3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

カテゴリ: 西条真二

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本日紹介いたしますのはこちら、「鬼の作左」第2巻です。
メディアファクトリーさんのMFコミックスフラッパーシリーズより刊行されています。

作者は西条真二先生。
本作第1巻の紹介等は「西条真二」のテーマにてまとめておりますので、よろしければそちらもご覧くださいませ。

さて、徳川家康の忠臣であった、本多作左衛門重次を主役に据え、その破天荒な生き様を描いている本作。
前巻では秀吉だろうと主君だろうと、圧倒する忠義を見せ、あの信長ですら一目置かざるを得ない豪気ぶりを見せ付けました。
今巻ではどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?

まだまだ幼い少年ながら、並ならぬ頭脳を見せ、自分を殿に推挙しないか?と作左に提案してきた大久保平助。
作左もまた平助の才能を見抜き、次の三河を背負う人材として育てる決意をしました。
全三河を統一するための戦に借り出された平助は、口では強がりながらもそこはまだ六歳の子供。
戦果として部下達が持ってくる生首に恐怖を禁じえず、思わず戻してしまうのです。
ですがそこで作左の教育が始まるわけで。
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勝ち負け関係なく死人が出るのが戦。
「文」でなく、「武」での奉公を目指すと言う平助だが、どちらだろうと戦場には出てもらう。
自分は平和など見たことは無いが、きっと世で一番戦を憎んでいるであろう家康がきっと招いてくれるはずだ。
その為に戦って戦って戦い抜き、主君の望みを叶える。
それこそが奉公である!
作左の熱のこもった弁に、平助も負けじと対抗。
6歳の身でありながら、生首など屁でもない、奉公なら誰にも負けないとはっきり意思表示をしたのです。
その平助の表情を見た作左はにやりと笑い、そうでなくてはいけないと平助を認めるのですが、同時にこの三河を統一する戦が終わったら新たな強敵が現れるから、生首に驚いている暇はないと釘を刺しました。
その強大な敵とは誰なのか?
次に戦わねばならないその強敵とは……
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戦国の巨獣、武田信玄です!!

武田信玄と言うと、現在の調査では鎧の大きさからって150センチ強だとか、肖像画の扇子から考えて160センチ強だとか、諸説あるものの大体160センチくらいと言うことになっているようです。
ですがこの「鬼の作左」で出てくる信玄は、なんと身長七尺!ざっくりいって210センチ!!
しかも趣味が
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釜茹でにした絶命寸前の断末魔の叫び声を聞くこと……とのことで、今まで様々な作品に出てきた信玄像の中でもトップクラスの「怪物」として描かれています!!
そして三河の主が家康になったと言う話を聞くと、
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釜茹でにしてみたい、と鬼の形相で高笑いする見事なヒールぶり!!
その上、家康陣営が攻め落とすことになっていた遠江に、約束を破って進行を始める信玄さん。
その目的は、領土の拡大とかの普通の理由ではないのです。
真意を明かしてくれたのは、なんとその信玄の狂い振りを恐れてそっと抜け出してきた部下!
残虐な殺戮を強いてくる信玄はもはや病気。
「骨の砕ける音を聞きながら眠りたい」「馬のひづめで敵将の頭を踏み砕くのが趣き深い」などと日ごろ漏らしている信玄は、とにかく「戦がしたい」から約束を破って遠江に侵攻をしたんだと言うのです!!
無残な犠牲を生まないためにも、戦わずして傘下に入ってくれ、と遠江に来た信玄の部隊を追い払いに来ていた作左に訴える部下達。
それも決して相手をなめていっているわけでなく、本気で心から言っていることに流石の作左も戸惑います。
ともかくあの鬼作左が戦わずして降伏を選ぶことなどありえないわけで。
当然申し出を断る……前に、その場に現れたものがいました。
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巨獣、信玄その人です!!
敵の総大将が何故こんな最前線に来ているのか?
いうまでもなく、戦がしたいからでしょう!
戦いに飢えた、羆を超える巨躯を持つ信玄はまさに化け物以外の何の形容詞も浮かばない化け物!!
振り下ろした刀は、それを防いだ刀をやすやすとへし折る常識はずれの威力を持っています!!
果たして作左はこの化け物に一矢報いることができるのでしょうか!?
巨獣信玄と、戦国最強の呼び声も高い武田軍を相手に、作左決死の戦が幕を開けることとなるのです!!
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というわけで、あの武田信玄との戦いが描かれる今巻。
で、この武田信玄、本作のラスボスとなります。
つまりこの第2巻で完結!
鬼作左を語る上で避けて通れない、焼き殺すも残念ながら文章で描かれるのみなのです!!
本作の信玄は、ラスボスにふさわしい超強キャラ&ヒール振りを見せてくれているのですが、ここでの終了は残念としか言い様がありません……!
それでも、作左の忠義、豪放さは西条先生らしいエネルギッシュな描写でバッチリ描かれており、見所は十分。
化け物信玄も強烈なキャラを持ってまして、楽しめることは確実ですよ!!

