3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです! ※作品記事につきまして、権利者様が問題があると感じられた場合はご一報ください。対応いたします。

カテゴリ: 桐山光侍

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本日紹介いたしますのはこちら、「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第12巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行されました。

作者は桐山光侍先生。
本作の紹介は「桐山光侍」のテーマにてまとめておりますので、よろしければご覧くださいませ。

さて、お師さんを助けるために恍然宗との最終決戦に挑んだ風助たち。
干支忍が次々と駆けつけ、強力な能力の持ち主である四天王を辛くも倒していきました。
そしてとうとうたどり着いた首謀者、銅朱の待つ部屋。
最終決戦はどんな結末を迎えるのでしょうか……?

忍空の修行の卒業試験として、その師を殺すことになってしまった銅朱。
悲しい宿命を乗り越え、心をいてつかせてしまった若き日の彼は、生涯たった一人の友人友達として認めていた風助に別れを告げ、忍空を学ぶよう命じた父とも袂を分かちました。
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その悲壮な運命に導かれるように、彼の元に姿を現した炎の自然龍。
このときから銅朱の運命は動き始めたのです……

銅朱の部屋にたどり着く風助。
その時既に部屋の中は炎に包まれていました。
そんな風助の姿を確認し、最初で最後の友よ、永遠の別れだと悲しげな瞳で語る銅朱。
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ですが風助は当時おさなかったこともあるのでしょう、銅朱がかつて交流していた男であることに気がつきません。
何故お師さんをさらった、目的はなんだ。
そう尋ねる風助ですが、その時炎によって崩れた天井の石が落下!
風助が避けたその瞬間にはもう
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銅朱が背後に回っているではないですか!
すばやく反応して反撃を試みる風助ですが、銅朱は顔色ひとつ変えずに回避。
やっと蹴りが炸裂したと思っても、空蝉の術で回避されてしまっていたのです!

一旦間合いを放した風助、一連の動きを見て銅朱が忍空使いであることに気がつきます。
さらにこの力の凄まじさから、炎の自然龍が見える干支忍の資格を持つものであることにも。
忍空使い、それも干支忍ともなれば自分達の仲間であるはず。
何故お師さんをさらうのか、こんなことをしてどうなるのか。
そうたずねてもまったく動きを見せない銅朱。
しかし風助はその時やっと銅朱のことをかつて友達と呼んだ人間だと気がつきます。
何でこんなことをしたのか風助にはわかりません。
ここまでやれば十分だろう、ほかの干支忍全員を敵に回してもやりたいことがあるのか?
そう語りかけても一切応じることのない銅朱を見て、ついに風助は決心します。
その実力を持って、お師さんの居場所を聞きだす決心を!

お師さんはどこだとと言う質問に対し、そんな無駄なことを聞いてどうすると答える銅朱。
そして同時に体から、干支忍が本気で戦うときに立ち上ると言う勝身煙が猛烈な勢いで噴出しました!
それを見た風助もまた、返ってくる答えを知りながらももう一度お師さんの居場所を尋ねつつ、勝身煙を放出するのです!
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当然返ってくるのは答えではなく、激しい攻撃でした!!
強烈な炎の渦を、空風掌で散らしながら反撃を試みる風助。
銅朱は空炎乱でそれを迎え撃ちます。
風助はすかさず激しい風を放ち、一気に炎を沈下!
激しい渦に飲み込まれる銅朱ですが、それも気合一閃霧散!
ジャンプして銅朱の攻撃から逃れる風助ですが、空中にいる状態では格好の的。
空炎弓で狙い撃ちをされてしまいました!
拳で次々打ち消していく風助ですが、それもやがて限界に。
ついに地面に倒れてしまうのです。
それでも立ち上がり、戦おうとする風助。
ですが消耗も激しい今の状態では何もできず……
ついには風助の放つ風は弱まり。
倒れ伏してしまうのです……
頼みのほかの干支忍たちは、いまだ気絶していたり、断ったり歩いたりするのがやっとと言う有様で、到底助けが期待できる状態ではありません。
銅朱は、別れを告げたとはいえやはり風助をかけがえの無い友達と見ていたようで、「今度は違う形で会おう」と感傷的な表情をほんの僅かに浮かべます。
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その言葉は、おそらく今生の別れを告げる言葉なのでしょう。
ひときわ大きな炎を立ち上らせ、風助へと……!!

