3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

カテゴリ: 堀尾省太

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本日紹介いたしますのはこちら、「刻刻」第5巻です。
講談社さんのモーニングKCより刊行、モーニング・ツーにて連載されています。

作者は堀尾省太先生。
今までの本作は「刻刻」のテーマで紹介記事をまとめておりますので、あわせてご覧くださいませ。

さて、実愛会の中でも分裂が起こってきた前巻。
迫と間島が樹里たちに協力をしてくれ、実愛会を避けながらも間島の念願である、家族との再会も果たしました。
ですが隠していた、時の止まった空間「止界」への出入りを可能にする石を奪われてしまい、それを取り返さないことにはどうにもなりません。
しかし石が手に入ったことで実愛会はさらに分裂。
大きな争いが起きそうになったその時。
突然佐河はその体に奇妙な変化を起こし始めたのでした!

佐河が語り始めたのは、「霊回忍(タマワニ)」の完全支配についてです。
本来タマワニが体の中に入ったものは、自我を失って「神ノ離忍(カヌリニ)」として止界で動きの止まっている人間、「止者」を守るだけの存在になるはず。
完全支配とは、自我を残したままカヌリニになることだというのです。
タマワニの力を十分に発揮しながら、カヌリニとしての力を制御して使う。
そんなことを淡々と語り続ける佐河に、彼のことを信じられなくなった反佐河派の宮尾は容赦なくナイフを突き立てました!
ですがそのナイフは防御した佐河の腕に突き刺さっただけ。
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カヌリニは止者を守るものの、自分を守る防衛本能は持っていない。
つまりこれは紛れも無く自分が行った動作で、自我を失ってはいない。
まったく動じない様子でそう語った佐河は、ゆっくりとそのナイフを引き抜き宮尾を壁に叩きつけます。
そんな内部分裂の様子を見て、今まで傍観していただけの別の男が慌ててこの争いを止めようとするのですが……
佐河はもう止まりません。
カヌリニの最大の特徴は、止者に殺意を向けるものを削除すること。
つまり止界には言ってきただけの人間を排除対象にしていない。
ここで特に殺意を放っていないこの別の男を殺すことが出来れば、自分の自由意志を確認できる……
そういったかと思うと、
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まるで枯れ枝を折るかのようにたやすくその男の首をへし折ってしまったではないですか!!
間近で見ていた潮見、飛野は動けず。
反実愛会派の田辺と言う男はすかさずナイフで襲いかかるのですが、佐河にとって既にそれは何の脅威でもありません。
ナイフを持った腕をへし折り、それでも顔色を変えず、カヌリニの完全支配についての講義を続けるのです!

その隙を突き、飛野はその場から逃げ出します。
ダメージを受けてふらふらの宮尾を引っ張って。
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その姿を樹里たちも目撃。
実愛会の様子がおかしいことに気がついた迫は彼らのあとをつけることにして、他の大勢は当初の予定通り自宅に置きっぱなしにしてきた翼を確保しに向かうのでした。