作左の型破りな活躍が描かれる、「鬼の作左」最終第2巻は全国書店にて発売中です!
西条先生による作左の大暴れもこれで見納め。
物語全体にあふれる、パワフルな勢いを堪能すべしです!!
さ、本屋さんに急ぎましょう!!



第2巻であえなく終了となってしまった本作。
くしくも先日、西条先生の「キガタガキタ!」も終了となってしまいましたが、そちらは最終第5巻の発売予定が消えてしまっています。
本作と間を空けず最終巻が出る予定だったのに……超不安!!
秋田書店さん、マジお願いしますよ!!


鬼の作左2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
メディアファクトリー
2011-07-23
西条真二

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本日紹介いたしますのはこちら、「キガタガキタ!~『恐怖新聞』より~」第4巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、週刊少年チャンピオンにて連載されています。

作者は西条真二先生。
本作の紹介は「西条真二」のテーマでまとめておりますので、よろしければそちらもあわせてご覧ください。

さて、恐怖新聞に取り憑かれながらも、知恵とクソ度胸で抵抗する冥の日常を描く本作。
恐怖新聞の予言を覆すことで嘘の記事を載せたからと購読料の踏み倒しをしていく冥、その奮闘の中でいろんな女の子に好かれたりもして、それなりに毎日を謳歌しているようです。
問題はその冥を好いてくれる女の子がそろいもそろって皆クレイジーなことなんですが……!!

基本的には一話完結のお話が展開するこの作品ですが、今巻では前中後編で構成されている中編が2話も収録されています。
いつもどおり冥が一人で、知恵と文明の利器を使用して悪霊と対決する「アクザー」も非常に面白いエピソードなのですが、今回はもうひとつのエピソード、「百鬼夜行」を紹介したいと思います!

物凄い表情で「キガタ、パンツだよ」とスカートをめくって見せてくる妖湖さん。
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つい視線をやってしまう冥ですが、今回は嘘でございました。
実はスパッツをはいてますと挑発(?)してくる妖湖さん、冥に一緒に帰るお誘いをしてきました。
冥は「今日はダメだ」ときっぱり断るのですが、あっさり引き下がる妖湖さんじゃあありません。
がっしりと腕を組み、強引に二人で帰宅するのでした!

いつも不気味なものを身に着けている妖湖と、心霊少年冥。
ある種お似合いのカップルだなと囁かれている二人ですが、実際はそんなのんびりした関係ではないのです。
妖湖が急にいっしょに帰ろうと言い出してきた理由。
それは冥に念押しをするためだったようです。
妖湖だけでなく、加世や真洞と仲良くやっている冥。
3人のうち誰を選んだとしても、残った2人が冥を許さないだろう……
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だから良く考えて行動しろよ、と笑いながら恐ろしい言葉を告げる妖湖。
別に誰かを選ぶつもりなんて無い冥ではありますが、この状況が厄介すぎると言うことだけは痛いほどわかるのでした。

