3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

カテゴリ: 月島冬二(イワシタシゲユキ)

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本日紹介いたしますのはこちら、「道玄坂アリス」第1巻です。
日本文芸社さんのニチブンコミックスより刊行されました。

作者はイワシタシゲユキ先生。
イワシタ先生の紹介や、過去作「絶対君主症候群」の紹介は10年10月25日の記事にて記載しております。
よろしければあわせてご覧くださいませ。

さて、本作は近年のイワシタ先生の芸風である、エロス&フェティッシュを全面的に押し出した作品となっています。
SとMの表裏一体の関係や、「匂い」をモチーフにした作品を描いてきたイワシタ先生。
本作で取り扱っているのは、ズバリ男性のアレを女性が口でアレするあの行為!
様々な装飾こそあれど、軸はそれ1本で描かれているのです!!

辺りは闇に包まれ、すっかり暗くなった放課後の教室。
そんな教室の中、忘れ物を捜して机を探っている男子生徒がいました。
その忘れ物とは、エロスな雑誌。
明かりもつけずごそごそやっている理由が察せられると言うものです。
ですがそんな可憐は以後から、いきなり声がかけられました。
その主は、いつも教室の隅で静かに読書をしている、目立たないクラスの女子、有栖川咲です。
眼鏡と、なにより口元のほくろが印象的な彼女は、何を思ったのか彼にこんなとんでもないことを告げたのです!
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「秀島くんのオチンチン、舐めさせてくれない?」と!!

そこで秀島は目覚めました。
14歳だった当時の、忘れられない出来事を何度も何度も夢で見ては飛び起きる。
そんな日常を過ごしています。
どうして彼女は、いきなりあんなことを自分に言い出したのか?
考えても考えても、答えなど出るはずもなく。
アレからすぐ、どこかへと転校してしまった彼女のことを無為に考えるしかないのです。
そんな彼が目覚めたのは、ワゴンカーの中。
そして後部座席には三人の女性が座り、思い思いのことをして時間を潰しているようです。
そんな秀島と彼女達がどんな関係なのかと言いますと、会社の上司と部下の関係といえましょう。
秀島と彼女たちが働いているのは、電話で注文を受け、お客さんのところへいってエロスなサービスを行う、デリバリーなヘルス、「道玄坂アリス」。
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広告等の宣伝は控えめで地味ながら、口コミなどの顧客満足度の非常に高い知る人ぞ知る名店なのです!

常連のご指名に、あいつのアレはアレなんだとぶつくさ言いながら車を出て行く1人の女の子。
彼女に本番行為以外は愛と真心で乗り切って、と冷静に送り出す秀島。
このみせのほとんどの業務を1人でこなす、仕事の出来る男である秀島ですが、彼にはちょっぴり困った癖があるのです。
ふっと通り過ぎた1人の通行人の女性。
彼女を見た瞬間、秀島は何もかもほっぽりだして車を飛び出し、その通行人を追いかけていってしまったのです!!
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その女性に追いつくなり、「有栖川!」と声をかける秀島。
もちろんその女性は、あの有栖川であるはずがありません。
人違いみたいだ、昔のクラスメイトに似ていた気がして……そう取り繕う秀島ですが、その女性はいまどきそんな方法でナンパ?と笑うのです。
この悪癖、秀島もいやになるほど自覚しています。
顔の造詣も雰囲気もまるで違うのに、口元でホクロがあると言うだけで一瞬有栖川咲なんじゃないかと思ってしまう病気なんだ、と。
そしてこの病気には、性質が悪いもう一つの症状があるのです……!
その女性に、秀島はこう断言するのです。
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「舐めるの好きだよね?」。
口元にほくろがある女性は皆、男のアレをしゃぶりたくて仕方ないと真剣に思い込む、と言う症状が!!

恥ずかしがって否定する女性ですが、強引、と言うよりも高圧的に「しゃぶらせてやる」とおしていく秀島。
すると当初は否定していた彼女が、やがてその本性を現し、それほもうすごい勢いで秀島のアレをアレし始めたのです!!
ですがその行為の最中、秀島は「違うな」と言って彼女の顔を引き剥がしてしまったのです!
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あの時、ふざけるなと有栖川を突き飛ばして逃げてしまった秀島。
その味わうことのなかった彼女の唇や舌の感触を絶対視して、その願望と比較して失望する。
こうして女性の本性を見透かすようなことをしては、途中で捨ててしまうような行為を繰り返していたのでした。
せっかく自分の本性をさらけ出して好意に没頭することが出来ると思っていた彼女は、生殺し状態です!
もっと舐めさせて、と縋りつく彼女、振り返りもしない秀島……
それから色々あったのでしょう、彼女は道玄坂アリスの新たな従業員として働くことになりました。
その日も何事もなかったかのように、秀島はいつもの仕事を開始します。
そして、いつものように口元にホクロのある女性を見かけ……
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秀島は今日もまた、あの日の残滓を追い求めているのでした。

と言うわけで、「おしゃぶり」を題材にして物語が進んでいく本作。
昨今はこういったエロスに特化した作品は、出版社や雑誌を問わず多く見られるもの。
それらの作品では、良くも悪くも直球的なエロスをふんだんに取り入れているものがメインストリームとなっています。
ですが本作はそんな流れに真っ向から立ち向かい(?)、いわゆる本番行為は一切なし!
それどころか、乳首券の発行すら数えるほどと言う徹底した特化作品になっているのです!
お話の題材はおしゃぶりだけにはとどまりません。
様々なエロスなプレイを描きながらも、直接行為は無しと言う独自の路線を突っ走り続けます!

物語の筋としては、今巻では道玄坂アリスの従業員である女の子4人それぞれと、彼女達が応対する変わったお客さん達のアレコレを描いている感じです。
ですが恐らく順調にお話が続いていけば、有栖川関係の物語が展開することも考えられるはず!
彼女と遭遇したとき秀島はどうするのか?
そんな展開も予想できそうです!!

岩下先生らしさが存分に発揮された、「道玄坂アリス」第1巻は全国書店にて発売中です!
フェティッシュなエロスが満載の本作。
例によって、単行本が売れなければ第2巻発売はないとのことで……
ご興味のある片は是非お買い求めくださいませ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


道玄坂アリス 1 (ニチブンコミックス)
日本文芸社
2012-07-09
イワシタ シゲユキ

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