だから、普通笑うとこじゃない?と答えるのですが、その「空気」と言う言葉が垣之上にはひっかかるようで。
「普通」「ムード」「常識」「一般論」「不文律」……
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私はそう言うの、クソ喰らえと思っているんです。
それだけ言い放ち、さっさとその場を去っていってしまったのです!

その返答に、自分は特別だとでも思っているのかとイラつく涼介。
そんな涼介に、いきなり声をかけてくる人物がいました。
中学の時の先輩なのですが、あまり良い先輩ではないようで。
楽に稼げる歩合制のバイトがある、と強引に涼介を連れて行ってしまうのでした。

連れて行かれた先は、あの黒岩軍団のところ。
そして彼らは、涼介に万引きをするよう指示するのです。
もちろんつかまったら自己責任、自分達の存在を告げても逃げても殺す……
そんなことを言われてしまっては、大人しく従うしかないではないですか!
ですがせめてもの抵抗として、涼介は万引きした体できちんと商品を購入して黒岩軍団に渡すことに。
レシートが発見されてしまってそれがばれると、黒岩軍団の面々はビビり過ぎだ、ヘタレだと大笑い・
普通に買い物して何が悪い、万引きするおまえらのほうがずっとクソだ。
そう思う涼介の感情は、至極真っ当なものでしょう。
ですがその黒岩軍団を前にして、思わず「クソッたれ」と漏らしてしまったのはまずかったようです!
大笑いから一転して儀寄稿する黒岩軍団!
涼介の胸倉を掴んで威圧を始めるのですが、そこに再びあの魔女っ子が現われるではないですか!!
なんだおまえと怒号を飛ばす黒岩軍団に対し、彼女の口から発せられたのは、
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「ケアリーマジック いたいの飛んでけ!」「町の傷口 私がふさぐ!!」という決め台詞だったのです!!
昨日のように、箒で立ち回りはじめる魔女っ子。
そしてそこにあの宍戸がどこからともなく現れ、黒岩軍団を蹴散らしはじめるのです!!
噂にたがわぬ実力を持つ宍戸の登場に、総崩れとなる黒岩軍団。
逃げ出す下っ端をみて激情した1人の男が、とうとう魔女っ子を捕まえて拳を振り上げます!
その拳が魔女っ子を捕らえようとなったその時、涼介は咄嗟に飛び込んで彼女をかばったのです!!

程なく黒岩軍団は全滅、そしてボス格をしっかり拘束して警察に万引きとかの罪で捕まえてやってよと通報しました。
その電話口でも彼女は、自分は町の平和を守る魔法少女だ、と名乗っているのです。
そしてやはり彼女は、正真正銘垣之上。
彼女と宍戸はこうして夜な夜な町にでて、「勝手に町を守っている」と言うではないですか!
そして彼女は、「クソッたれ」という涼介のさっきの言葉が、なかなか場の空気を切り裂いていたと評価。
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その真堂が待機を揺らし、世界をすこしだけ変えたんだ、と言うのです。
そういわれても、ピンと来るようなこないような……
そんな戸惑いを感じている涼介の携帯に、兄からのお使い指令メールが届きます。
空気を読まないことが、世界を変える……?
涼介は兄に「自分で買いに行けクソヤロウ」と返信!
そして、垣之上と宍戸にこう声をかけるのです!
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「俺も仲間に入れてくんない?」と!!

というわけで、クラスメイトと密かに街を守るチームに入ることになった涼介。
このチーム、名前を「昭島スーサイドクラブ」と言います。
スーサイドは、「自殺」と言う意味。
この名前の由来は、自殺的とも言える、後先を考えない行動からきているようで。
敵に勝てるかどうか、怪我しないかどうか。
そんなことを一切考えず、「街の平和を守る」ためだけに魔法少女ケアリー☆マジックこと、垣之上は死ぬ気で戦っているのです!
少なからず世界をかえたいとは思っていた涼介ですが、この「スーサイドクラブ」についていくことは出来るのか?と言うところが今巻のひとつの鍵ともなっています。
そこを乗り越えることが出来て初めて、涼介はこのクラブの一員になれたといえるのはないでしょうか!

そしてこの後、スーサイドクラブのもう1人の構成員である美少女が登場。
さらにそのクラブのメンバーの紹介的なお話が一段落した後、このスーサイドクラブに恐ろしい敵が現われるのです!!
美男と美女の双子である謎の二人。
彼らは一体何をたくらんで、何を引き起こそうとしているのでしょうか。
涼介が本格的に活動を始めて早々、いきなり大事件が巻き起こってしまいます!

死ぬ気で街を守る、「昭島スーサイド☆クラブ」第1巻は全国書店にて発売中です!
垣之上さんとケアリー☆マジックのギャップや、宍戸の人となりなどのキャラクター的魅力も充分な本作。
ストーリーもキャラクターも両方楽しめますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


昭島スーサイド☆クラブ 1 (チャンピオンREDコミックス)
秋田書店
2012-09-20
菅原 キク

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