と言うわけで、いよいよ最終決戦となる本作。
風助はここから逆転し、勝つことができるのか?
炎の龍はなぜ銅朱の前に姿を現したのか?
恍然宗を率いていた、水鳩はどうなるのか?
すべての決着がつくのです!!

長い長い空白期間を経て、ついに完結した「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」最終第12巻は全国書店にて発売中です!
ついに実現する、干支忍勢ぞろいの絵が描かれる本作。
今巻で決着となるわけですが、ファンとしては是非このあと行われる戦争をおさめる為の戦いや、第一次忍空戦争を描く「THIRD STAGE(仮)」の連載を期待してしまいますよね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


忍空―SECOND STAGE 干支忍編― 12 (ジャンプコミックス)
集英社
2011-11-04
桐山 光侍

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本日紹介いたしますのはこちら、「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第11巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行、ウルトラジャンプにて連載されています。

作者は桐山光侍先生。
今までの本作は「桐山光侍」のテーマにて紹介しておりますので、そちらのほうもよろしければご覧ください。

さて、前巻で恍然四天王との戦いが更に激化し、辛くも甫瑠辺(ホルヘ)を倒した風助たち。
ですが、次なる四天王雌流棄(メルキ)は追い込まれたところでなんと自爆!
激しすぎる爆発に戦っていた青馬と緑里は巻き込まれてしまい、その安否が気遣われるところですが……

緑里と青馬は生きてこそいたものの、すぐに動き出せるほど軽いダメージではありませんでした。
風助は2人にゆっくり休んでいろと言い残し、先に進むことにしたのです。
残る四天王は2人。
その一方、磨阿狗(マアク)は雌流棄の最期を部下から聞き、やりきれない思いに打ち震えています。
そこに壁をブチ破って現われたのは
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なんと後の12番隊隊長、黒楼!!
登場から15年以上の時を経て、ついに黒楼の戦闘が繰り広げられることとなったのです!!

四天王の仲間、雌流棄が非業の最期を迎えたことで一生で一番と言い切るほど苛立っている磨阿狗。
ですが苛立っているのは黒楼も同じです。
忍空の仲間達を痛めつけられたのは、一見他人に興味がなさそうにも見えるクールな黒楼の心を震えさせていました。
そのピリピリした空気の中、最初に攻撃を仕掛けたのは黒楼。
怒りに呼応するかのように震えだす大地。
振るえとともにやってきたのは凄まじい濁流でした!
そしてその濁流は勢いはそのままに磨阿狗だけを飲み込んだのです!
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地面に倒れこむ磨阿狗。
流石四天王、すんでのところで直撃を免れ、致命傷には至らなかったようです。
しかしこのまま押し切ってしまえばおなじこと。
黒楼は追撃を仕掛けようとするのですが、ここで彼の病が顔を出してしまいました。
ゴホゴホと血の混じった咳をしながらうずくまってしまう黒楼。
そこへ戦いの音を聞きつけて風助がやってきました。
ここまできてくれた黒楼に感謝しつつ体を気遣う風助。
黒楼はすっかり一人前になった風助に立派になったなと優しい声をかけます。
ですがその声とともに、黒楼は何故か風助に技をかけるのです!

それは風助に手出しをさせないためでした。
ムクリと起き上がってくる磨阿狗は闘志満々。
咳こむ黒楼に対し、病気の体で水遊びは毒だろうと軽口を叩きながら、おのれの能力を披露しはじめました。
磨阿狗の能力は
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「電撃」!
本来は接近して感電させるのですが、これだけ水があれば好都合だと凄まじい電撃を水に走らせます!!
自分の操っている水を伝ってきた、高威力の電撃を食らってしまった黒楼は大ダメージを追ってしまいました。
ですがそれによって風助にかけていた技の効果が弱まり、すかさず風助が助太刀に入ることができたのです。
出来ることなら殺したくないが、それ以上やったら殺してでもとめる。
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背後をとったうえに他人の命のやり取りに割ってはいる、そんな風助らしからぬ取引を持ちかけたものの、磨阿狗もまったく引かず。
やれるものならやってみろとただならぬ気迫を見せるのです!
ただ、黒楼もまたここで終わるようなタマではありません。
風助と磨阿狗の間を再び激流で割り、立ち上がって見せたのでした!