飛野と宮尾は金物屋に逃げ込みます。
そこで宮尾は包丁や高枝切りバサミなどを入手し、佐河を殺す準備をしているようです。
淡々とその準備を進める宮尾に切れたのは飛野。
当初佐河を始末するのは樹里たちを仕留めてからのはずなのに、勝手にぶち壊しにしたのはお前だ。
そもそも杏奈化け物の相手をするなんて聞いていない!
そう怒鳴りながら胸倉を掴む飛野ですが、
宮尾は飛野を感情を感じさせない瞳で見つめながら、「教本を配ったじゃないですか」と何食わぬ顔で答えるのです。
一応共通の敵を持つ男だから助け出したものの、見方をしている方が命の危険が高まる。
そう感じた飛野は、佐河ではなく、佐河に実愛会を任せると言われていた潮見につけないか、と思案を始めるのですが……
そこに様子を見に来た迫が現れます。
流れ上、迫は飛野&宮尾とともに佐河の元へ行くことに。
戦うにしろなんにしろ、とりあえず様子を見ようということになったのですが……
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そのころ、佐河は恐れていたあることをしようとしていました。
残っていた男にナイフを握らせ、翼を刺させようとしていたのです!
この止界にカヌリニがいるかどうか、男が放つ殺意に半カヌリニとなった酒匂が反応してしまうかどうか、を同時に確認するために!!
間島の家族を解放してしまった今、この止界にカヌリニがいない可能性は濃厚。
それに気づかれてしまえば、翼の命を奪われるだけではすまないかもしれません!
翼へと向けられるナイフの切っ先。
そのカウントダウンは刻々と……!!
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というわけで、佐河の変貌に焦点の当てられた今巻。
今までの実愛会VS樹里たちという構図から、一気に佐河を倒すと言うほう構成にシフトチェンジしていくことになりそうです。
カヌリニの力を完全に掌握しつつある佐河。
彼の目的は彼自身の口から告げられることになるのですが、どんな目的があるにせよ樹里たちをこのまま泳がせておくことはないでしょう。
樹里達が全員そろって今までの生活に戻るためには、佐河をどうにかする以外ないのですが……
果たして強大な力を得て、さらにその力を御しつつある佐河を倒せるのでしょうか!?

物語もいよいよ大詰めになりつつある、「刻刻」第5巻は好評発売中です!!
佐河の暴走が始まった今巻。
樹里たちは無事翼を救出し、医師を破壊することが出来るのでしょうか?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


刻刻(5) (モーニング KC)
講談社
2012-03-23
堀尾 省太

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本日紹介いたしますのはこちら、「刻刻」第4巻です。
講談社さんのモーニングKCより刊行、モーニング・ツーにて連載されています。

作者は堀尾省太先生。
本作の紹介は「刻刻」のテーマで記事をまとめておりますので、よろしければご覧ください。

さて、実愛会と時の止まった世界、止界に入ることのできる石をめぐって攻防を繰り広げている佑河家。
ですがその実愛会の中でも、メンバーそれぞれに目的が違うようで、様々な意思の齟齬が生じ始めています。
そんななか、甥に襲い掛かった実愛会をその手にかけてしまった翼はそのショックからか、人が「神ノ離忍(カヌリニ)」に変じてしまう兆候を現し始めていて……

徐々に体を変え始め、空に浮き上がり始めている翼。
このままではまずいと感じた祖父は、樹里の能力で翼の中にいるくらげこと「霊回忍(タマワニ)」を追い出し、止界から出せと命令します。
そんなことをしたらどうなるのかわからないと考えた樹里は戸惑うのですが、それによって人に戻れなければかつて同じような状況に陥った間島がこの世にいるはずがありません。
意を決して能力を発揮する樹里。
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すると翼は他の人と同じように動きを止める=普通の世界に戻ったようなのですが、不気味なカヌリニへなりかけた部分はそのままではありませんか。
樹里が恐る恐る触ると、そのカヌリニに変じた部分はもろく崩れ去ってしまいます。
この感じで本体まで崩れてしまうかも知れないと考えたのか、祖父は触るなと樹里をさえぎるのですが、
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空気を読まずにやってきた貴文が「なにこれ?とれる」とばかりにざっくざっくカヌリニ部分を崩していくじゃあありませんか!
さすがの祖父もさわんなと突っ込みますが、その取れた部分には綺麗に翼の元の体があるのでした。

