3階の者だ!!

DEBがお送りするネタバレありのコミックス紹介ブログです。 短編物では一話にスポットを当てて、長編物ではこの後どうなるの?と言うところまで紹介しているつもりです!

カテゴリ : 平野耕太

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本日紹介いたしますのはこちら、「ドリフターズ」第2巻です。
少年画報社さんのYKコミックスより刊行、ヤングキングアワーズにて連載されています。

作者は平野耕太先生。
本作第1巻を含めた平野先生の作品の紹介は「平野耕太」のテーマでまとめさせていただきましたので、よろしければあわせてご覧ください。

さて、戦場で死の危機に瀕したとき、突然奇妙な場所へとたどり着いたかと思うと、そのまま異世界へとたたき出された島津豊久。
どうやらこの異世界には豊久と同じように突然連れてこられた境遇の人物がいるらしく、彼らは漂流者(ドリフターズ)と呼ばれているそうで。
そんなドリフターズの織田信長と那須与一とであった豊久は、協力することになりました。
その三人の前に現われたのはオクトなる機関に所属しているらしい、オルミーヌと言う名の女性。
彼女によれば、ドリフターズは廃棄物と呼ばれる存在を倒すために呼ばれたんだそうですが……?

廃棄物はただひたすらに破壊と殺戮を繰り返す異世界からの人ならざる訪問者。
彼らは軍勢を率いてこの世界を滅ぼさんとしているらしいのですが、人知を超えた能力を持つ彼らに対抗できるのはドリフターズだけなんだそうで。
オルミーヌは豊久たちに力を貸してくれと頼むのですが、信長は渋い顔。
なぜなら、オルミーヌの所属するオクトは軍を持っておらず、いざ廃棄物の軍と戦うことになったらその領地の領主に兵を借りようと考えていたからです。
歴戦の信長からすれば、そんなことを言われてホイホイ兵を貸す領主なんていないとの事。
じゃあどうすればいいんだと声を荒げるオルミーヌ。
その問いに信長はこともなげにこう答えるのです。
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「俺たちが国をとればいい」!!

信長たちは手始めについ先ほどたすけた(?)エルフの村に向かいました。
助けたと言っても彼らが半ば強引に助けたわけですが、助けられた方も手放しで喜べないようで。
彼らエルフは領主から奴隷のような扱いを受けているのですが、その領主が遣わした武官を豊久に煽られるまま殺してしまったわけです。
当然待っているのは報復。
仮にドリフターズのせいだと言う事で許されたとしても、その騒ぎで畑も半分焼けてしまい、税金を納めれば自分たちが食べる分がなくなってしまうことになります。
このままではどうしようもありません。
今もこの村には領主の放った討伐隊が向かっているはず、蜂起するしかないのではないか?
そんな声も出るのですが、戦ったことのない村人が性質が立ち向かったところで結果は火を見るより明らかです。
絶望ムードも漂う中、そこに乱入してきたのは豊久たち。
オルミーヌのくれた貼れば言葉が通じるようになる符(ホンヤクコンニャ符?)を使い、彼らを説得して仲間に引き入れ、国盗りの第一歩にしようとしているようです。
とはいえ今まで戦ったこともない者たちをたきつけるのは難しいはず。
しかし信長は、エルフ達が「数十年前人間達に攻め落とされて以来農奴として使われている」「長命で、本来自尊心の強い種族」であることだけを聞くと、いやらしく笑って豊久に耳打ちをします。
それを聞いた豊久は、信長は本当に嫌なヤツだと言いながらもその耳打ちどおりエルフ達を煽るのです。
恥ずかしくないのか、祖先に。
恥ずかしくないのか、子孫に。
お前達、国は欲しくないか、と!!
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その叱咤はエルフ達の心を揺さぶったようです。
彼らは豊久たちに戦い方を教えてくれと積極的に戦いに挑む気概を見せてくれます。
領主達が差し向けてくるであろう討伐隊が到着するまで、おそらく2~3日と言ったところ。
その間に戦の素人ばかりを率いて敵を片付けなければなりません。
僅かな時間と、心もとない兵。
この状況をどう打破するのか、島津の軍法を見せてくれ、と信長は豊久に無茶振り。
……といいたいところですが、こと戦に関しては大真面目な信長と豊久。
豊久にはしっかりと策があるようです。
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敵をこの村にすべて入れてしまう、と言う策が……!