自分達がここに来たのは師を助けるため。
こんなところで遊んでいるヒマがあるなら一刻も早く助けに行け。
並ならぬ闘志を見せる黒楼は、それでも心配で身動きの取れない風助を後押しするかのように新たな技を繰り出します。
一気に形勢を逆転させるほどの凄まじい技を披露した黒楼ですが、それでも磨阿狗は立ち上がり……
このゾンビのようなタフネスを誇る磨阿狗に、病身の黒楼は打ち勝つことが出来るのか?
そんな不安がよぎる中、悪夢は更に連鎖!
その場に最後の四天王、伽幅於(かのお)が乱入してきたのです!!
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一刻を争う急場で、ただでさえ超強力な四天王が2人そろい踏み。
その上黒楼はいつ倒れてもおかしくは無いフラフラ状態。
絶体絶命の状況をどう切り抜けるのでしょうか!!
大ピンチの中、なにやら物凄く臭い匂いが漂ってきたようですが、
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これはまさか……!!

と言うわけで、対恍然四天王戦も佳境に入ってきた今巻。
戦いはまさにクライマックス!
臭い匂いのもとも姿を現しまして、久々の大活躍が期待できそうです!
更に今まで謎に包まれてきた、何故赤雷に竜が見えず、銅朱に龍が見えているのかと言った謎も明らかに。
そしてやっぱり謎の多い銅朱の素性や、風助との意外なつながりなども明かされ、最終決戦の機運はますます高まってきました!!
漂う激戦と悲しいドラマの予感に、これからの展開からますます目が離せなくなっちゃいますね!!

大詰め近しの「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第11巻は大好評発売中です!
ピンチの時の助っ人と言う少年漫画の王道的展開も楽しめる本巻。
黒楼の戦闘シーンも含め、前作からのファンは胸が熱くなること必至ですよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


忍空―SECOND STAGE 干支忍編― 11 (ジャンプコミックス)
集英社
2011-05-02
桐山 光侍

amazon.co.jpで買う
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本日紹介いたしますのはこちら、「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第10巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行、ウルトラジャンプにて連載されています。

作者は桐山光侍先生。
本作は「桐山光侍」のテーマにて紹介をまとめておりますので、よろしければそちらもご参照ください。

さて、第9巻でいよいよ始まった恍然宗と風助たちの最終決戦。
黄純、林慶が時間を稼いでくれたおかげで風助は火瑠と山吹、そしてヒロユキの4人で恍然宗四天王の待ち構える求煉の塔の内部へと入り込みました。
ですが火瑠が1人分断され、四天王の甫瑠辺(ホルヘ)と一対一で戦うことに。
火瑠と甫瑠辺の意外な関係なども明かされた大激戦。
追い込まれた火瑠は起死回生の一撃、空霊魂を甫瑠辺に直撃させたのでした!

今の恍然宗は間違っていると知り、戦う立場である火瑠。
ですがそれを知りながらも恍然本来の教えはいまだ信じ続けている彼は、ここまで追い詰められた忍空戦は初めてだったが、それを乗り切れたのも恍然のお陰だと先人達に感謝の意を表します。
それでも今は一刻も早く風助と合流せねばならないと歩き出すのでした。
ところがまだ戦いは終わっていなかったのです。
完全に最大奥義が決まったにも関わらず、立ち上がって「これで終いか?」と聞いてくる甫瑠辺。
忍空技を出す暇すらない凄まじいスピードで、凄まじい威力の攻撃を2度、3度と火瑠に叩き込みました!
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壁が砕け、床に穴が開き、立像も倒れる壮絶な攻撃を食らった火瑠は瓦礫の下へとうずもれ、ピクリとも動かなくなってしまうのです……