その頃、翼が必死で守りぬいた真は実愛会の間島と迫に捕らえられていました。
とはいえ、この間島と迫は実愛会のなかでも異色で、石やら止界やらに直接興味が無い……どちらかといえばいわば穏健派。
真には危害を加えず、佑河家のみんなをおびき出すために「大声で呼ばせる」ことだけをさせました。
真の居場所がわかったとなれば迎えに行かないわけには行きません。
その声の元へ走ると、待っていたのは迫と真。
そして背後から間島が現れ、真を無事でいさせたかったらこれからすることに協力しろと言い出したのです。
そのこれからすることとは、今からカヌリニを呼び出すから、樹里の能力でタマワニを追い出してくれというもの、
そう、間島はかつて止界に入ったとき、カヌリニになってしまった家族を解放してやろうとしていたのです!
勘の鋭い樹里は、すぐにそのカヌリニが間島の家族であることを察します。
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間島はあまりにあっさり事実をカンパしてしまった樹里の言葉に戸惑うことしかできませんが、その反応はこの予想が真実であることを如実に表しているのです。
樹里は協力することは承諾するのですが、こんな方法しかなかったのかと間島のやり方に疑問を投げかけます。
ザ・空気を読まないおっさんの貴文は、子供の頃から石を狙ってたんじゃねーの?とまた余計なことを言いますが、間島はそのどうしようもない想像にあきれ果てるばかり。
更に、一度は佑河家の前まで言って打ち明けようと思ったが、止界に関してのことを調べようともしなかった一家には頼れないと思い直して実愛会をたずねたのだと言い放つのです。
その言葉を聞き、何も言い返すことのできない樹里。
協力はするが、実愛会で間島がしてきたことは許さない、と返すのが精一杯なのでした。

止界の外の一般人を広いところに移動し、準備を進める一同。
ナイフを手にする間島、現れたカヌリニから瞬間移動で間島を救う役の祖父、現れたカヌリニに飛びつくため手近な建物の屋上にたつ樹里。
張り詰める緊張の中、ナイフを振り下ろそうという「殺意」をみなぎらせる間島。
ですがカヌリニはその姿を現しません。
これ以上の殺意を出さなければいけないのか?そう考えた間島は、親を、家族を奪われた思い出を思い起こしながらナイフを一般人の首筋に押し当てます!
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しかしそれでもカヌリニは姿を現しません。
本気で人を殺そうとしなければやはりカヌリニは姿を現さないのでしょう。
一休みするかということになりますが、迫が早くしろと文句をつけ始めます。
樹里からすれば、身も知らぬ赤の他人に殺意を抱けって方が無理な話なのだということで……
とはいえこのままでは実愛会のリーダー、佐河に嗅ぎつかれてしまうかもしれません。
どうしようかと考えていたその時、貴文はせっかくだからどの程度の殺意でカヌリニをよべるのか試して見るか、などと軽い感じで一般人の人に手をおきました。
すると
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一瞬でカヌリニが登場!!
巨を疲れた形での登場となったカヌリニ!
作戦通りカヌリニからタマワニを追い出せるのか?
貴文は助かるのか?
そして間島の求めていた家族は帰ってくるのか?
物語は新たな展開を迎えます!!

というわけで、間島の目的を達成するために動き始めた今巻。
間島の家族であるカヌリニがどうなるのか、と言う点も気になるところですが、そのほかにも様々な気になる点が多く存在します。
例えば貴文があっさり呼び出して見せたカヌリニ。
いくらなんでもあのあっさり登場振り、単純に殺意に反応したとは思えません。
もしかしたら祖父の瞬間移動のようななんらかの能力なんじゃ……と言うのは考えすぎでしょうか!!
そしてこのあと、実愛会のリーダー、佐河の真の目的も判明。
その本音を明かされた実愛会は、その予想外の目的を知り、独自の動きをはじめ……
物語は更に想像できない方向へ展開!
その上、佐河が見せる恐るべき事象が、更なる怒涛の急展開を招くことになるのです!!

止界の支配権でない、佐河の本当の目的が明かされる「刻刻」第4巻は好評発売中です!
予想できない展開を迎える今巻。
今までも十分に驚きを与えてくれるストーリーでしたが、今巻では更に大きな動きが勃発。
これからも目が離せませんね!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


刻刻(4) (モーニングKC)
講談社
2011-04-22
堀尾 省太

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