そんな2人の帰り道、道を尋ねてくる男性に出会いました。
その男性、ここは日光街道か?と紳士的にたずねてきたのですが……
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悪霊なのが玉に瑕。
冥は杏子の悪霊に出会うことを恐怖新聞で知っていたため、一緒に帰るのを断ったと言うわけです。
相手は悪霊と言えど話は通じるようですし、なによりあらかじめ出会うことを知っていた冥は落ち着いて対処。
ここは水戸街道だ、おそらく千住の分かれ道で間違えたんだろうと当たり前のようにアドバイスします。
コリャやばい、主君に報告しなきゃとざわめく悪霊は、ちょっと一緒に来て事情説明してくんない?と冥にお願い。
袖にしたら何されるかわかりませんから、冥は大人しく従うのです。
こうなったらもう逃げられない、と冥が覚悟を決めるしかないほど強力な悪霊の主君。
それは何と言うことか、誰もが知っている超ビッグネーム
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石田三成!!
ノリにノッてた頃の世紀末覇者か、初登場時の三号生筆頭かと見紛うばかりに巨大な体躯を持つ三成、その体躯に見劣りしない力も持っているようです。
彼は怨霊となった今も力を蓄え、家康に一矢報いるため日光へ向かっているとのこと。
ですが今の道はいまひとつわからないようで、冥に道案内をさせることにした三成。
もちろん断ればそりゃもう酷いことになるでしょう。
冥はやむなく三成の進軍を先導することに。
ちなみに恐怖新聞に予告されていたのはここまでで、これからどうすれば窮地から脱出できるかのヒントのようなものは一切ありませんでした。
妖湖はと言うと、目的のために手段は選ばないと言う点で三成と気が会うようで、願い事がかなうお守りなんかまでもらってのん気に歩いております。
このまま目的地まで案内してさようならと言うことになれば万々歳なわけですが、目的のため手段を選ばない人があっさり解放してくれるはずもなく。
目的地につくまでもなく、冥は人質として、三成軍の盾として利用させてもらうと宣言する三成。
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ぐいっと鷲掴みにされてしまう冥、いきなり大ピンチです!!
果たしていつも以上に強力な怨霊に対し、冥は太刀打ちができるのでしょうか?
妖湖さんの動向は?
本作史上最大の大物霊が登場するこのエピソード、必見です!!

というわけで、注目の中編が2本収録されている本作。
その他短編も用意されていまして、そっちもどれをとっても注目作となっています。
またまた恐怖新聞の亜流が登場する「不幸新聞」、冥の知らないところで仲間ができる「七番目の恩返し」をはじめ、何より注目なのは「教育委員」!!
昨今の漫画規制に一石を投じたかったのでしょうか、無理やり子供を押さえつけて言いなりにさせようとする教育委員が登場しするこの話。
出てくる教育委員が
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「火神州(アグニス)」「鎌塚和代(カマヅカカズヨ)」「鳩管連宝子(ハトカンレンホウコ)」「内海青(ウツミアオ)」と、いつものアレなパロディも盛り込まれているのです!!
いろいろアレな彼女達がこの作品でどんな扱いを受けるのか?それは是非あなたの目でご確認を!!
……とりあえず西条先生、結構頭に来てたっぽいですね……!

ビッグネームの怨霊と出会ってしまう、「キガタガキタ!~『恐怖新聞』より~」第4巻は好評発売中です!
冥を狙う三人娘の動きも気になる本作。
他の二人の出番が無い中、3話構成の中編で出ずっぱりになった妖湖さんが一歩リードと言ったところでしょうか!?
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


キガタガキタ!?「恐怖新聞」より? 4
秋田書店
2011-06-08
つのだ じろう

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本日紹介いたしますのはこちら、「キガタガキタ!~『恐怖新聞』より~」第3巻です。
秋田書店さんの少年チャンピオンコミックスより刊行、週刊少年チャンピオンにて連載されています。

作者は西条真二先生。
本作をはじめとした西条先生作品は「西条真二」のテーマにて紹介をまとめておりますので、よろしければご覧ください。

さて、恐怖新聞に魅入られた鬼形冥が、そののろいに真っ向から立ち向かう本作。
原作である「恐怖新聞」のもつ独特な陰鬱さはどこへやら、西条先生らしいエネルギッシュなホラー漫画になっております。

悪霊の非道を蹴散らして行く冥ですが、なんだかんだと一癖も二癖もある女性キャラに気に入られてしまい、素直に喜べないハーレムを構成。
その癖の強い女性キャラ(?)のなかで代表的といえるのが恐怖新聞そのものでしょう!
新聞で出来た女性の姿で冥にまとわりついてくる彼女ですが、今回は彼女を敵視するキャラが登場する「虐殺新聞」を紹介したいと思います!!

夜空を翔け、いつものように冥のうちに向かっている恐怖新聞。
それはもう楽しそうな表情を浮かべる恐怖新聞ですが、空を飛んでいる彼女に声をかけてくるものがいるではないですか。
その声に振り向くと、
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小学生のいたずらのようにほっぺたに指が突き立てられました。
……と、思い来や、突き立てるどころかその指はものすごい勢いでほっぺたを貫き、恐怖新聞の顔をずたずたに破り去ってしまったのです!!
その声と指の主は「虐殺新聞」。
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恐怖新聞を見下ろしてそのまま未練を残さず成仏しろ、冥の命は自分が奪ってやると宣言したのです!
そして虐殺新聞はこう続けるのです。
私は相手に生きる権利を与えない、突然あらわれ確実に地獄へ送り込む、と!!