勝利を確信し、その場を去ろうとする甫瑠辺。
ところがその瞬間、転がっていた立像が動いたではないですか。
直後、立像の下の床が砕かれ、そこから1人の人影が飛び出してきました。
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やってきたのは風助です!
倒れた火瑠の姿を見つけ、激怒する風助。
ですがその時火瑠の腕がかすかに動きました。
そこで風助は瓦礫を吹き飛ばしてすぐさま救助に。
すぐ手当てをしてやるから待っていろと火瑠に告げ、甫瑠辺のほうへと向き直ります。
風助VS甫瑠辺の開幕……かと思われましたが、火瑠の様子が変です。
先ほど倒れた立像のほうへと這いよって行くではないですか。
そういえばその立像のやたらシンプルな顔はどこか火瑠を思わせる造形。
火瑠はその忍空力を使い、その像が建立したときにこめられた想いを知りました。
再びこの地で無益な殺し合いが行われないよう祈りを込め、十数年の月日をかけてついにこの像が完成した。
この像は私の最愛なる者の顔だ……と。
そのとき火瑠の目に飛び込んできたのは、立像の背中に刻まれた「火涼」……自分の、そして甫瑠辺の父の名前!
父の平和への想い、そして自分への愛。
人の祈りなどの力を霊力に変えて使うことの出来る火瑠に取っては最高の糧となるに違いありません!
今までにないほどの巨大な力を発揮する火瑠!!
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正真正銘、激戦の終止符を打つ最後の奥義が放たれます!!

その激戦を終えた後、風助たちの下へ心強い援軍が到着します。
未忍の「植物の緑里」と、
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申忍の「雷鳴の青馬」の2人です!
この干支忍編初期に出てきた干支忍2人がついに本格参戦!
そして青馬の方は早速四天王の1人と戦闘することに。
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その相手とは四天王唯一の女性、雌流棄(メルキ)。
強力な能力に悲しい過去、そして恐ろしいまでの覚悟を持ったメルキを相手に青馬は大苦戦!
果たして青馬は雌流棄を倒すことが出来るのでしょうか!?
対四天王、第2戦の決着も間近です!!

と言うわけで、恍然四天王との戦いが描かれる今巻。
続々と終結する干支忍の面々に、昔から読んでいるファンは興奮を隠し切れません!
そして相手となる四天王も予想以上の実力と重い過去を持っており、バトルもドラマも盛り上がっております!
更に残り2人の四天王の実力なども気になるところ。
物語の鍵を握る水鳩、お師さんをさらった銅朱の動向と合わせて眼が離せません!
ついでに置いてけぼりになっている山吹やヒロユキはどうなったのかもちょっと注目ですね!
更に巻末の次巻予告では、旧セカンドステージにチラッと登場したきりのあの干支忍の登場が示唆!
いよいよもって干支忍の集結が楽しみになってきますね!!

干支忍VS四天王が盛り上がりをみせる「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第10巻は全国書店にて発売中です!
表紙にいる藍朓は一コマも登場しない今巻。
橙次と併せて再登場が待たれるところですね!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


忍空―SECOND STAGE 干支忍編― 10 (ジャンプコミックス)
集英社
2010-11-04
桐山 光侍

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本日紹介いたしますのはこちら、「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第9巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行、ウルトラジャンプにて連載されています。

作者は桐山光侍先生。
本作の今までの記事は「桐山光侍」のテーマにてまとめておりますので、そちらもあわせてご覧くださいませ。

第8巻でついに明らかにされた寅の干支忍。
風助と共に師の召集場所へと向かいます。
同時に恍然宗との最終決戦も確実に近付くなか、師の下へ魔の手が降りかかるのです……

と言うところではじまる第9巻。
ひとり座禅を組む干支忍たちの師、麗朱。
そこに夜叉連合の第一長官であり、同時に辰の干支忍である銅朱が現れました。
全ての干支忍の技が使える麗朱は逆に言えば一つ一つが浅く、一つの技……辰の忍空技を極めた銅朱には敵わないと名言。
ここで死ぬか、大人しく自分についてくるかの二択を迫ります。
少し考えた後、顔色一つ変えずについていく方を選んだ麗朱。
こうして麗朱は夜叉連合にとらわれてしまうのでした。

黄純や林慶と合流した風助たち。
そこに紫雨からの手紙が届きます。
その手紙によって麗朱がとらわれてしまったことを知り、同時に干支忍が1人敵側にいることを知りました。
なくなっていた地図も紫雨によって再入手し決戦の地へと急ぐのでした。
そんな風助たちの様子を窺っている人物が1人。
その手に地図を持っているその男……
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はっきりとは見えませんが、見覚えがあるような。
この謎(?)の人物も含め、物語は大きく加速するのです!