討伐隊が村にたどり着くと、そこはもぬけのから。
井戸に糞尿が投げ込まれていたり、各家の土間とトイレの土が掘られてなくなっていたりと不思議な点もいくつかあり、ただ逃げ出したわけではなさそうだと言うことは彼らにもわかるようです。
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そんな彼らの様子を、高い木の上から窺っている豊久たち。
今宵あいつらを皆殺しにする、ことごとく首を取る。
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豊久は冷静に、冷酷な言葉を紡ぎます。
劣勢を覆す、島津の軍法とは?
豊久、信長、与一。
歴戦の勇士たちが見せる、壮絶な戦の火蓋が切って落とされるのです!!

というわけで、ドリフターズの戦いが本格的に始まる今巻。
廃棄物と戦うための国盗りに挑むわけですが、歴戦の豊久たちにとって雑兵同然のそこいらの兵たちなど相手にはならないでしょう。
本当の戦いはやはり、VS廃棄物と言うことになるでしょう。
廃棄物もその動きを本格化し始めています。
奇跡としか言いようのない奇跡を起こし、絶対のカリスマを感じさせる黒王。
そして様々な能力を持つジャンヌ・ダルク、ラスプーチン、アナスタシア……
そんなドリフVS廃棄物もいよいよ始動!
各地に散らばるドリフターズはいずれ集結するのか?
廃棄物たちの目的は?黒王の正体は?
その戦いを眺める「紫」と「EASY」とは何者なのか?
迫力あふれるバトルに中二心くすぐられる台詞回し、更に数多くの謎も用意された本作から、ますます目が離せませんね!!

1年ぶりの待望の刊行、「ドリフターズ」第2巻は全国書店にて発売中です!
物語の謎はまだ解明される様子すらないものの、物語は着実に進む本作。
謎解きはとりあえずおいておいて、豊久たちの繰り広げる策略+力任せの血みどろバトルを堪能するのもよろしいかもしれません!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ドリフターズ 2巻 (ヤングキングコミックス)
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本日紹介いたしますのはこちら、「ドリフターズ」第1巻です。
少年画報社さんのYKコミックスより刊行、ヤングキングアワーズにて連載されています。

作者は平野耕太先生。
先生の他の作品の紹介等は「平野耕太」のテーマでまとめさせていただきましたので、そちらもよろしければご覧ください。

さて、今作は今のところ異世界でのバトルものとなっています。
ですが良くある異世界に行って悪い敵のボスと戦うよ、と言う普通のそれではなく、様々な味付けのされた独自の設定が光る作品となっているのです。

西暦1600年、関ヶ原。
まさに今、天下分け目の大決戦の真っ最中です。
激戦の最中、島津義弘の率いる一団は撤退を余儀なくされます。
そんななか一秒でも長く時間を稼ぎ、1人でも多く逃がすために敵軍に突っ込むと言う道を選んだ男がいました。
義弘の甥、島津豊久です。
猛烈な勢いで敵軍に切り込み、大将の首を目指す豊久。
敵兵を次々となぎ払い、自らの体を槍で貫かれながらも敵大将を追いつめ、肩口に銃弾を打ち込むことに成功します。
ですが敵大将はその猛烈な勢いに戸惑い、退却を始めてしまいました。
死んでもおかしくない重傷を負い、馬も無い豊久ですが、体を引きずりながらそれでも敵大将を追い続けます。
日も沈み、激しい雨が降り注ぐ中、屍の転がる森をひたすら進む豊久。
ふと気がつくと、血なまぐさい森だったはずの周囲が
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不可思議な空間へと変わっているではないですか!
一本の長い廊下に無数の扉、そしてなにかの受付のような机とそこに座っている一人の男……

自体がまったくの見込めない豊久ですが、その男が突然呟いた「次」と言う言葉をきっかけに正気に戻り、目の前の男に対して思いつく疑問を次々に投げかけます。
ですがその男、質問には一切答えず手元にある「島津豊久」の名前が記された書類らしきものにペンを走らせました。
すると突然豊久は横にあった穴に引きずり込まれ、その場から姿を消してしまったのです!
そして残された男が「次」と呟くと、その空間にまた別の男が現れたのでした……