そんなことなど知る由もない冥。
まもなく0時だからと腰を上げ、おもむろに立ち上がって窓を開けました。
毎回新聞を届けられるたびに窓を割られちゃ破産だよ、と切ない経済状況をぼやきながら嫌々新聞を迎え入れる準備をするわけですが……
わざわざその開けていないほうの窓をぶち破って新聞が入ってくるではないですか!!
恐怖の対象であるはずの新聞に、ふざけんなバカ、わざわざ窓開けておいてやったのに何で閉まったほうから入って来るんだとものすごく正論の文句を言う冥さん。
何度いっても聞きゃしないんだろうけど……とまだまだ文句を続けるつもりのようですが、ここで恐怖新聞の様子がいつもと違うことに気がつくのです。
大きな牙の生えた口を大きく開き、さらに鋭い爪の生えた手で冥に襲い掛かってくる新聞。
あまりにもいつもと違うその様子に、冥はここで新聞が恐怖新聞ではないことがわかりました。
お前恐怖新聞じゃないだろとストレートに反論するのですが、当の新聞は
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私恐怖新聞だよ!信じてよ!となんか普通にアピールしてくるのです。
ですがいままで恐怖新聞がまともな会話をしてくれたことなどないわけで。
語るに落ちるどころか、言葉を発した瞬間に正体がばれた虐殺新聞に対し、冥はコタツの布団と天板でググイと押さえつけて動きを封じ込めてしまいました!
コタツとはいえただのコタツではないのか、あるいは冥がすごいがんばっているのか、まったく動きの取れない虐殺新聞。
それでも私に取り憑かれたものは確実に死ぬ、もっともっと人が死ぬのを見たい!と怨嗟の声を上げるのです!
更に虐殺新聞は、恐怖新聞は自分が殺した、だから自分がお前に取り付く、読んだ者は確実に死ぬ自分はドッペルゲンガーだ!!と思い切り暴れまわります。
しかし冥はまったくひるまず虐殺新聞の顔にお札を貼り付け、この新聞は所詮恐怖新聞の偽者、偽者が本物を殺せるはずがないと冷静に分析。
出て来い恐怖新聞!と叫ぶと、それに応えるかのように
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恐怖新聞が現れ、虐殺新聞を八つ裂きにしてしまったのでした!!

偽者にまで付きまとわれてはたまらないよと虐殺新聞を燃やす冥。
ですが虐殺新聞もまだ完全に消えたわけではないようで、このままでは終わらない、また会おうと捨て台詞を残します。
そして当然恐怖新聞もまだまだ付きまとっているわけで……
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結局冥の受難の日々は続くことになるのでした。

というわけで、またまた変な女性キャラに付きまとわれた冥。
恐怖新聞的な悪霊が他にも居た上、もしかしたら再登場もありうるという冥にとっては頭を抱えることになりかねない事件が起こってしまいました。
困った女性キャラと言えば今巻でも登場。
いろいろあって女幽霊を救い出すことになった冥ですが、その恩返しとして嫌だ、やめてくれと言うまで恩を返すよ!と付きまとう宣言をされてしまうのです!
その後まだ彼女は出てきていませんが、もしかしたらこういった付きまとっている(恐怖新聞以外の)女性キャラたちが冥の呪縛を解く鍵になったりするのかもしれません!
その冥ハーレムの代表的な三人娘はと言いますと、首と真洞の2人がそれぞれ前後編のエピソードで活躍を見せてくれます!
ヤンデレ大好きなあなたもこれで安心ですね!!
妖湖さんのほうのエピソードはありませんが、彼女もきっと今後の巻で活躍してくれるはず!
どちらかと言えばトラブルを巻き起こす側である彼女たちですが、冥の助けになってくれる日も……きっと……来るのでしょう……!!

新たな恐怖新聞の形が楽しめる、「キガタガキタ!~『恐怖新聞』より~」第3巻は好評発売中です!
珍しく恐怖新聞が登場せず、悪霊も出ないお話が収録されていたりもする今巻。
再登場キャラなども現れ、第1巻から通して呼んでいる方ならばよりいっそう楽しめる内容となっていますよ!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


キガタガキタ! 3―「恐怖新聞」より (少年チャンピオン・コミックス)
秋田書店
2011-04-08
つのだ じろう

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