水鳩の指図によって恍然の聖地と言われる「求煉の塔」へと終結する「恍然四天王」。
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そしてこの求煉の塔こそ麗朱が捕えられている場所です。
銅朱と水鳩、恍然四天王。
風助と干支忍たち。(あとヒロユキ)
多くの猛者たちがひとところへ終結!決戦の火蓋が切って落とされました!

風助たちが着くなりあたりを包囲するように現れた恍然宗の聖僧クラスのつわもの達。
全員が「技」をつかう手練で、まともに戦えばダメージは避けられません。
そこで相手の五感を奪う「技」、それに対抗しうる忍空技を持つ
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黄純が1人で食い止めることを宣言!!
「俺に任せて先に行け」という近年あまり見かけないすがすがしいまでの少年漫画王道展開です!!

求煉の塔に入ると、今度は目の前の扉が突然閉まり始めました。
あわてて中に入るとそこは大広間で、そこの2階のような場所から大勢の恍然宗が銃を構えて狙っているではないですか!
先に進む扉も閉まり始めており、ここで足止めして一網打尽にしようと言う狙いの様子。
ここで一肌脱いだのが体を金属のように固くできる忍空技を持つ林慶でした!
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勝手に閉まっていく扉を怪力でおしとどめつつ降り注ぐ銃弾をはじき返していく林慶。
風助、山吹、火瑠の3人を先に行かせて自分ひとりで残るのでした。

3人になってしまった風助たちは
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より慎重に(?)すすもうとするのですが、考え事をしていた火瑠はひとり選考して先に進んでしまいます。
気付いた火瑠はあわてて戻ろうとしますが、そこに
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恍然四天王の1人、甫瑠辺(ホルヘ)が登場!
同門である恍然宗と戦うのにためらいも見せる火瑠ですが、今の恍然は自分の知っていた恍然と違う方向へ向かっているとその悩みを払拭。
四天王VS干支忍、そして恍然VS恍然の激戦が始まります!!

というわけでいよいよ幕を開けた恍然宗と干支忍との最終決戦。
これで干支忍側の戦闘要員は風助のみ、そして恍然側は四天王3人+銅朱とかなり厳しい状況に陥っています。
ですがこういう窮地にこそ離れ離れになっていた橙次と藍朓がやってきてくれるはず!
更に先ほど姿をちらりと見せた謎の男が読者の予想通りの男だとしたら……数はぴったり合います!
盛り上がっている最終決戦が更なる盛り上がりを見せることは必至!
ますます目が離せないというものです!!

ウルトラジャンプ連載にもかかわらず、少年漫画らしい大熱戦が繰り広げられる「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第9巻は好評発売中です!
遂に旧連載の刊行巻数に並んだ本作。
正直全作の最後のあたりはかなり大変そうに描いている印象を受けましたが、今回は今もなおノリにノって描かれている感じです!
このシリーズ終了で完結なのか、この後干支忍が揃って活躍したと思われる「天下分け目の一戦」シリーズを始めるのかは定かではありませんが、とにかくクライマックス!
見逃すにはもったいない盛り上がりを迎えております!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


忍空―SECOND STAGE 干支忍編― 9 (ジャンプコミックス)
集英社
桐山 光侍

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本日紹介いたしますのはこちら、「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」第8巻です。
集英社さんのジャンプ・コミックスより刊行、ウルトラジャンプにて連載されています。

作者は桐山光侍先生。
桐山先生と本作の今までの紹介は「桐山光侍」のテーマにてまとめておりますので、お暇などございましたらご覧くださいませ。

第7巻では苦戦の末強敵、阿武礼由を撃破した風助。
再び旅を再開した風助と山吹ですが、目指す「虹を翔る銀嶺」の手がかりである地図のかけらが盗まれてしまいます。
盗んだ男はどうやら恍然宗の関係者のようで……