豊久が現れたのはなにやら山間のちょっとした草原のような場所。
先ほどの戦いでズタズタになった豊久は、力なく大地に倒れ付していました。
するとそこに2人の男が現れます。
なにやらどこの国の言葉でもなさそうな、不思議な言語を語るその男達は妙に耳が長く……
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漫画や小説を読む方々に広く知られるところの「エルフ」であるようです。
彼らは瀕死の豊久がうめく言葉を聞き、「漂流物(ドリフターズ)だ」と発言し、慌てふためきます。
彼らはなぜか怯えながら、漂流物ならば「廃城」に連れて行くしかない、とどこかへ豊久を連れて行くのでした。

その廃城とやらにたどり着くと、木の上からエルフたちに警告を投げかける人影が現れます。
それ以上城に近付けば殺す、振り向いても殺す、大声を出しても殺す……そんな物騒な警告の後、この場に来た用件を聞く人影。
エルフたちによるとその人影も漂流物なようで、仲間をつれてきたのだと豊久を指差すと、そこへ豊久を置いて帰れと指示。
すごすご帰っていくエルフたちを見送ると、人影は1人呟き始めました。
日の本の武者だ、と。
そう語るその人影、廃城の主らしき人物へその旨を報告。
豊久が生きていることを確認すると、主は手当てをするように指示するのでした。

豊久が目を覚ますと、そこには城の主が偉そうに座っておりました。
咄嗟に刀を抜き、城主へ突きつける豊久。
ですがその城主も同時に鉄砲を豊久へと突きつけています。
只者ではないらしい城主、豊久に対してお前は何者かと問いかけてきました。
むしろそれを聞きたいのは豊久の方なわけですが、城主の後ろに木瓜紋が記された布が飾り付けられているのを発見。
木瓜紋といえば織田家の証。
豊久は織田家の関係者なのかと城主に問い返します。
すると城主、関係者どころか
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自分こそが織田信長だと宣言したではないですか!!
ですが信長は関ヶ原の決戦の18年も前に死んだはず。
それが本当ならばここはやはり地獄で、この城主は信長を騙る鬼だと豊久は城主刀を切りつけます!
その間を割るように壁に突き立つ一本の矢。
やめろと言う言葉と共に現れた矢の射手は先ほどエルフに警告した人影でした。
そしてこの人影、なんと自分は
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かの那須与一であると宣言。
那須与一と言えば豊久の時代から見ても400年の昔の人物!
彼らもまた豊久と同じように、命の危機と言うところであの部屋へ導かれ、この世界へ放り出されたというのです!

理解はしきれないものの、彼ら2人の事情が自分と同じであるらしいことがわかった豊久。
信長の求めるままに、彼の死後の情勢なんかを教えていると、ふと何らかの臭いが彼の鼻を突きました。
いくさの臭い……この臭いがやってくるところは近くのエルフの集落のようです。
野党に襲われているようだと信長が呟くと、何の事情も状況も聞かず戦場へ走り始める豊久。
何がなんだか一切わからないが、自分は突っ走ることしか出来ないと突き進み始めたのです!
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そんな彼に興味が湧いたのか、追うように走り始める信長と与一。
豊久、異世界最初の戦闘の火蓋が切って落とされます!!

この後物語はほんの少しですが背景が明かされ始めます。
漂流物と敵対しているらしい「廃棄物(エンズ)」と言う集団の存在。
漂流物を送り込んでいる、例の部屋の謎の男「紫」と、廃棄物を率いているらしい謎の少女「EASY」の対立。
続々と現れる歴史上の偉人達。
廃棄物を指揮する怪しげな「黒王」……
謎が謎を呼ぶ展開は先が気になるにも程があるってモノ!
そんなストーリーを彩る平野先生ならではのスタイリッシュかつ迫力溢れる戦闘シーンや小粋なギャグの数々も健在で、様々な方面で読者を楽しませてくれるのです!
更に平野先生の単行本には恒例と言える頭のおかしいオマケ漫画やあとがきもバッチリ収録!
カバー下本体にまでしっかり描き下ろされていますよ!!

平野先生最新作、「ドリフターズ」第1巻は好評発売中です!
物語はまだまだ始まったばかりでまだまだ色々な材料が少ないのですが、なんだかワクワクさせてくれる展開であることは確かな本作。
ドラマにギャグにアクション、そして台詞回しと、平野先生節をたっぷりと堪能できる一冊となっています!!
さぁ、本屋さんに急ぎましょう!!


ドリフターズ 1巻 (ヤングキングコミックス)
少年画報社
2010-07-07
平野 耕太

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