盗まれた地図を捜索する風助たちですが、竹林に打ち捨てられていた本などの荷物は発見するものの肝心の地図は見つかりません。
困り果てる風助たちですが、そこに戌忍の紫雨からメッセージが届きました。
そこに書かれていたのは、紫雨が行っている干支忍探しの目処がついたこと、風助たちを新たな刺客が狙っているらしいということ、そして寅の干支忍がどうやら近くにいるということです。
それを見た風助たちは、とりあえず刺客がやってくる前に地図を取り返そうと考えるのでした。

その地図を奪った男の名は亜裂駆子(アレックス)。
元恍然宗の大僧正にまで上り詰めた男ですが、盗み癖と協調性にかけるひねくれた性格のため追い出されるように恍然宗をでたようです。
たずねてきた恍然宗の使いの「苦境に立たされているので過去のことは忘れて力を貸してくれ」という願いもあっさりと却下する彼ですが、使いの者も彼の性格を踏まえて上手く立ち振る舞い、最終的には風助たちへの新たな刺客となるのでした。
使いの者に始末する相手……風助たちの人相書きを渡される亜裂駆子。
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……すばらしすぎる出来の人相書きですが、なにせつい先ほど当人達から荷物を盗んだばかりなだけにピンと来た様子。
きっとこの荷物を取り返しに来る、とゆっくりと待ち伏せをするのでした。

風助と分かれて荷物探しをしていた山吹、さっぱり見当たらず途方にくれているとまたも紫雨からの手紙を見つけました。
山二つ越えた村の干物屋の前に荷物があったから急いでとりに行ったほうがいい、風助も先に向かっている……というメッセージに従って素直に急ぐ山吹。
ですがザ・方向音痴の風助が1人でそんな遠方に無事たどり着くのか、という不安は拭えないわけで……

そして風助は期待(?)どおり、やっぱりまったく逆方向に進んでいたのでした!
ところがその逆方向にあった村に捜し求めていた荷物があるではないですか。
わけも分からぬまま荷物に駆け寄る風助ですが、そこに待ち伏せているのは亜裂駆子。
彼の「手を触れずに遠くの物体を弾けさせる」能力が風助を襲います!!

村の只中で始まってしまった戦闘。
村に住む人々も巻き込んでしまい、風助は場所を変えようと持ちかけます。
が、
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徹底してひねくれた性格の亜裂駆子は村人が巻き込まれようと、子供に腹いっぱい食わせてやりたいという願いを込めて作られた畑とその作物を滅茶苦茶にしようとお構いなしで攻撃を仕掛けて来るではないですか!
人々を巻き込まないように、と考え思うように動けない風助は劣勢に立たされてしまいます。
大ピンチ!!という場面で突然伸ばされた救いの手!!
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それは意外すぎる素性(と風貌)を持つ、寅の干支忍でした!!

とうとう姿を現した寅忍。
連載開始から実に16年、当時一体誰が全員そろうまでこれほどの時間がかかると思ったでしょうか!
……いや、干支忍編始まる前までは「一生そろわないだろうな」と思っていた方は多いでしょうけど……
これで話的にはまだまだではあるものの、漫画的に必須だった干支忍全員の顔見せ(紫雨の顔は見えませんけど)が終了。
いよいよストーリーも佳境に入る準備が出来たわけです!
今後の鍵を握りそうな謎の人物、水鳩の登場や、今まで以上の力を持つらしい恍然四天王の存在、怪しく蠢く銅朱、始まるであろう忍空VS恍然の最終決戦の予感……この巻で既にこれだけのクライマックスの準備が進められており、先が楽しみになるばかりです!

ストーリーの盛り上がりもさることながら、ギャグも少な目ながら相変わらず飛ばしております。
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さすが橙次!モヒカン+全裸とか、もう色々な意味で敵なしですな!!

ますます盛り上がりを見せる、「忍空 ~SECOND STAGE 干支忍編~」最新第8巻は好評発売中です!
ついに実態が明らかになった寅忍をはじめ、物語もギャグも見所満載!
今後やってくる最終決戦も更なる盛り上がりは必至で、まさに目が離せませんよ!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!





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